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公開番号
2025133724
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2025031591
出願日
2025-02-28
発明の名称
オオムギ及びオオムギの作出方法
出願人
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01H
5/00 20180101AFI20250904BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】野生型のオオムギ植物由来の穀粒と比較して、β-グルカン及びフルクタンの合計含有率が増加した穀粒が得られる、オオムギ植物を提供すること。野生型のオオムギ植物由来の穀粒と比較して、γ-アミノ酪酸(GABA)が増加した穀粒が得られる、オオムギ植物を提供すること。
【解決手段】SSIIa遺伝子及びGBSSI遺伝子の機能が欠損した、オオムギ植物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
SSIIa遺伝子及びGBSSI遺伝子の機能が欠損している、オオムギ植物。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記オオムギ植物由来の穀粒中のβ-グルカン含有率が、10w/w%以上である、請求項1に記載のオオムギ植物。
【請求項3】
前記オオムギ植物由来の穀粒中のγ-アミノ酪酸の含有量が、50mg/100g以上である、請求項1又は2に記載のオオムギ植物。
【請求項4】
オオムギ植物において、SSIIa遺伝子及びGBSSI遺伝子の機能を欠損させる工程を含む、オオムギ植物の作出方法。
【請求項5】
前記オオムギ植物由来の穀粒中のβ-グルカン含有率が、10w/w%以上である、請求項4に記載の作出方法。
【請求項6】
前記オオムギ植物由来の穀粒中のγ-アミノ酪酸の含有量が、50mg/100g以上である、請求項4又は5に記載の作出方法。
【請求項7】
オオムギ植物において、SSIIa遺伝子及びGBSSI遺伝子の機能を欠損させる工程を含む、前記オオムギ植物由来の穀粒中のβ-グルカン及びフルクタンの合計含有率を増加させる方法。
【請求項8】
オオムギ植物において、SSIIa遺伝子及びGBSSI遺伝子の機能を欠損させる工程を含む、前記オオムギ植物由来の穀粒中のβ-グルカン及びフルクタンの合計含有率、並びにγ-アミノ酪酸の含有量を増加させる方法。
【請求項9】
オオムギ植物において、SSIIa遺伝子及びGBSSI遺伝子の機能を欠損させる工程を含む、前記オオムギ植物由来の穀粒中のγ-アミノ酪酸の含有量を増加させる方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、オオムギ及びオオムギの作出方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、世界ではβ-グルカン又はフルクタン等の機能性成分が多く含まれるオオムギ穀粒が製造されており、このようなオオムギ穀粒は日本を含むアジア及び欧州に販路を広げている。
【0003】
そのようなオオムギ植物として、例えば特許文献1には、レベルまたは活性の低下したSSIIaタンパク質を含み、デンプン含有量が少なくとも41%(w/w)である、オオムギ穀粒を産生できるオオムギ植物が開示されている。そして、当該オオムギ穀粒が、β-グルカン含有量が5~9%(w/w)であるか、9%(w/w)を上回ること、及びフルクタン含有量が3~11%(w/w)または、4~11%(w/w)であることも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2013-500022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、特許文献1には、オオムギ穀粒のβ-グルカン及びフルクタンの合計含有率について記載されていない。このように、オオムギ穀粒のβ-グルカン及びフルクタンの合計含有率が増加したオオムギ植物の系統の作出については、検討が進んでいないのが現状である。また、オオムギ穀粒のγ-アミノ酪酸の含有量が増加したオオムギ植物の系統の作出についても、未だ検討の余地がある。
【0006】
本発明は、野生型のオオムギ植物由来の穀粒と比較して、β-グルカン及びフルクタンの合計含有率が増加した穀粒が得られる、オオムギ植物を提供することを目的とする。本発明はまた、野生型のオオムギ植物由来の穀粒と比較して、γ-アミノ酪酸(GABA)が増加した穀粒が得られる、オオムギ植物を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、鋭意研究の結果、SSIIa遺伝子及びGBSSI遺伝子にナンセンス変異を導入したオオムギ植物由来の穀粒は、野生型のオオムギ植物由来の穀粒と比較して、β-グルカン及びフルクタンの合計含有率が増加していること、SSIIa遺伝子及びGBSSI遺伝子にナンセンス変異を導入したオオムギ植物由来の穀粒は、野生型のオオムギ植物由来の穀粒と比較して、γ-アミノ酪酸の含有量が増加していることを見出し、本発明の完成に至った。
【0008】
本発明は、例えば、以下の各発明を提供する。
[1]SSIIa遺伝子及びGBSSI遺伝子の機能が欠損している、オオムギ植物。
[2]上記オオムギ植物由来の穀粒中のβ-グルカン含有率が、10w/w%以上である、[1]に記載のオオムギ植物。
[2a]上記オオムギ植物由来の穀粒中のγ-アミノ酪酸の含有量が、50mg/100g以上である、[1]又は[2]に記載のオオムギ植物。
[3]オオムギ植物において、SSIIa遺伝子及びGBSSI遺伝子の機能を欠損させる工程を含む、オオムギ植物の作出方法。
[4]上記オオムギ植物由来の穀粒中のβ-グルカン含有率が、10w/w%以上である、[3]に記載の作出方法。
[4a]上記オオムギ植物由来の穀粒中のγ-アミノ酪酸の含有量が、50mg/100g以上である、[3]又は[4]に記載の作出方法。
[5]オオムギ植物において、SSIIa遺伝子及びGBSSI遺伝子の機能を欠損させる工程を含む、上記オオムギ植物由来の穀粒中のβ-グルカン及びフルクタンの合計含有率を増加させる方法。
[6]
オオムギ植物において、SSIIa遺伝子及びGBSSI遺伝子の機能を欠損させる工程を含む、上記オオムギ植物由来の穀粒中のβ-グルカン及びフルクタンの合計含有率、並びにγ-アミノ酪酸の含有量を増加させる方法。
[7]
オオムギ植物において、SSIIa遺伝子及びGBSSI遺伝子の機能を欠損させる工程を含む、上記オオムギ植物由来の穀粒中のγ-アミノ酪酸の含有量を増加させる方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、野生型のオオムギ植物由来の穀粒と比較して、β-グルカン及びフルクタンの合計含有率が増加した穀粒が得られる、オオムギ植物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
オオムギ穀粒中のβ-グルカン含有率を測定した結果を示すグラフである。
オオムギ穀粒中のフルクタン含有率を測定した結果を示すグラフである。
オオムギ穀粒中のβ-グルカン及びフルクタンの合計含有率を測定した結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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