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公開番号
2025127353
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024024048
出願日
2024-02-20
発明の名称
RFIDモジュールの設置方法
出願人
太平洋セメント株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
G01N
33/38 20060101AFI20250825BHJP(測定;試験)
要約
【課題】RFIDモジュールの通信が阻害されることを抑制しつつ的確な固定が可能なRFIDモジュールの設置方法を提供する。
【解決手段】コンクリートを打設する前の鉄筋に対するRFIDモジュールの設置方法は、RFIDモジュール4を収容する保護ケース3における第1方向D1の第1端部31を第1鉄筋1に固定するステップと、保護ケース3における第1方向D1の第1端部31とは反対側の第2端部32を、第1鉄筋1に交差する第2鉄筋2に固定するステップと、を含む。上下方向Zに平行な視線で見て、保護ケース3の第1方向D1は、第1鉄筋1の軸方向X及び第2鉄筋2の軸方向Yの双方に傾斜している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリートを打設する前の鉄筋に対するRFIDモジュールの設置方法であって、
RFIDモジュールを収容する保護ケースにおける第1方向の第1端部を第1鉄筋に固定するステップと、
前記保護ケースにおける前記第1方向の前記第1端部とは反対側の第2端部を、前記第1鉄筋に交差する第2鉄筋に固定するステップと、を含み、
上下方向に平行な視線で見て、前記保護ケースの前記第1方向は、前記第1鉄筋の軸方向及び前記第2鉄筋の軸方向の双方に傾斜している、RFIDモジュールの設置方法。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記保護ケースは、板状に形成されており、
前記保護ケースの面方向が上下方向に沿っている、請求項1に記載のRFIDモジュールの設置方法。
【請求項3】
前記RFIDモジュールは通信アンテナを有し、
前記保護ケースに収容されている状態において、前記通信アンテナは、前記保護ケースにおける上部に配置されている。請求項2に記載のRFIDモジュールの設置方法。
【請求項4】
前記第1端部及び前記第2端部は、傾斜面を有する、請求項1~3のいずれかに記載のRFIDモジュールの設置方法。
【請求項5】
前記第1端部及び前記第2端部は、それぞれ3つ以上の孔を有しており、
前記3つ以上の孔のうち隣接する2つの孔に線材を通して前記鉄筋に固定する、請求項4に記載のRFIDモジュールの設置方法。
【請求項6】
前記RFIDモジュールは、センサを有し、
前記保護ケースは、前記センサを前記保護ケースの外部に開放するための窓を有する、請求項1に記載のRFIDモジュールの設置方法。
【請求項7】
前記RFIDモジュールは、センサを有し、
前記保護ケースの鉄筋への固定後にコンクリートを打設して、前記センサで計測した温度履歴を記録するステップを含む、請求項1に記載のRFIDモジュールの設置方法。
【請求項8】
前記センサで計測した温度履歴を、前記保護ケースの上方に配置したリーダにより読み取るステップを含む、請求項7に記載のRFIDモジュールの設置方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、鉄筋コンクリートに対するRFIDモジュールの設置方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的なコンクリート工事、施工、または製品の製造においては、型枠を組み、型枠内にコンクリートを打設してある期間養生を行った後、コンクリートが脱型可能な所定の強度に達していると推定される時点で脱型を行っている。
【0003】
コンクリートの強度を推定するために、例えば、特許文献1には、温度センサを備えたRFIDモジュールを打設コンクリート内に埋め込んだ状態にし、RFIDモジュールの温度センサで温度変化を継続的に測定して記憶しておき、リーダでRFIDモジュールから温度履歴データを読み取ることが記載されている。温度履歴データは、コンクリートの施行において重量な情報を算出するために用いられる。
【0004】
近距離無線通信の一種であるRFID(Radio Frequency Identification)は、微小な無線チップを有するRFIDモジュール(タグとも呼ばれる)が、電波や電磁波でリーダと交信し、RFIDモジュールのデータをリーダに送信することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4633416号公報
特許2006-348538号公報
特許第4651115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、鉄筋コンクリートにおいてRFID技術を用いる場合、鉄筋コンクリート内の鉄筋によって、RFIDモジュールとリーダとの間の通信が阻害される問題がある。また、コンクリートの打設時にRFIDモジュールが位置を変えることなくしっかりと固定されている必要がある(例えば、特許文献2,3参照)。
【0007】
本開示は、RFIDモジュールの通信が阻害されることを抑制しつつ的確な固定が可能なRFIDモジュールの設置方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のコンクリートを打設する前の鉄筋に対するRFIDモジュールの設置方法は、前記RFIDモジュールを収容する保護ケースにおける第1方向の第1端部を第1鉄筋に固定するステップと、前記保護ケースにおける前記第1方向の前記第1端部とは反対側の第2端部を、前記第1鉄筋に交差する第2鉄筋に固定するステップと、を含み、上下方向に平行な視線で見て、前記保護ケースの前記第1方向は、前記第1鉄筋の軸方向及び前記第2鉄筋の軸方向の双方に傾斜している。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、RFIDモジュールの通信が阻害されることを抑制しつつRFIDモジュールの的確な固定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
RFIDモジュールを収容した保護ケースを鉄筋に固定した状態を示す斜視図である。
図1に対応する平面図である。
図3Aは、保護ケースを示す正面図である。図3Bは、保護ケースを示す右側面図である。
図4Aは、保護ケースを示す背面図である。図4Bは、保護ケースを示す平面図である。図4Cは、保護ケースを示す底面図である。
コンクリートを打設した後の保護ケースとコンクリート表面と鉄筋との関係を模式的に示す側面図である。
コンクリートを打設した後の保護ケースとコンクリート表面と鉄筋との関係を模式的に示す側面図である。
別実施形態に係る保護ケース3を示す背面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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