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公開番号
2025135367
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024033174
出願日
2024-03-05
発明の名称
特定の周波数帯を補助的に上りリンクの通信に使用する端末装置、基地局装置、制御方法、及びプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
74/08 20240101AFI20250910BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】Supplementary Uplink(SUL)が用いられる無線通信システムにおける通信制御を適切に機能させること。
【解決手段】端末装置は、上りリンクと下りリンクの両方の通信が行われる第1の周波数帯において動作する基地局装置から、第1の周波数帯における所定の参照信号の無線品質が所定の閾値を超える場合に、上りリンクの通信のみが行われる第2の周波数帯でのランダムアクセスが許容されることを示す設定情報であって、所定の閾値を含んだ設定情報を受信し、第1の周波数帯において、所定の参照信号の無線品質を測定し、測定した無線品質が所定の閾値を超えることを条件に、第2の周波数帯でのランダムアクセスを実行する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
端末装置であって、
上りリンクと下りリンクの両方の通信が行われる第1の周波数帯において動作する基地局装置から、前記第1の周波数帯における所定の参照信号の無線品質が所定の閾値を超える場合に、上りリンクの通信のみが行われる第2の周波数帯でのランダムアクセスが許容されることを示す設定情報であって、前記所定の閾値を含んだ前記設定情報を受信する受信手段と、
前記第1の周波数帯において、前記所定の参照信号の無線品質を測定する測定手段と、
測定した前記無線品質が前記所定の閾値を超えることを条件に、前記第2の周波数帯でのランダムアクセスを実行する実行手段と、
を有することを特徴とする端末装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記設定情報は、前記基地局装置からブロードキャスト送信されるSystem Information Block Type1(SIB1)に含まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記設定情報は、前記SIB1に含まれる情報要素であるRACH-ConfigCommonにおけるrsrp-ThresholdSSB-SULとは異なる値を用いて、前記所定の閾値を示す、ことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記設定情報は、前記SIB1に含まれる情報要素であるRACH-ConfigCommonにおけるrsrp-ThresholdSSB-SULが、前記所定の閾値を示すか、当該所定の閾値とは異なる第2の所定の閾値を示すかを示すフラグを含み、
前記実行手段は、前記rsrp-ThresholdSSB-SULが前記第2の所定の閾値を示す場合、前記所定の参照信号の無線品質が前記第2の所定の閾値を下回ることを条件に、前記第2の周波数帯での前記端末装置によるランダムアクセスを実行する、
ことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
【請求項5】
前記所定の参照信号は、同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(SSB)であり、前記無線品質は参照信号受信電力(RSRP)である、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項6】
基地局装置であって、
上りリンクと下りリンクの両方の通信が行われる第1の周波数帯において、前記第1の周波数帯における所定の参照信号の無線品質が所定の閾値を超える場合に、上りリンクの通信のみが行われる第2の周波数帯での端末装置によるランダムアクセスが許容されることを示す設定情報であって、前記所定の閾値を含んだ前記設定情報を送信する送信手段を有する、ことを特徴とする基地局装置。
【請求項7】
前記送信手段は、前記設定情報を含んだSystem Information Block Type1(SIB1)をブロードキャスト送信する、ことを特徴とする請求項6に記載の基地局装置。
【請求項8】
前記設定情報は、前記SIB1に含まれる情報要素であるRACH-ConfigCommonにおけるrsrp-ThresholdSSB-SULとは異なる値を用いて、前記所定の閾値を示す、ことを特徴とする請求項7に記載の基地局装置。
【請求項9】
前記設定情報は、前記SIB1に含まれる情報要素であるRACH-ConfigCommonにおけるrsrp-ThresholdSSB-SULが、前記所定の閾値を示すか、当該所定の閾値とは異なる第2の所定の閾値を示すかを示すフラグを含み、
前記rsrp-ThresholdSSB-SULが前記第2の所定の閾値を示す場合、前記所定の参照信号の無線品質が前記第2の所定の閾値を下回ることを条件に、前記第2の周波数帯での前記端末装置によるランダムアクセスが許容されることが示される、
ことを特徴とする請求項7に記載の基地局装置。
【請求項10】
前記所定の参照信号は、同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(SSB)であり、前記無線品質は参照信号受信電力(RSRP)である、ことを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の基地局装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、特定の周波数帯を補助的に上りリンクの通信に使用するための制御技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電波の有効利用の観点で、特定用途に割り当てられている周波数帯域を他の用途にさらに割り当てることが有効である。例えば、2.3GHz帯は、放送事業者が利用する無線伝送中継装置や公共業務用無線局によって使用されているが、この周波数帯が、新たにセルラ通信にも割り当てられている。このような周波数帯では、新たに割り当てられた側のシステムが、先行利用者の運用を妨げないように運用される必要があり、そのような運用のために、セルラ通信システムにおいて、信号の送信電力が相対的に低く限定される、上りリンクの信号のみが送信されるようにすることが想定される。例えば、セルラ通信システムにおいて、セルラ通信専用に割り当てられた周波数帯が上りリンク及び下りリンクの通信に割り当てられる一方で、他のシステムと共存する周波数帯が、上りリンクの通信の強化のために、補助的に使用されるようにすることが想定される。このような、補助的な上りリンクの通信に特定の周波数帯を使用する仕組みは、Supplementary Uplink(SUL)と呼ばれる(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
3GPP(登録商標) TS38.300 V18.0.0、2024年1月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
SULの周波数帯では、下りリンクの信号が送信されない。このため、従来の下りリンクの信号の無線品質を測定した結果に基づく上りリンクの通信制御が、適切に機能しない場合が発生しうる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、Supplementary Uplink(SUL)が用いられる無線通信システムに適した通信制御技術を提供する。
【0006】
本発明の一態様による端末装置は、上りリンクと下りリンクの両方の通信が行われる第1の周波数帯において動作する基地局装置から、前記第1の周波数帯における所定の参照信号の無線品質が所定の閾値を超える場合に、上りリンクの通信のみが行われる第2の周波数帯でのランダムアクセスが許容されることを示す設定情報であって、前記所定の閾値を含んだ前記設定情報を受信する受信手段と、前記第1の周波数帯において、前記所定の参照信号の無線品質を測定する測定手段と、測定した前記無線品質が前記所定の閾値を超えることを条件に、前記第2の周波数帯でのランダムアクセスを実行する実行手段と、を有する。
【0007】
本発明の一態様による基地局装置は、上りリンクと下りリンクの両方の通信が行われる第1の周波数帯において、前記第1の周波数帯における所定の参照信号の無線品質が所定の閾値を超える場合に、上りリンクの通信のみが行われる第2の周波数帯での端末装置によるランダムアクセスが許容されることを示す設定情報であって、前記所定の閾値を含んだ前記設定情報を送信する送信手段を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、Supplementary Uplink(SUL)が用いられる無線通信システムにおける通信制御を適切に機能させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
無線通信システムの構成例を示す図である。
各基地局装置において使用される周波数帯を説明する図である。
基地局装置から送信される設定情報の例を説明する図である。
基地局装置及び端末装置のハードウェア構成例を示す図である。
基地局装置の機能構成例を示す図である。
端末装置の機能構成例を示す図である。
処理の流れの例を示す図である。
処理の流れの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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