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公開番号
2025129308
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-04
出願番号
2025112372,2023509294
出願日
2025-07-02,2022-03-24
発明の名称
消臭性組成物及び消臭性構造物
出願人
東ソー株式会社
,
公益財団法人相模中央化学研究所
代理人
弁理士法人T.S.パートナーズ
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61L
9/01 20060101AFI20250828BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 水洗や洗濯をした場合でも、従来技術より優れたアルデヒド捕捉効果を示す消臭性組成物を提供する。
【解決手段】 アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体とバインダー樹脂とを含むことを特徴とする消臭性組成物を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体とバインダー樹脂とを含み、
前記のアミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体が、下記一般式(2)で示されるいずれかの構造を有する担体であることを特徴とする消臭性組成物。
TIFF
2025129308000011.tif
38
170
(式中、Rは、炭素数1~4のアルキル基を表す。Xは、炭素数1~4のアルコキシ基を表す。m’は、0~2の整数を表す。nは、1~12の整数を表す。)
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
Rが、メチル基であり、Xが、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、又はイソプロポキシ基である、請求項1に記載の消臭性組成物。
【請求項3】
nが、3又は11である、請求項1に記載の消臭性組成物。
【請求項4】
前記のアミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体が、下記一般式(1)で表される化合物と表面に水酸基を有する担体との反応生成物である、請求項1に記載の消臭性組成物。
TIFF
2025129308000012.tif
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(式中、Rは、炭素数1~4のアルキル基を表す。Xは、炭素数1~4のアルコキシ基を表す。mは、0~2の整数を表し、nは、1~12の整数を表す。)
【請求項5】
Rが、メチル基であり、Xが、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、又はイソプロポキシ基である、請求項4に記載の消臭性組成物。
【請求項6】
nが、3又は11である、請求項4に記載の消臭性組成物。
【請求項7】
前記担体が、シリカゲル、アルミナ、ゼオライト、マグネシア、チタニア、ジルコニア、セリア、珪藻土、活性炭、セルロース、又はヒドロキシアパタイトである、請求項1~6のいずれかに記載の消臭性組成物。
【請求項8】
前記担体が、シリカゲルである、請求項1~6のいずれかに記載の消臭性組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、消臭性組成物及び消臭性構造物に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
アセトアルデヒドやホルムアルデヒド等のアルデヒド類は、生活環境における代表的な臭気物質であり、臭い閾値が極めて低いために低濃度でも不快臭の原因となる。これらのアルデヒド類は屋内や自動車内において合成樹脂、合板、タバコの煙等から発生し、シックハウス症候群やシックカー症候群の原因となることが知られている。また、これらのアルデヒド類は発癌性も疑われており、人が日常的にこれらに曝されると、健康を害するリスクがある。そのため、厚生労働省により室内濃度指針値として、アセトアルデヒドは0.03ppm、ホルムアルデヒドは0.08ppmと規定されている。したがって、アルデヒド類を速やかに且つ持続的に除去する手段が求められている。
【0003】
アセトアルデヒドやホルムアルデヒド等の低級アルデヒドは沸点が低いため、消臭剤として汎用されるシリカゲルや活性炭等の無機系多孔質材では捕捉効率が低い。そこで、ヒドラジン誘導体、アミン、アミノ酸、又は尿素誘導体等からなるアルデヒド捕捉剤とアルデヒド類を化学反応させることによりアルデヒド類を捕捉する方法が開示されている(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平4-358536号公報
特開平11-4879号公報
特開2018-108360公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の特許文献1~3に記載の方法は、捕捉効率が必ずしも十分ではなく、また、耐水性が十分ではないために、樹脂や繊維をはじめとする基材へ塗布した捕捉剤が水洗や洗濯によって溶出し、性能が低下するなどの問題があった。
【0006】
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、水洗や洗濯をした場合でも、従来技術より優れたアルデヒド捕捉効果を示す消臭性組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の消臭性組成物が、耐水性に優れることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0008】
すなわち本発明は、以下の実施形態を含むものである。
[1]
アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた担体とバインダー樹脂とを含むことを特徴とする消臭性組成物。
[2]
アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた前記担体が、下記一般式(2)で示されるいずれかの構造を有する、前記[1]に記載の消臭性組成物。
【0009】
TIFF
2025129308000001.tif
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170
【0010】
(式中、Rは、炭素数1~4のアルキル基を表す。Xは、炭素数1~4のアルコキシ基を表す。m’は、0~2の整数を表す。nは、1~12の整数を表す。)
[3]
Rが、メチル基であり、Xが、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、又はイソプロポキシ基である、前記[2]に記載の消臭性組成物。
[4]
nが、3又は11である、前記[2]に記載の消臭性組成物。
[5]
アミノオキシアルキル基を化学結合により担持させた前記担体が、下記一般式(1)で表される化合物と表面に水酸基を有する無機担体又は高分子担体との反応生成物である、前記[1]又は[2]に記載の消臭性組成物。
(【0011】以降は省略されています)
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