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公開番号
2025128831
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025770
出願日
2024-02-22
発明の名称
固体ターゲット物質補給装置、極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造方法
出願人
ギガフォトン株式会社
代理人
弁理士法人R&C
,
個人
主分類
G03F
7/20 20060101AFI20250827BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【解決手段】固体ターゲット物質補給装置は、固体ターゲット物質を収容する固体ターゲット容器と、固体ターゲット容器から供給された固体ターゲット物質が通過する第1の経路と、送出装置であって、第1の経路を通過した固体ターゲット物質を受け入れる受入口と、受入口に対向する対向面とを含む管と、管の長さ方向に交互に往運動及び復運動することにより管の内部の固体ターゲット物質を送出する送出棒と、送出装置によって送出された固体ターゲット物質を極端紫外光生成装置の溶融ターゲット容器に補給する第2の経路と、を備える。
【効果】固体ターゲット物質補給装置により極端紫外光生成装置に固体ターゲット物質を補給できる。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
固体ターゲット物質を収容する固体ターゲット容器と、
前記固体ターゲット容器から供給された固体ターゲット物質が通過する第1の経路と、
送出装置であって、
前記第1の経路を通過した固体ターゲット物質を受け入れる受入口と、前記受入口に対向する対向面と、を含む管と、
前記管の長さ方向に交互に往運動及び復運動することにより前記管の内部の固体ターゲット物質を送出する送出棒と、
前記送出棒が往運動する場合に、前記管の外部に向けて移動することで、前記受入口と前記対向面との間の固体ターゲット物質を前記管の内部で移動させる通路を形成し、前記送出棒が復運動する場合に、前記管の内部に向けて移動することで、前記管の内部の固体ターゲット物質が前記受入口と前記対向面との間に戻ることを規制するストッパと、
を含む、前記送出装置と、
前記送出装置によって送出された固体ターゲット物質を極端紫外光生成装置の溶融ターゲット容器に補給する第2の経路と、
を備える、固体ターゲット物質補給装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の固体ターゲット物質補給装置であって、
前記ストッパは、前記受入口を通過する固体ターゲット物質の移動方向に交差する面内で移動する、
固体ターゲット物質補給装置。
【請求項3】
請求項1に記載の固体ターゲット物質補給装置であって、
前記ストッパは、前記受入口を通過する固体ターゲット物質の移動方向に垂直な面内で移動する、
固体ターゲット物質補給装置。
【請求項4】
請求項1に記載の固体ターゲット物質補給装置であって、
前記ストッパは、前記受入口から離れた面内で移動する、
固体ターゲット物質補給装置。
【請求項5】
請求項1に記載の固体ターゲット物質補給装置であって、
前記ストッパは、前記送出棒が往運動する場合に前記送出棒に押圧されて移動し、前記送出棒が復運動する場合にバネの復元力によって移動する、
固体ターゲット物質補給装置。
【請求項6】
請求項1に記載の固体ターゲット物質補給装置であって、
前記ストッパは、前記送出棒が往運動する場合に前記送出棒に固体ターゲット物質を介して押圧される第1の表面を有する、
固体ターゲット物質補給装置。
【請求項7】
請求項6に記載の固体ターゲット物質補給装置であって、
前記第1の表面は、前記送出棒の往運動の方向に対して傾斜している、
固体ターゲット物質補給装置。
【請求項8】
請求項6に記載の固体ターゲット物質補給装置であって、
前記ストッパは、前記送出棒に押圧されて前記第1の表面から離れた固体ターゲット物質が前記送出棒の復運動の方向に移動することを規制する第2の表面をさらに有する、
固体ターゲット物質補給装置。
【請求項9】
請求項8に記載の固体ターゲット物質補給装置であって、
前記第1の表面は、前記送出棒の往運動の方向に対して傾斜しており、
前記第2の表面は、前記送出棒の往運動の方向と前記第1の表面との角度よりも垂直に近い角度で前記送出棒の往運動の方向と交差する、
固体ターゲット物質補給装置。
【請求項10】
請求項1に記載の固体ターゲット物質補給装置であって、
前記ストッパは、前記送出棒が往運動する場合に固体ターゲット物質を介して押圧される第1の表面を含み、
前記送出棒が固体ターゲット物質を介して前記第1の表面を押圧して前記ストッパを前記管の外部に向けて移動させ、固体ターゲット物質が前記ストッパの前記第1の表面から離れた後、前記ストッパが前記送出棒に接触した状態で前記送出棒が復運動する、
固体ターゲット物質補給装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、固体ターゲット物質補給装置、極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造方法に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、半導体プロセスの微細化に伴って、半導体プロセスの光リソグラフィにおける転写パターンの微細化が急速に進展している。次世代においては、10nm以下の微細加工が要求されるようになる。このため、波長約13nmの極端紫外(EUV)光を生成するEUV光生成装置と縮小投影反射光学系とを組み合わせた露光装置の開発が期待されている。
【0003】
EUV光生成装置としては、ターゲット物質にレーザ光を照射することによって生成されるプラズマが用いられるLPP(Laser Produced Plasma)式の装置の開発が進んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2023/0008733号明細書
特開平07-051419号公報
特開2003-164553号公報
特開平10-146452号公報
特開平08-071208号公報
特開2007-020646号公報
【概要】
【0005】
本開示の1つの観点に係る固体ターゲット物質補給装置は、固体ターゲット物質を収容する固体ターゲット容器と、固体ターゲット容器から供給された固体ターゲット物質が通過する第1の経路と、送出装置であって、第1の経路を通過した固体ターゲット物質を受け入れる受入口と、受入口に対向する対向面と、を含む管と、管の長さ方向に交互に往運動及び復運動することにより管の内部の固体ターゲット物質を送出する送出棒と、送出棒が往運動する場合に、管の外部に向けて移動することで、受入口と対向面との間の固体ターゲット物質を管の内部で移動させる通路を形成し、送出棒が復運動する場合に、管の内部に向けて移動することで、管の内部の固体ターゲット物質が受入口と対向面との間に戻ることを規制するストッパと、を含む、送出装置と、送出装置によって送出された固体ターゲット物質を極端紫外光生成装置の溶融ターゲット容器に補給する第2の経路と、を備える。
【0006】
本開示の1つの観点に係る電子デバイスの製造方法は、固体ターゲット物質を収容する固体ターゲット容器と、固体ターゲット容器から供給された固体ターゲット物質が通過する第1の経路と、送出装置であって、第1の経路を通過した固体ターゲット物質を受け入れる受入口と、受入口に対向する対向面と、を含む管と、管の長さ方向に交互に往運動及び復運動することにより管の内部の固体ターゲット物質を送出する送出棒と、送出棒が往運動する場合に、管の外部に向けて移動することで、受入口と対向面との間の固体ターゲット物質を管の内部で移動させる通路を形成し、送出棒が復運動する場合に、管の内部に向けて移動することで、管の内部の固体ターゲット物質が受入口と対向面との間に戻ることを規制するストッパと、を含む、送出装置と、送出装置によって送出された固体ターゲット物質を極端紫外光生成装置の溶融ターゲット容器に補給する第2の経路と、を備える固体ターゲット物質補給装置と、固体ターゲット物質補給装置によって補給された固体ターゲット物質を溶融して溶融ターゲット物質を生成する溶融ターゲット容器と、溶融ターゲット容器で生成された溶融ターゲット物質を出射するノズルと、ノズルから出射されて所定領域に到達した溶融ターゲット物質にパルスレーザ光を照射するレーザ装置と、所定領域に生成されたプラズマから放出される極端紫外光を集光するEUV集光ミラーと、を備える極端紫外光生成装置によって極端紫外光を生成し、極端紫外光を露光装置に出力し、電子デバイスを製造するために、露光装置内で感光基板上に極端紫外光を露光することを含む。
【0007】
本開示の1つの観点に係る電子デバイスの製造方法は、固体ターゲット物質を収容する固体ターゲット容器と、固体ターゲット容器から供給された固体ターゲット物質が通過する第1の経路と、送出装置であって、第1の経路を通過した固体ターゲット物質を受け入れる受入口と、受入口に対向する対向面と、を含む管と、管の長さ方向に交互に往運動及び復運動することにより管の内部の固体ターゲット物質を送出する送出棒と、送出棒が往運動する場合に、管の外部に向けて移動することで、受入口と対向面との間の固体ターゲット物質を管の内部で移動させる通路を形成し、送出棒が復運動する場合に、管の内部に向けて移動することで、管の内部の固体ターゲット物質が受入口と対向面との間に戻ることを規制するストッパと、を含む、送出装置と、送出装置によって送出された固体ターゲット物質を極端紫外光生成装置の溶融ターゲット容器に補給する第2の経路と、を備える固体ターゲット物質補給装置と、固体ターゲット物質補給装置によって補給された固体ターゲット物質を溶融して溶融ターゲット物質を生成する溶融ターゲット容器と、溶融ターゲット容器で生成された溶融ターゲット物質を出射するノズルと、ノズルから出射されて所定領域に到達した溶融ターゲット物質にパルスレーザ光を照射するレーザ装置と、所定領域に生成されたプラズマから放出される極端紫外光を集光するEUV集光ミラーと、を備える極端紫外光生成装置によって生成した極端紫外光をマスクに照射してマスクの欠陥を検査し、検査の結果を用いてマスクを選定し、選定したマスクに形成されたパターンを感光基板上に露光転写することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、LPP式のEUV光生成システムの構成を示す。
図2は、比較例に係るEUV光生成システムのうちの液滴ターゲット生成装置の構成を示す。
図3は、比較例における送出装置の構成及び動作を示す。
図4は、比較例における送出装置の構成及び動作を示す。
図5は、比較例における送出装置の構成及び動作を示す。
図6は、比較例における送出装置の構成及び動作を示す。
図7は、比較例における送出棒の往運動の途中の様子を示す。
図8は、比較例における送出棒の往運動の途中の様子を示す。
図9は、第1の実施形態における送出装置の構成を示す。
図10は、第1の実施形態における送出装置の構成を示す。
図11は、第1の実施形態における送出装置の動作を示す。
図12は、第1の実施形態における送出装置の動作を示す。
図13は、第1の実施形態における送出装置の動作を示す。
図14は、第1の実施形態における送出装置の動作を示す。
図15は、第2の実施形態における送出装置の構成を示す。
図16は、第2の実施形態の第1の変形例におけるストッパのテーパー部の断面図である。
図17は、第2の実施形態の第2の変形例におけるストッパのテーパー部の断面図である。
図18は、第3の実施形態における液滴ターゲット生成装置の構成を示す。
図19は、EUV光生成システムに接続された露光装置の構成を示す。
図20は、EUV光生成システムに接続された検査装置の構成を示す。
【実施形態】
【0009】
<内容>
1.EUV光生成システム11の全体説明
1.1 構成
1.2 動作
2.比較例
2.1 液滴ターゲット生成装置26の構成
2.1.1 固体ターゲット物質補給装置260
2.1.2 溶融ターゲット容器C3
2.1.3 ノズル52
2.2 液滴ターゲット生成装置26の動作
2.3 送出装置8の構成
2.4 送出装置8の動作
2.5 比較例の課題
3.ストッパ82を傾けた送出装置8a
3.1 送出装置8aの構成
3.2 送出装置8aの動作
3.3 作用
4.ストッパ82が直線的に移動する送出装置8b
4.1 構成及び動作
4.2 作用
5.第1の表面821が溝を含む送出装置8b
5.1 構成及び動作
5.2 作用
6.第1及び第2の検出器D1及びD2を含む固体ターゲット物質補給装置260c
6.1 構成
6.2 動作
6.3 作用
7.その他
7.1 EUV光利用装置6
7.2 補足
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本開示のいくつかの例を示すものであって、本開示の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作の全てが本開示の構成及び動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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