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公開番号
2025134579
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2024032575
出願日
2024-03-04
発明の名称
C型クランプ構造付きエンコーダ、エンコーダフレーム、エンコーダ取付け構造、およびエンコーダ搭載モータ
出願人
多摩川精機株式会社
代理人
個人
主分類
G01D
5/12 20060101AFI20250909BHJP(測定;試験)
要約
【課題】モータ等の取付け対象に固定するに際し、ネジ頭部の衝突や工具との接触を有効に回避できるモジュラー型エンコーダを提供する。
【解決手段】C型クランプ構造付きエンコーダ10は、エンコーダディスクと、基板9と、基板9を支持するとともに取付け対象20への取付けがなされるフレーム8とを備えているモジュラー型のエンコーダであって、取付け対象20への取付け用のC型クランプ構造2がフレーム8に備えられている構成とする。C型クランプ構造2は、ネジ等の固定具5、固定具5を挿通する固定具挿通孔3、挿通した固定具5を受け止める固定具受け部4からなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エンコーダディスクと、基板と、該基板を支持するとともに取付け対象への取付けがなされるフレームとを備えているモジュラー型のエンコーダであって、
前記取付け対象への取付け用のC型クランプ構造が該フレームに備えられていることを特徴とする、C型クランプ構造付きエンコーダ。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記フレームには、前記C型クランプ構造による取付け対象との間における内径インローでの締付けのための凹部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のC型クランプ構造付きエンコーダ。
【請求項3】
前記フレームには、前記C型クランプ構造による締め付けの前記基板に対する影響を緩和するための応力分離構造が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のC型クランプ構造付きエンコーダ。
【請求項4】
前記応力分離構造はスリットであることを特徴とする、請求項3に記載のC型クランプ構造付きエンコーダ。
【請求項5】
請求項1、2、3、4のいずれかに記載のC型クランプ構造付きエンコーダを形成するためのエンコーダフレーム。
【請求項6】
請求項2、3、4のいずれかに記載のC型クランプ構造付きエンコーダが、前記凹部により取付け対象との間で内径インローでの締付けがなされていることを特徴とする、エンコーダ取付け構造。
【請求項7】
前記取付け対象は、前記凹部に対応する凸部を備えていることを特徴とする、請求項6に記載のエンコーダ取付け構造。
【請求項8】
請求項1、2、3、4のいずれかに記載のC型クランプ構造付きエンコーダが取付けられていることを特徴とする、エンコーダ搭載モータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はC型クランプ構造付きエンコーダ、エンコーダフレーム、エンコーダ取付け構造、およびエンコーダ搭載モータに係り、特に、エンコーダフレームの固定部とディスクとの位置関係に着目した、組立性改善のための新規な改良に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
図6は、従来のモジュラー型エンコーダにおけるエンコーダフレームを主とした斜視説明図である。また、図7は図6中のVII矢視側面図である。これらに示すように従来のモジュラー型エンコーダ610は、エンコーダディスク61と、基板69と、基板69を支持するとともに取付け対象620への取付けがなされるフレーム68とを備えて構成されている。フレーム68は、モータ等の取付け対象620に対し、二本のネジ62、62を用いて、軸方向でネジ止め固定される。
【0003】
エンコーダの固定や配置等に関する技術については従来、特許出願等もなされている。たとえば後掲特許文献1には、回転時にもバランスのとれた固定ができるエンコ-ダディスク固定装置として、ハブ外周にテーパ一部とその最大径より大径の雄ねじ部を設け、その外周側面に軸心と平行方向にスリットを設け、クランプ外周を円筒としてその中心部にハブ外周の雄ねじ部と螺合する雌ねじを設け、また少なくとも一部には、ハブ外周テーパ一部の最小径を超え最大径未満の径を有する開孔を設けて、ハブとクランプをチャック状に係合させる構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭55-110959号公報「エンコ-ダディスク固定装置」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図6等に示した従来のモジュラー型エンコーダ610では、フレーム68固定用のネジ62の挿入時に、軸方向から真直ぐにネジ62をネジ穴に挿入すると、ネジ62の頭部がディスク61に衝突してしまうため、ディスク61をかわしながら挿入を行う必要がある。また、ネジ固定の際に、締め付け工具がディスク61に接触する恐れもある。ディスク61は通常ガラス製であり、その他合成樹脂製や、アルミ蒸着シールによる構成も用いられるが、いずれにせよ回転検知体として精度の高さが要求される部品であり、ネジ頭部の衝突や工具の接触は好ましくなく、これらを回避可能な技術が求められている。
【0006】
そこで本発明が解決しようとする課題は、かかる従来のモジュラー型エンコーダにおける問題点をなくし、エンコーダをモータ等の取付け対象に固定するに際し、ネジ頭部の衝突や工具との接触を有効に回避できる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明者は上記課題について検討した結果、フレームの固定をC型クランプ構造によることとし、筐体側の凸部と内径インローで締め付け固定を行うことでネジ頭とディスクの干渉を回避できることを見出し、これに基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下の通りである。
【0008】
〔1〕 エンコーダディスクと、基板と、該基板を支持するとともに取付け対象への取付けがなされるフレームとを備えているモジュラー型のエンコーダであって、
前記取付け対象への取付け用のC型クランプ構造が該フレームに備えられていることを特徴とする、C型クランプ構造付きエンコーダ。
〔2〕 前記フレームには、前記C型クランプ構造による取付け対象との間における内径インローでの締付けのための凹部が設けられていることを特徴とする、〔1〕に記載のC型クランプ構造付きエンコーダ。
〔3〕 前記フレームには、前記C型クランプ構造による締め付けの前記基板に対する影響を緩和するための応力分離構造が設けられていることを特徴とする、〔1〕に記載のC型クランプ構造付きエンコーダ。
〔4〕 前記応力分離構造はスリットであることを特徴とする、〔3〕に記載のC型クランプ構造付きエンコーダ。
【0009】
〔5〕 〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕のいずれかに記載のC型クランプ構造付きエンコーダを形成するためのエンコーダフレーム。
〔6〕 〔2〕、〔3〕、〔4〕のいずれかに記載のC型クランプ構造付きエンコーダが、前記凹部により取付け対象との間で内径インローでの締付けがなされていることを特徴とする、エンコーダ取付け構造。
〔7〕 前記取付け対象は、前記凹部に対応する凸部を備えていることを特徴とする、〔6〕に記載のエンコーダ取付け構造。
〔8〕 〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕のいずれかに記載のC型クランプ構造付きエンコーダが取付けられていることを特徴とする、エンコーダ搭載モータ。
【発明の効果】
【0010】
本発明のC型クランプ構造付きエンコーダ、エンコーダフレーム、エンコーダ取付け構造、およびエンコーダ搭載モータは上述のように、C型クランプによるフレーム固定式とする構成であるため、これらによれば、モジュラー型エンコーダにおいて、モータ等の取付け対象に固定するに際し、ネジ頭部の衝突や工具との接触を有効に回避することができる。すなわち、モータ筐体等取付け対象への固定時におけるディスクとネジ・工具との接触によるディスク破損を防止することができ、組付け工程の作業性改善に寄与する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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