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公開番号2025135047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032607
出願日2024-03-05
発明の名称部品発注支援システム及び部品発注支援方法
出願人三菱自動車工業株式会社
代理人個人,弁理士法人真田特許事務所
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20250910BHJP(計算;計数)
要約【課題】部品の発注先を容易に決定できるようにする。
【解決手段】バイヤ端末3からサプライヤ端末4に対する部品の発注業務を支援する部品発注支援システムであり、部品の開発要件を含む見積作成要求A1に応じて作成された見積A2を各サプライヤ端末4から取得し、各見積A2を、開発要件を含む評価データベース20に基づき評価することで各見積A2の評価結果を出力し、各評価結果に基づき一以上の見積A2の改善提案A3を生成して一以上の見積A2の送信元であるサプライヤ端末4にそれぞれ送信し、改善提案A3に応じて修正された一以上の見積A4の各々を評価データベース20に基づき評価することで一以上の見積A4の各々の評価結果を出力し、複数の評価結果に基づき、複数のサプライヤの中から部品の発注先のサプライヤを決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
バイヤが利用するバイヤ端末からサプライヤが利用するサプライヤ端末に対する部品の発注業務を支援する部品発注支援システムであって、
前記部品の開発要件を含む見積作成要求に応じて作成された前記部品の見積を、複数の前記サプライヤが利用する複数の前記サプライヤ端末の各々から取得する取得部と、
取得された複数の前記見積の各々を、前記開発要件を含む評価データベースに基づき評価することで、前記複数の見積の各々の評価結果を出力する評価部と、
出力された前記複数の見積の各々の評価結果に基づき、前記複数の見積のうちの一以上の見積の改善提案を生成し、生成された一以上の前記改善提案を前記一以上の見積の各々の送信元である一以上の前記サプライヤ端末にそれぞれ送信する改善提案部と、
前記取得部により前記一以上のサプライヤ端末から取得された、前記改善提案に応じて修正された一以上の見積の各々を、前記評価データベースに基づき評価することで、前記修正された一以上の見積の各々の評価結果を出力する再評価部と、
前記評価部及び前記再評価部から出力された複数の前記評価結果に基づき、前記複数のサプライヤの中から前記部品の発注先のサプライヤを決定する決定部と、
を備えることを特徴とする、部品発注支援システム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記評価部は、前記複数の見積内の各条件が、前記評価データベースに含まれる前記開発要件内の各基準をそれぞれ満たすか否かを示す情報を、前記複数の見積の各々の前記評価結果として出力し、
前記再評価部は、前記一以上の見積内の各条件が、前記評価データベースに含まれる前記開発要件内の前記各基準をそれぞれ満たすか否かを示す情報を、前記一以上の見積の各々の前記評価結果として出力し、
前記改善提案部は、前記評価部及び前記再評価部から出力された前記複数の評価結果に基づき、前記基準を満たさない条件を含む見積を対象として、当該条件が前記基準を満たすようにするための前記改善提案を生成する
ことを特徴とする、請求項1に記載の部品発注支援システム。
【請求項3】
前記改善提案部は、全ての条件が前記基準をそれぞれ満たす少なくとも1つの見積が、前記複数の評価結果から検出されるまで、前記改善提案を繰り返し生成する
ことを特徴とする、請求項2に記載の部品発注支援システム。
【請求項4】
前記決定部は、前記複数の評価結果と所定の優先基準とに基づき前記複数の見積の各々に優先順位を付与した査定結果を、前記バイヤ端末に提示し、前記バイヤ端末による前記見積の選択に応じて、選択された前記見積の送信元であるサプライヤを前記発注先のサプライヤに決定する
ことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の部品発注支援システム。
【請求項5】
前記取得部は、前記開発要件に少なくとも1つの変更が発生した場合に、前記変更に基づき修正された修正見積作成要求に応じて作成された前記部品の修正見積を、前記発注先のサプライヤ端末から取得し、
前記評価部及び前記再評価部は、取得された前記修正見積を、前回決定した前記見積を格納する前記評価データベースに基づき評価することで、前記修正見積の評価結果を出力し、
前記改善提案部は、出力された前記修正見積の評価結果に基づき、前記修正見積に改善の余地がある場合に、前記修正見積の改善提案を生成し、生成された当該改善提案を前記発注先のサプライヤ端末に送信し、
前記決定部は、前記評価部及び前記再評価部から出力された前記修正見積の評価結果に基づき、前記修正見積作成要求に応じた前記修正見積の内容を決定する
ことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の部品発注支援システム。
【請求項6】
前記評価部及び前記再評価部は、前記修正見積内の各条件と、前記評価データベースに含まれる前回決定した前記見積内の各条件との比較の結果を、前記修正見積の評価結果として出力し、
前記改善提案部は、出力された前記修正見積の評価結果に基づき、前記比較の結果が正常範囲となるようにするための前記改善提案を生成する
ことを特徴とする、請求項5に記載の部品発注支援システム。
【請求項7】
前記取得部は、前記複数のサプライヤ端末の各々の表示装置に対して、前記バイヤの担当者として振る舞うキャラクタを表示させ、少なくとも前記改善提案を提示する際に、前記サプライヤの担当者との交渉又は対話の状態を表現するように前記キャラクタの動作を制御する
ことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の部品発注支援システム。
【請求項8】
バイヤが利用するバイヤ端末からサプライヤが利用するサプライヤ端末に対する部品の発注業務を支援する部品発注支援システムが実行する部品発注支援方法であって、
前記部品の開発要件を含む見積作成要求に応じて作成された前記部品の見積を、複数の前記サプライヤが利用する複数の前記サプライヤ端末の各々から取得し、
取得された複数の前記見積の各々を、前記開発要件を含む評価データベースに基づき評価することで、前記複数の見積の各々の評価結果を出力し、
出力された前記複数の見積の各々の評価結果に基づき、前記複数の見積のうちの一以上の見積の改善提案を生成し、生成された一以上の前記改善提案を前記一以上の見積の各々の送信元である一以上の前記サプライヤ端末にそれぞれ送信し、
前記一以上のサプライヤ端末から取得された、前記改善提案に応じて修正された一以上の見積の各々を、前記評価データベースに基づき評価することで、前記修正された一以上の見積の各々の評価結果を出力し、
出力された複数の前記評価結果に基づき、前記複数のサプライヤの中から前記部品の発注先のサプライヤを決定する
ことを特徴とする、部品発注支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本件は、部品発注支援システム及び部品発注支援方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、製品メーカ等のバイヤから部品メーカ等のサプライヤへの部品発注業務を支援するための技術が知られている。例えば特許文献1では、製品メーカにより指定される発注情報を満たす製造リソースを提供可能な部品メーカを選択して発注候補リストを生成し、製品メーカと発注候補リストの部品メーカとの間の交渉により決定された発注先の部品メーカに向けて発注書を生成し送信する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-056972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1のような技術では、製品メーカの担当者は、リストの部品メーカのそれぞれの担当者と個別に交渉することで、発注先の部品メーカを決定することが予想される。交渉においては、それぞれの部品メーカにより提供可能な品質,コスト(価格),納期,量産納入条件等の種々の条件を勘案しつつ、リストの部品メーカどうしを比較するといった業務が発生しうる。そのため、製品メーカの担当者の人的負荷が大きく、従来の部品発注業務を支援するための手法には改善の余地がある。
【0005】
本件の部品発注支援システム及び部品発注支援方法は、上記のような課題に鑑み創案されたものであり、部品の発注先を容易に決定できるようにすることを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の部品発注支援システム及び部品発注支援方法は、以下に開示する態様(適用例)として実現でき、上記の課題の少なくとも一部を解決する。態様2~7の各態様は、いずれもが付加的に適宜選択されうる態様であって、いずれもが省略可能な態様である。態様2~7の各態様は、いずれもが本件にとって必要不可欠な態様や構成を開示するものではない。
【0007】
態様1.開示の部品発注支援システムは、バイヤが利用するバイヤ端末からサプライヤが利用するサプライヤ端末に対する部品の発注業務を支援する部品発注支援システムであって、前記部品の開発要件を含む見積作成要求に応じて作成された前記部品の見積を、複数の前記サプライヤが利用する複数の前記サプライヤ端末の各々から取得する取得部と、取得された複数の前記見積の各々を、前記開発要件を含む評価データベースに基づき評価することで、前記複数の見積の各々の評価結果を出力する評価部と、出力された前記複数の見積の各々の評価結果に基づき、前記複数の見積のうちの一以上の見積の改善提案を生成し、生成された一以上の前記改善提案を前記一以上の見積の各々の送信元である一以上の前記サプライヤ端末にそれぞれ送信する改善提案部と、前記取得部により前記一以上のサプライヤ端末から取得された、前記改善提案に応じて修正された一以上の見積の各々を、前記評価データベースに基づき評価することで、前記修正された一以上の見積の各々の評価結果を出力する再評価部と、前記評価部及び前記再評価部から出力された複数の前記評価結果に基づき、前記複数のサプライヤの中から前記部品の発注先のサプライヤを決定する決定部と、を備える。
【0008】
態様2.上記の態様1において、前記評価部は、前記複数の見積内の各条件が、前記評価データベースに含まれる前記開発要件内の各基準をそれぞれ満たすか否かを示す情報を、前記複数の見積の各々の前記評価結果として出力することが好ましい。また、前記再評価部は、前記一以上の見積内の各条件が、前記評価データベースに含まれる前記開発要件内の前記各基準をそれぞれ満たすか否かを示す情報を、前記一以上の見積の各々の前記評価結果として出力することが好ましい。さらに、前記改善提案部は、前記評価部及び前記再評価部から出力された前記複数の評価結果に基づき、前記基準を満たさない条件を含む見積を対象として、当該条件が前記基準を満たすようにするための前記改善提案を生成することが好ましい。
【0009】
態様3.上記の態様2において、前記改善提案部は、全ての条件が前記基準をそれぞれ満たす少なくとも1つの見積が、前記複数の評価結果から検出されるまで、前記改善提案を繰り返し生成することが好ましい。
【0010】
態様4.上記の態様1~3のいずれか一つにおいて、前記決定部は、前記複数の評価結果と所定の優先基準とに基づき前記複数の見積の各々に優先順位を付与した査定結果を、前記バイヤ端末に提示し、前記バイヤ端末による前記見積の選択に応じて、選択された前記見積の送信元であるサプライヤを前記発注先のサプライヤに決定することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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