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公開番号2025131083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028598
出願日2024-02-28
発明の名称制御装置、及び車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 9/44 20180101AFI20250902BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数のモードの制御を実現するうえで、開発者の負担が過度に大きくなることを抑制する。
【解決手段】記憶部は、モード設定値セットMSを記憶している。モード設定値セットMSには、各モードに対応して、第1期間の長さを示す情報、第1期間に動作させる対象の動作装置を示す情報、及び第1期間に動作させる対象の動作装置の動作内容を示す情報が定められている。また、モード設定値セットMSには、各モードに対応して、第1期間に続く第2期間に動作させる対象の動作装置を示す情報、及び第2期間に動作させる対象の動作装置の動作内容を示す情報が定められている。実行部は、各モードでの制御を行う場合、モード設定値セットMSにおける各モードに対応する情報に基づいて、制御を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された複数の動作装置を制御する、制御装置であって、
記憶部と、実行部と、を備えており、
前記記憶部は、
車両の室内環境を実現するための第1モード及び第2モードのそれぞれに対応して、第1期間の長さを示す情報と、前記複数の動作装置のうち前記第1期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を示す情報と、前記第1期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容を示す情報と、前記複数の動作装置のうち前記第1期間に続く第2期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を示す情報と、前記第2期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容を示す情報と、を示すモード設定値セットを記憶しており、
前記モード設定値セットにおける前記第1モードに対応する情報は、前記モード設定値セットにおける前記第2モードに対応する情報と、少なくとも一部が異なっており、
前記実行部は、
前記第1モードでの制御を行う場合、前記モード設定値セットにおける前記第1モードに対応する情報に基づいて、前記第1期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を、前記第1期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容で、前記第1期間の制御を開始し、前記第1期間の制御を開始してから前記第1期間の長さが経過したとき、前記第2期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を、前記第2期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容で、前記第2期間の制御を開始し、
前記第2モードでの制御を行う場合、前記モード設定値セットにおける前記第2モードに対応する情報に基づいて、前記第1期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を、前記第1期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容で、前記第1期間の制御を開始し、前記第1期間の制御を開始してから前記第1期間の長さが経過したとき、前記第2期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を、前記第2期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容で、前記第2期間の動作装置の制御を開始する
制御装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記モード設定値セットにおける前記第1モードに対応する情報の示す前記第1期間の長さは、前記モード設定値セットにおける前記第2モードに対応する情報の示す前記第1期間の長さと、同じ長さである
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記モード設定値セットにおける前記第1モードに対応する情報の示す前記第1期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置は、第1動作装置を含んでおり、
前記モード設定値セットにおける前記第2モードに対応する情報の示す前記第1期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置は、前記第1動作装置を含んでおり、
前記モード設定値セットにおける前記第1モードに対応する情報の示す前記第1動作装置の動作内容は、前記モード設定値セットにおける前記第2モードに対応する情報の示す前記第1動作装置の動作内容と、異なる
請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
複数の動作装置と、前記複数の動作装置を制御する制御装置と、を備える車両であって、
前記制御装置は、記憶部と、実行部と、を有しており、
前記記憶部は、
車両の室内環境を実現するための第1モード及び第2モードのそれぞれに対応して、第1期間の長さを示す情報と、前記複数の動作装置のうち前記第1期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を示す情報と、前記第1期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容を示す情報と、前記複数の動作装置のうち前記第1期間に続く第2期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を示す情報と、前記第2期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容を示す情報と、を示すモード設定値セットを記憶しており、
前記実行部は、
前記第1モードでの制御を行う場合、前記モード設定値セットにおける前記第1モードに対応する情報に基づいて、前記第1期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を、前記第1期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容で、前記第1期間の制御を開始し、当該動作装置の制御を開始してから前記第1期間の長さが経過したとき、前記第2期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を、前記第2期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容で、前記第2期間の制御を開始し、
前記第2モードでの制御を行う場合、前記モード設定値セットにおける前記第2モードに対応する情報に基づいて、前記第1期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を、前記第1期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容で、前記第1期間の制御を開始し、当該動作装置の制御を開始してから前記第1期間の長さが経過したとき、前記第2期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を、前記第2期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容で、前記第2期間の動作装置の制御を開始し、
前記モード設定値セットにおける前記第1モードに対応する情報は、前記モード設定値セットにおける前記第2モードに対応する情報と、少なくとも一部が異なる
車両。
【請求項5】
前記モード設定値セットにおける動作させる対象の動作装置は、シート装置を含む
請求項4に記載の車両。
【請求項6】
前記モード設定値セットにおける動作させる対象の動作装置は、シェード装置と、調光装置と、室内照明装置と、空調装置と、音響装置と、のうちの少なくとも1つの装置を含む
請求項5に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、及び車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、リラックスモードとして、動作装置であるシート装置を制御する制御装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-093003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、制御装置は、車両の室内環境を実現するために、2つ以上の動作装置を制御対象とした第1モードと、第1モードとは異なる第2モードと、を設定することがある。しかし、特許文献1に記載のような制御装置について、複数の動作装置の制御の流れを各モードについて設計することは、開発者にとって過度な負担となるおそれがある。なお、制御装置の制御対象の動作装置はシート装置に限らず、他の動作装置を制御対象とした場合でも、同様の課題が発生する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、車両に搭載された複数の動作装置を制御する、制御装置であって、記憶部と、実行部と、を備えており、前記記憶部は、車両の室内環境を実現するための第1モード及び第2モードのそれぞれに対応して、第1期間の長さを示す情報と、前記複数の動作装置のうち前記第1期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を示す情報と、前記第1期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容を示す情報と、前記複数の動作装置のうち前記第1期間に続く第2期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を示す情報と、前記第2期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容を示す情報と、を示すモード設定値セットを記憶しており、前記モード設定値セットにおける前記第1モードに対応する情報は、前記モード設定値セットにおける前記第2モードに対応する情報と、少なくとも一部が異なっており、前記実行部は、前記第1モードでの制御を行う場合、前記モード設定値セットにおける前記第1モードに対応する情報に基づいて、前記第1期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を、前記第1期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容で、前記第1期間の制御を開始し、前記第1期間の制御を開始してから前記第1期間の長さが経過したとき、前記第2期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を、前記第2期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容で、前記第2期間の制御を開始し、前記第2モードでの制御を行う場合、前記モード設定値セットにおける前記第2モードに対応する情報に基づいて、前記第1期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を、前記第1期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容で、前記第1期間の制御を開始し、前記第1期間の制御を開始してから前記第1期間の長さが経過したとき、前記第2期間に動作させる対象の少なくとも2つ以上の動作装置を、前記第2期間に動作させる対象の各動作装置の動作内容で、前記第2期間の動作装置の制御を開始する制御装置である。
【0006】
上記構成によれば、第1モード及び第2モードでのそれぞれのモードでの制御行う場合に、各モードに対応する情報を定めることで、同じ制御の流れで各モードの制御を行うことができる。そのため、複数のモードの制御を実現するうえで、開発者の負担が過度に大きくなることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、車両を示す概略図である。
図2は、モード設定値セットを示す図である。
図3は、第1モードの第1期間におけるモード設定値セットの詳細を示す図である。
図4は、各モードでの制御を示すフローチャートである。
図5は、各モードの1つの期間における制御の詳細を示すフローチャートである。
図6は、モード設定値セットの具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(一実施形態)
以下、制御装置、及び車両の一実施形態について、図面を参照して説明する。
<車両の概略>
図1に示すように、車両10は、複数の動作装置20を備えている。すなわち、複数の動作装置20は、車両10に搭載されている。動作装置20は、動作することで車両10の室内環境に影響を与える装置である。
【0009】
複数の動作装置20は、シート装置21と、シェード装置22と、調光装置23と、室内照明装置24と、空調装置25と、音響装置26と、ステアリング位置調整装置27と、を含んでいる。
【0010】
シート装置21は、車両10における乗員の乗車中の姿勢に影響を与える。シート装置21は、シート本体21Aと、シート本体21Aを動作させるシート動作機構21Bと、シート動作機構21Bを動作させるシートアクチュエータ21Cと、シートアクチュエータ21Cを制御する制御ユニット21Dと、を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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