TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025131082
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028597
出願日2024-02-28
発明の名称車載通信装置及び通信方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G01S 13/74 20060101AFI20250902BHJP(測定;試験)
要約【課題】第2携帯機器からの通信要求に応じて第2携帯機器と第1アンテナを用いた通信を行うことができる車載通信装置を提供する。
【解決手段】車載通信装置は、第1携帯機器である携帯情報端末11とUWBアンテナ30を用いて通信する際に、UWBアンテナ30を用いた通信の通信設定を、携帯情報端末11の仕様に合わせた第1設定にする。また、車載通信装置は、携帯情報端末11とUWBアンテナ30を用いて第1設定による通信を行っている状態で、第2携帯機器であるスマートキー21からUWBアンテナ30を用いた通信を要求されたときに、UWBアンテナ30を用いた通信の通信設定を、第1設定から、スマートキー21の仕様に合わせた第2設定に切り替えることを実行する。そして、車載通信装置は、スマートキー21とのUWBアンテナ30を用いた第2設定による通信を開始する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
第1アンテナと、第2アンテナと、処理回路と、を備え、
前記処理回路が、
第1携帯機器と前記第1アンテナを用いて通信する際に、前記第1アンテナを用いた通信の通信設定を、前記第1携帯機器の仕様に合わせた第1設定にすることと、
前記第1携帯機器と前記第1アンテナを用いて前記第1設定による通信を行っている状態で、前記第1携帯機器とは仕様の異なる第2携帯機器から前記第2アンテナを用いた通信結果に基づいて前記第1アンテナを用いた通信を要求されたときに、前記第1アンテナを用いた通信の前記通信設定を、前記第1設定から、前記第2携帯機器の仕様に合わせた第2設定に切り替えることと、
前記第2携帯機器との前記第1アンテナを用いた前記第2設定による通信を開始することと、を実行する
車載通信装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記処理回路が、
前記第1アンテナを用いた通信の前記通信設定を前記第1設定から前記第2設定に切り替えた後、前記第2携帯機器との前記第1アンテナを用いた通信が終了したときに、
前記第1アンテナを用いた通信の前記通信設定を前記第2設定から前記第1設定に切り替えることと、
前記第1携帯機器との前記第1アンテナを用いた通信を再開することと、を実行する
請求項1に記載の車載通信装置。
【請求項3】
前記第1アンテナ及び前記第2アンテナの他に、第3アンテナをさらに備え、
前記処理回路が、
前記第2携帯機器との前記第1アンテナを用いた通信が終了した後、かつ、前記第1携帯機器との前記第1アンテナを用いた通信を再開する前に、
前記第3アンテナを用いた通信を通じて、前記第2携帯機器との前記第1アンテナを用いた通信が終了した旨を前記第1携帯機器に通知することを実行する
請求項2に記載の車載通信装置。
【請求項4】
前記処理回路が、
前記第1携帯機器との前記第1アンテナを用いた通信を通じて、当該車載通信装置を備える車両と前記第1携帯機器との距離の測定を行うことと、
前記第2携帯機器との前記第1アンテナを用いた通信を通じて、前記車両と前記第2携帯機器との距離の測定を行うことと、を実行する
請求項1に記載の車載通信装置。
【請求項5】
前記第1アンテナ及び前記第2アンテナの他に、第3アンテナをさらに備えるとともに、記憶装置を備え、
前記処理回路が、
前記第1アンテナを用いた通信の前記通信設定を前記第1設定から前記第2設定に切り替える際に、前記第1アンテナを用いた通信による前記第1携帯機器に対する測距の結果を前記記憶装置に記憶したうえで、前記第1携帯機器との前記第1アンテナを用いた前記第1設定による通信を停止することと、
前記第1アンテナを用いた通信による前記第2携帯機器に対する測距を行っている間に、前記第1携帯機器との前記第3アンテナを用いた通信において、前記第1アンテナを用いた通信による測距の結果を参照するときに、前記記憶装置に記憶されている前記第1携帯機器に対する測距の結果を参照することと、を実行する
請求項4に記載の車載通信装置。
【請求項6】
前記処理回路が、
前記記憶装置に記憶した、前記第1アンテナを用いた通信による前記第1携帯機器に対する測距の結果を、前記記憶装置に記憶してから一定時間経過後に破棄することを実行する
請求項5に記載の車載通信装置。
【請求項7】
前記処理回路が、
前記第1アンテナを用いた通信を通じて、前記第2携帯機器に対する測距の結果を得られたときに、前記第2携帯機器との前記第1アンテナを用いた通信を終了することを実行する
請求項4に記載の車載通信装置。
【請求項8】
記憶装置を備え、
前記処理回路が、
前記第2携帯機器との前記第1アンテナを用いた通信を終了する際に、前記第1アンテナを用いた通信による前記第2携帯機器に対する測距の結果を前記記憶装置に記憶することと、
前記第2携帯機器との前記第1アンテナを用いた通信を終了した後、前記第2携帯機器との前記第2アンテナを用いた通信において、前記第1アンテナを用いた通信による前記第2携帯機器に対する測距の結果を参照する際に、前記記憶装置に記憶している測距の結果を参照することと、を実行する
請求項7に記載の車載通信装置。
【請求項9】
前記処理回路は、
前記記憶装置に記憶した、前記第1アンテナを用いた通信による前記第2携帯機器に対する測距の結果を、前記記憶装置に記憶してから一定時間経過後に破棄することを実行する
請求項8に記載の車載通信装置。
【請求項10】
前記第1アンテナ及び前記第2アンテナの他に、第3アンテナをさらに備え、
前記第2携帯機器との前記第2アンテナを用いた通信が可能な範囲の広さは、前記第1携帯機器との前記第3アンテナを用いた通信が可能な範囲よりも狭く、
前記処理回路は、
前記第1携帯機器として、当該車載通信装置を備える車両のデジタルキーを登録した携帯情報端末と前記第1アンテナを用いた通信を行うことと、
前記第3アンテナを用いて、前記携帯情報端末とBLE(Bluetooth low energy)通信を行うことと、
前記第2携帯機器として、前記車両のスマートキーと前記第1アンテナを用いた通信を行うことと、
前記第2アンテナを用いて、前記スマートキーとLF(Low Frequency)通信及びRF(Radio Frequency)通信を行うことと、を実行する
請求項1に記載の車載通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は車載通信装置及び通信方法に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車載通信装置が記載されている。車載通信装置は、アンテナを用いて携帯機器と通信している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-63428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の車載通信装置は、仕様の異なる複数の携帯機器と同時に通信することを想定していない。仕様の異なる複数の携帯機器と通信する場合、車載通信装置は、通信する携帯機器の仕様に合わせて通信設定を変える必要がある。つまり、車載通信装置は、同一のアンテナを用いて仕様の異なる複数の携帯機器と同時に通信することはできない。そのため、車載通信装置が、第1携帯機器と通信を行っている場合、第1携帯機器とは仕様の異なる第2携帯機器が車載通信装置と通信を行おうとしても、通信することができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための車載通信装置は、第1アンテナと、第2アンテナと、処理回路と、を備える。車載通信装置において、前記処理回路が、第1携帯機器と前記第1アンテナを用いて通信する際に、前記第1アンテナを用いた通信の通信設定を、前記第1携帯機器の仕様に合わせた第1設定にすることを実行する。また、車載通信装置において、前記処理回路が、前記第1携帯機器と前記第1アンテナを用いて前記第1設定による通信を行っている状態で、前記第1携帯機器とは仕様の異なる第2携帯機器から前記第2アンテナを用いた通信結果に基づいて前記第1アンテナを用いた通信を要求されたときに、前記第1アンテナを用いた通信の前記通信設定を、前記第1設定から、前記第2携帯機器の仕様に合わせた第2設定に切り替えることを実行する。そして、車載通信装置において、前記処理回路が、前記第2携帯機器との前記第1アンテナを用いた前記第2設定による通信を開始することを実行する。
【0006】
上記課題を解決するための通信方法は、第1アンテナと、第2アンテナと、処理回路と、を備える車載通信装置に適用される。通信方法においては、前記処理回路が、第1携帯機器と前記第1アンテナを用いて通信する際に、前記第1アンテナを用いた通信の前記通信設定を、前記第1携帯機器の仕様に合わせた第1設定にすることを実行するステップを含む。また、通信方法においては、前記処理回路が、前記第1携帯機器と前記第1アンテナを用いて前記第1設定による通信を行っている状態で、前記第1携帯機器とは仕様の異なる第2携帯機器から前記第2アンテナを用いた通信結果に基づいて前記第1アンテナを用いた通信を要求されたときに、前記第1アンテナを用いた通信の通信設定を、前記第1設定から、前記第2携帯機器の仕様に合わせた第2設定に切り替えることを実行するステップを含む。そして、通信方法においては、前記処理回路が、前記第2携帯機器との前記第1アンテナを用いた前記第2設定による通信を開始することを実行するステップを含む。
【発明の効果】
【0007】
車載通信装置と、通信方法と、は、第2携帯機器からの通信要求に応じて第2携帯機器と第1アンテナを用いた通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態の車載通信装置を含む通信システムの構成を示す模式図である。
図2は、実施形態の車載通信装置が、他の携帯機器と通信が可能な範囲を示した図である。
図3は、実施形態の車載通信装置が、携帯情報端末に対する測距を実行するために行われる通信の態様を示すシーケンス図である。
図4は、実施形態の車載通信装置が、デジタルキーシステムにおいて、ユーザーの操作に応答して車両を操作する際の通信の態様を示すシーケンス図である。
図5は、実施形態の車載通信装置が、スマートキーに対する測距を実行するために行われる通信の態様を示すシーケンス図である。
図6は、実施形態の車載通信装置が、スマートキーシステムにおいて、ユーザーの操作に応答して車両を操作する際の通信の態様を示すシーケンス図である。
図7は、実施形態の車載通信装置が、測距の対象を交互に切り替える態様を示した図である。
図8は、実施形態の車載通信装置が、測距の対象を携帯情報端末からスマートキーに切り替える際の通信の態様を示すシーケンス図である。
図9は、実施形態の車載通信装置が、デジタルキーシステムにおける測距を停止する際の通信の態様を示すシーケンス図である。
図10は、実施形態の車載通信装置が、スマートキーとのUWB通信の実行中に、携帯情報端末のユーザーの操作に応答する際の通信の態様を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、車載通信装置の一実施形態について、図1~図10を参照して説明する。
<通信システム50の構成>
図1に示すように、通信システム50は、携帯情報端末11と、スマートキー21と、車両40が備える車載通信装置と、によって構成されている。
【0010】
車載通信装置は、複数のECU(Electronic Control Unit)と、第1アンテナと、第2アンテナと、第3アンテナと、によって構成されている。図1に示すように、車載通信装置は、複数のECUとして、デジタルキーECU12と、スマートキーECU22と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
計量スプーン
5日前
個人
微小振動検出装置
16日前
株式会社イシダ
X線検査装置
16日前
三菱電機株式会社
計測器
1か月前
株式会社辰巳菱機
システム
25日前
アンリツ株式会社
分光器
11日前
アンリツ株式会社
分光器
11日前
株式会社FRPカジ
FRP装置
27日前
株式会社東芝
センサ
16日前
ダイハツ工業株式会社
測定用具
9日前
日本精工株式会社
分注装置
23日前
学校法人立命館
液面レベルセンサ
24日前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
27日前
株式会社ヨコオ
コンタクタ
9日前
TDK株式会社
ガスセンサ
19日前
富士レビオ株式会社
嵌合システム
1か月前
TDK株式会社
磁気センサ
5日前
TDK株式会社
磁気センサ
12日前
株式会社カワタ
サンプリング装置
20日前
株式会社精工技研
光電圧プローブ
17日前
個人
材料特性パラメータの算定方法
5日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
6日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
23日前
富士電機株式会社
半導体パッケージ
5日前
大同特殊鋼株式会社
超音波探傷方法
5日前
株式会社関電工
検相器用治具
3日前
大陽日酸株式会社
液面センサ
12日前
国立大学法人京都大学
バイオセンサ
12日前
本多電子株式会社
超音波ソナー装置
1か月前
戸田建設株式会社
測量機
23日前
株式会社イシダ
検査装置
11日前
新潟精機株式会社
溶接用ゲージ
5日前
大新土木株式会社
水深測量装置
11日前
THKプレシジョン株式会社
荷重測定器
9日前
三和テッキ株式会社
架線の高さ、偏位測定装置
25日前
株式会社豊田自動織機
自律走行車
17日前
続きを見る