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公開番号2025131399
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024029117
出願日2024-02-28
発明の名称パワーユニットルーム搭載構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60K 1/00 20060101AFI20250902BHJP(車両一般)
要約【課題】ワーユニットルーム内において、衝突時における高電圧部品の破損に備え、二次的な事故の発生を抑制することができるパワーユニットルーム搭載構造を得る。
【解決手段】パワーユニットルーム搭載構造10は、ダッシュパネル18に車両前後方向に対向して配置されたパワーユニット14と、パワーユニット14とダッシュパネル18との間に配置された高電圧部品50と、パワーユニット14の車両上方側に配置された充電器26と、充電器26からダッシュパネル18に向かって配策された充電ケーブルと、充電ケーブル30と異なる他のケーブルであって、充電ケーブル30の一部を車両上方側から覆うことにより、充電ケーブル30の車両上方側への移動を規制し、少なくともダッシュパネル18側への移動を許容するように構成された規制ケーブル60と、を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両のパワーユニットルームに搭載され、前記パワーユニットルームと車室とを隔てるダッシュパネルに車両前後方向に対向して配置されたパワーユニットと、
前記パワーユニットと前記ダッシュパネルとの間に配置された高電圧部品と、
前記パワーユニットの車両上方側に配置された充電器と、
前記充電器からダッシュパネルに向かって配策された充電ケーブルと、
前記充電ケーブルと異なる他のケーブルであって、前記充電ケーブルの一部を車両上方側から覆うことにより、前記充電ケーブルの車両上方側への移動を規制し、少なくとも前記ダッシュパネル側への移動を許容するように構成された規制ケーブルと、を有する、
パワーユニットルーム搭載構造。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記規制ケーブルは、平面視において、前記充電ケーブルが前記高電圧部品の活電部と重なるように、前記充電ケーブルの前記ダッシュパネル側への移動を許容するように構成されている、
請求項1に記載のパワーユニットルーム搭載構造。
【請求項3】
前記規制ケーブルは、ケーブルの余長が、前記充電ケーブルの余長よりも短く設定されたケーブルとされている、
請求項1又は請求項2に記載のパワーユニットルーム搭載構造。
【請求項4】
前記規制ケーブルは、前記パワーユニットに含まれるトランスアクスルと前記充電器とを接続するケーブルとされている、
請求項1又は請求項2に記載のパワーユニットルーム搭載構造。
【請求項5】
前記車両は、エンジンとトランスアクスルを含むパワーユニットを備えるPHEV車両であり、
前記パワーユニットルームにおいて、前記エンジンと前記トランスアクスルが車両幅方向に並んで配置され、
前記高電圧部品は、前記エンジンと前記ダッシュパネルとの間に配置され、
前記充電器は、前記トランスアクスルの車両上方側で、かつ平面視で前記エンジンと車幅方向に並んで搭載され、
前記充電ケーブルは、前記エンジンと前記充電器との間のスペースを通り、前記ダッシュパネルに向かって配策され、
前記規制ケーブルは、前記充電ケーブルの一部を車両上方側から覆うことにより、前記充電ケーブルの車両上方側への移動を規制し、前記ダッシュパネル側かつ前記高電圧部品側への移動を許容するように構成されている、
請求項1又は請求項2に記載のパワーユニットルーム搭載構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パワーユニットルーム搭載構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両のパワーユニットルーム内に、車両の後部に設けられたバッテリ(充電器)へ外部電源からの電力を供給するための充電ケーブルが搭載されたハイブリッド自動車は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-241291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、充電が可能なプラグインハイブリッド車(PHEV車)や、電気自動車(EV車)の場合、パワーユニットルーム内に搭載する部品が多いため、そのパワーユニットルーム内に空きスペースを設けることが難しい。このため、衝突時のダメージでパワーユニットルーム内の高電圧部品が破損した場合に備え、感電等の二次的な事故の発生を抑制するための手段を設けることが望ましい。
【0005】
そこで、本発明は、パワーユニットルーム内において、衝突時における高電圧部品の破損に備え、二次的な事故の発生を抑制することができるパワーユニットルーム搭載構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る第1の態様のパワーユニットルーム搭載構造は、車両のパワーユニットルームに搭載され、前記パワーユニットルームと車室とを隔てるダッシュパネルに車両前後方向に対向して配置されたパワーユニットと、前記パワーユニットと前記ダッシュパネルとの間に配置された高電圧部品と、前記パワーユニットの車両上方側に配置された充電器と、前記充電器からダッシュパネルに向かって配策された充電ケーブルと、前記充電ケーブルと異なる他のケーブルであって、前記充電ケーブルの一部を車両上方側から覆うことにより、前記充電ケーブルの車両上方側への移動を規制し、少なくとも前記ダッシュパネル側への移動を許容するように構成された規制ケーブルと、を有している。
【0007】
本発明に係る第1の態様のパワーユニットルーム搭載構造では、パワーユニットとダッシュパネルとの間に高電圧部品が配置され、パワーユニットの車両上方側に配置された充電器から延びる充電ケーブルが、ダッシュパネルに向かって配策されている。また、パワーユニットルーム内には、充電ケーブルを覆う規制ケーブルが配置されている。規制ケーブルは、充電ケーブルの一部を車両上方側から覆うことにより、充電ケーブルの車両上方側への移動を規制し、少なくともダッシュパネル側への移動を許容するように構成されている。
【0008】
ここで、充電ケーブルが移動する場合とは、例えは、車両の衝突時である。即ち、車両の衝突時に、パワーユニットルームに衝突荷重が入力されると、パワーユニットルーム内のパワーユニットや充電器と共に充電ケーブルが移動する。この時、充電ケーブルは、規制ケーブルの規制によってダッシュパネル側への移動が許容されるため、パワーユニットとダッシュパネルとの間に移動し、高電圧部品を車両上方側から覆うことが可能となる。これにより、衝突時のダメージで高電圧部品が破損した場合であっても、充電ケーブルで覆うことにより、パワーユニットルームを開放した人が高電圧部品へ容易に接触することができなくなるため、感電等の二次的な事故の発生が抑制される。
【0009】
本発明に係る第2の態様のパワーユニットルーム搭載構造は、第1の態様において、前記規制ケーブルは、平面視において、前記充電ケーブルが前記高電圧部品の活電部と重なるように、前記充電ケーブルの前記ダッシュパネル側への移動を許容するように構成されている。
【0010】
本発明に係る第2の態様のパワーユニットルーム搭載構造では、規制ケーブルによって、充電ケーブルが高電圧部品の活電部と重なるように移動が許容されている。従って、パワーユニットルームを開放した人が、感電の危険性の高い活電部に接触することを効果的に抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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