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公開番号2025133143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024030900
出願日2024-03-01
発明の名称無線通信システム、無線通信方法、及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 40/20 20090101AFI20250904BHJP(電気通信技術)
要約【課題】センサがセンシングした情報を、ある決まったタイミングで送信する場合でも、センシングした情報を受信可能とする無線通信システムを提供する。
【解決手段】無線通信システムは、自走移動可能なエッジを備える。エッジは、センサのセンシング情報の送信タイミングと、前記センサの設置位置と、前記センサより前記センシング情報を受信する際の受信可能範囲とに基づき自装置の移動制御を行い、前記センサの前記センシング情報を受信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自走移動可能な受信装置であって、センサのセンシング情報の送信タイミングと、前記センサの設置位置と、前記センサより前記センシング情報を受信する際の受信可能範囲とに基づき自装置の移動制御を行い、前記センサの前記センシング情報を受信する受信装置、
を備える、無線通信システム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記無線通信システムは、前記センサからの前記センシング情報を受信して、受信した前記センシング情報を前記受信装置に中継する、自走移動可能な中継器、をさらに備え、
前記受信装置は、受信した前記センシング情報をデータ処理システムに転送可能な装置であり、
前記受信装置は、
前記センサの前記センシング情報の送信タイミングと、前記センサの設置位置と、前記中継器が前記センサより前記センシング情報を受信する際の受信可能範囲とに基づき、前記中継器の移動制御をさらに行い、
前記中継器を介して前記センサの前記センシング情報を受信する、
請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項3】
前記受信装置は、前記中継器と送受信可能な位置で、かつ、前記中継器を介して前記センサから前記センシング情報を受信する際に自己の移動距離が最小となるように、前記中継器の移動制御を行う、
請求項2に記載の無線通信システム。
【請求項4】
前記受信装置は、
前記センサが複数ある場合、各センサの設置位置より各センサ間の距離が所定値以下となるグループに、複数の前記センサをグループ分けし、
前記中継器が前記グループに含まれる全てのセンサより前記センシング情報を所定時刻で受信できるように、前記中継器の移動制御を行う、
請求項2に記載の無線通信システム。
【請求項5】
前記受信装置は、
センサ毎に、前回受信した前記センシング情報の受信時間から、該センサが次に前記センシング情報を送信する時刻を予測し、
予測した前記次に前記センシング情報を送信する時刻に基づき、前記グループに含まれる全てのセンサより前記センシング情報を所定時刻に受信できないと判断した場合、前記グループに含まれる全てのセンサを一時的に無効にした後、有効にするよう制御する、
請求項4に記載の無線通信システム。
【請求項6】
前記無線通信システムは前記中継器を複数備え、
前記受信装置は、
前記グループの位置情報から、前記中継器の数に応じて、前記グループを更にグループ化し、前記更にグループ化したグルーブ毎に中継器を割り当て、
所定のグループに属するセンサからの前記センシング情報を受信する際、前記所定のグループが属する前記更にグループ化したグルーブに割り当てられた中継器の移動制御を行い、移動制御を行った前記中継器を介して前記所定のグループに属する前記センサの前記センシング情報を受信する、
請求項4に記載の無線通信システム。
【請求項7】
前記受信装置は、前記中継器が前記センサより前記センシング情報を受信し際の受信強度に基づき、前記中継器が前記グループに属する全てのセンサより前記センシング情報を受信する際の前記受信可能範囲の調整を行う、
請求項4に記載の無線通信システム。
【請求項8】
前記センサは人感センサであり、
前記無線通信システムは、前記センサとは異なる人の移動検知予測のために固定設置された検知予測用人感センサを複数備え、および/または、
前記中継器および前記受信装置は、それぞれ、人感センサを備え、
前記受信装置は、
前記検知予測用人感センサにより人を検知した際の時刻、および、前記検知予測用人感センサの設置位置に基づき、および/または、前記中継器および前記受信装置により人を検知した際の時刻に基づき、人の移動方向を予測し、
予測した前記人の移動方向にあるセンサからの前記センシング情報を取得できるように、前記中継器の移動制御を更に行う、
請求項2から7のいずれか1項に記載の無線通信システム。
【請求項9】
センサのセンシング情報の送信タイミングと、前記センサの設置位置と、前記センサより前記センシング情報を受信する際の受信可能範囲とに基づき自装置の移動制御を行い、前記センサの前記センシング情報を受信する、
無線通信システムを構成する受信装置による、無線通信方法。
【請求項10】
センサのセンシング情報の送信タイミングと、前記センサの設置位置と、前記センサより前記センシング情報を受信する際の受信可能範囲とに基づき自装置の移動制御を行い、前記センサの前記センシング情報を受信する、
ことをコンピュータに実行させる、無線通信システムを構成する受信装置のためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信システム、無線通信方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、IoT(Internet of Things)システムの活用が進んでいる。IoTシステムでは、一般にセンシングを行うセンサを現場に取り付け、センサが収集したデータをエッジで取りまとめて、クラウドに送信する。ここで、「エッジ」とは、センサで収集したデータを処理する装置に対して、収集したデータを送信するために回線に送り出すポイントとなる装置のことを言う。センサは有線のタイプと無線のタイプがあり、有線タイプは配線や敷設の必要があり取り付けが煩わしい。一方、無線タイプでも送受信範囲が制限されてしまう、他の電波と干渉して正しく読み取れない、といったデメリットも存在し、有線のタイプと無線のタイプには一長一短がある。また、センサから直接クラウドに送信するような機器も存在するが、一般的に高価で機能性が高く、大量にセンサを使うケースでは管理が煩雑になる。
【0003】
ところで、無線通信範囲より遠くにあるセンサからのデータを受信するために、エッジとセンサの間に、センサからのデータを中継する中継器が配置される。複数の中継器でもカバーできない場合、エッジは複数台配置されていた。しかし、中継器を使う構成では多くの無線通信規格で、中継回数を1ホップしか許していない。そのため、エッジは、1ホップより離れた範囲にあるセンサからデータを受信することができず、エッジを複数台配置する構成では、運用の手間が増えてしまう課題があった。
【0004】
例えば、特許文献1は、データ収集機の位置情報、中継機の位置情報、データ収集機と中継機との間の通信状況に関する情報、および中継機とエッジに相当する地上機との間の通信状況に関する情報を取得して、これらの情報に基づいて、データ収集機と中継機との間の見通し状態を判定して、データ収集機と中継機との間の見通しが確保されるように、中継機の位置を制御する無線通信システムを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-165099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、IoTで使用されるセンサは、機能的に制限されたものも多い。そのような場合、センサはある決まったタイミングで、センシングしたデータを送信するものもある。
【0007】
特許文献1に記載された無線通信システムでは、センサがセンシングしたデータを、ある決まったタイミングで送信する場合、センサの送信タイミングが考慮されていないので、センシングした情報をデータ収集機が受信できない場合も生じ得る。
【0008】
本開示の目的は、上述の課題を解決する無線通信システム、無線通信方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係る無線通信システムは、自走移動可能な受信装置であって、センサのセンシング情報の送信タイミングと、前記センサの設置位置と、前記センサより前記センシング情報を受信する際の受信可能範囲とに基づき自装置の移動制御を行い、前記センサの前記センシング情報を受信する受信装置、を備える。
【0010】
本開示の一態様に係る無線通信方法は、センサのセンシング情報の送信タイミングと、前記センサの設置位置と、前記センサより前記センシング情報を受信する際の受信可能範囲とに基づき自装置の移動制御を行い、前記センサの前記センシング情報を受信する、
無線通信システムを構成する受信装置によりおこなわれる無線通信方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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