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公開番号2025126655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022989
出願日2024-02-19
発明の名称包装装置及び包装方法
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類B65B 11/54 20060101AFI20250822BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】包装対象の包装において、包装対象と包装材との間の擦れを適切に抑制する包装装置を提供すること。
【解決手段】実施形態の搬送装置は、ガイドプレート、把持部及び移動アクチュエータを備える。ガイドプレートは、上面から下面までの貫通孔を有し、把持部は、ガイドプレートの上面に配置されたフィルムシートを把持可能である。移動アクチュエータは、把持部に把持されたフィルムシートに載置された包装対象が、貫通孔を自重で落下するのに伴い、貫通孔から沈込んだフィルムシートの沈込み部分で包装対象を包むように、把持部をガイドプレートの貫通孔へ向かって移動させる。
【選択図】図8


特許請求の範囲【請求項1】
上面及び下面を備え、前記上面から前記下面までの貫通孔を有するガイドプレートと、
前記ガイドプレートの前記上面に配置されたフィルムシートを把持可能な把持部と、
前記把持部に把持された前記フィルムシートに載置された包装対象が、前記貫通孔を自重で落下するのに伴い、前記貫通孔から沈込んだ前記フィルムシートの沈込み部分で前記包装対象を包むように、前記把持部を前記ガイドプレートの前記貫通孔へ向かって移動させる移動アクチュエータと、
を具備する、包装装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記把持部に一端が接続され、前記把持部の移動に対応させて伸長又は収縮する弾性部材をさらに具備し、
前記弾性部材は、前記包装対象の落下に伴って前記貫通孔に向かって前記把持部が移動している状態において、前記貫通孔から離れる側へ向かう力を前記把持部に作用させる、
請求項1の包装装置。
【請求項3】
落下した前記包装対象を支持する対象支持部と、
前記フィルムシートの前記沈込み部分において前記包装対象と前記ガイドプレートとの間に、前記フィルムシートが捻られた捻り部分を形成するように、前記対象支持部によって支持されている前記包装対象を、高さ方向に沿う回転軸を中心として回転させる回転アクチュエータと、
をさらに具備する、請求項1の包装装置。
【請求項4】
前記把持部に一端が接続され、前記把持部の移動に対応させて伸長又は収縮する弾性部材をさらに具備し、
前記弾性部材は、落下した前記包装対象が前記回転アクチュエータによって回転している状態において、前記フィルムシートの変形に追従させて前記把持部を移動可能にする、
請求項3の包装装置。
【請求項5】
前記回転アクチュエータによる前記包装対象の回転によって前記捻り部分が形成された状態において、前記フィルムシートの前記捻り部分と前記ガイドプレートとの間で、前記沈込み部分をシールするシール器具をさらに具備する、請求項3又は4の包装装置。
【請求項6】
上面から下面までの貫通孔を有するガイドプレートにおいて、フィルムシートを前記上面に配置するとともに、前記ガイドプレートの前記上面に配置された前記フィルムシートを、把持部で把持することと、
前記把持部に把持された前記フィルムシートに載置された包装対象が、前記貫通孔を自重で落下するのに伴い、前記貫通孔から沈込んだ前記フィルムシートの沈込み部分で前記包装対象を包むように、前記把持部を前記ガイドプレートの前記貫通孔へ向かって移動させることと、
を具備する、包装方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、包装装置及び包装方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
セラミックボール等の包装対象を包装材で包装することが、行われている。包装対象の包装では、例えば、把持アーム等を用いて、包装材となる包装袋を所定の位置に配置し、包装袋の開口部分を開く。そして、開口部分が開かれた状態で、開口部分から包装袋の内部に包装対象を挿入し、包装材となる包装袋で、包装対象を覆う。前述のような包装対象の包装では、包装対象の品質を確保する観点等から、包装対象と包装材との間の擦れを抑制し、包装材との間の擦れに起因する包装対象の損傷等を、防止することが、求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3768286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、包装対象の包装において、包装対象と包装材との間の擦れを適切に抑制する包装装置及び包装方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の搬送装置は、ガイドプレート、把持部及び移動アクチュエータを備える。ガイドプレートは、上面及び下面を備え、上面から下面までの貫通孔を有する。把持部は、ガイドプレートの上面に配置されたフィルムシートを把持可能である。移動アクチュエータは、把持部に把持されたフィルムシートに載置された包装対象が、貫通孔を自重で落下するのに伴い、貫通孔から沈込んだフィルムシートの沈込み部分で包装対象を包むように、把持部をガイドプレートの貫通孔へ向かって移動させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態に係る包装装置において、包装対象の包装が行われていない状態を、奥行方向の一方側から視た概略図である。
図2は、実施形態に係る包装装置において、包装対象の包装が行われていない状態を、高さ方向の上側から視た概略図である。
図3は、実施形態に係る包装装置において、図1及び図2の状態からフィルムをさらに引出している状態を、奥行方向の一方側から視た概略図である。
図4は、実施形態に係る包装装置において、図3の引出し動作によって引出されたフィルムを、把持部のそれぞれが把持している状態を、奥行方向の一方側から視た概略図である。
図5は、実施形態に係る包装装置において、図3の引出し動作によって引出されたフィルムを、把持部のそれぞれが把持している状態を、高さ方向の上側から視た概略図である。
図6は、実施形態に係る包装装置において、図4及び図5の状態から、フィルムシートを分離し、かつ、フィルムシートの包装対象を載置した状態を、高さ方向に沿う断面で示す概略図である。
図7は、実施形態に係る包装装置において、図4及び図5の状態から、フィルムシートを分離し、かつ、フィルムシートの包装対象を載置した状態を、高さ方向の上側から視た概略図である。
図8は、実施形態に係る包装装置において、図6及び図7の状態から、フィルムシートを把持している把持部のそれぞれが、ガイドプレートの内周側へ向かって移動している状態を、高さ方向に沿う断面で示す概略図である。
図9は、実施形態に係る包装装置において、図6及び図7の状態から、フィルムシートを把持している把持部のそれぞれが、ガイドプレートの内周側へ向かって移動している状態を、高さ方向の上側から視た概略図である。
図10は、実施形態に係る包装装置において、図8及び図9の状態から包装対象を落下させた後に、包装対象を回転させている状態を、高さ方向に沿う断面で示す概略図である。
図11は、実施形態に係る包装装置において、図8及び図9の状態から包装対象を落下させた後に、包装対象を回転させている状態を、高さ方向の上側から視た概略図である。
図12は、実施形態に係る包装装置において、図10及び図11での包装対象の回転によってフィルムシートに捻り部分を形成した状態において、シール器具によるシール動作が行われている状態を、高さ方向に沿う断面で示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
【0008】
図1及び図2は、実施形態等に係る包装装置1の一例を示す。図1及び図2では、包装対象の包装が行われていない状態が、示される。包装対象としては、例えば、セラミックボール等のボールが、挙げられる。セラミックボールの製造では、成形機等によってセラミックボールを成形した後、成形したセラミックボールを包装材に包装する。そして、包装材に包装されたセラミックボールを、湿式の冷間等方圧加圧法(wet-CIP(Cold Isostatic Pressing)法)によって固める。ある一例では、包装装置1は、湿式の冷間等方圧加圧法を行う前において、セラミックボールの包装に用いられる。なお、包装装置1を用いて包装される包装対象は、ボールに限るものではなく、後述する包装装置1の構成、動作及び処理等は、ボール以外の包装対象の包装にも、適用可能である。
【0009】
図1及び図2等に示すように、包装装置1では、高さ方向(矢印Z1及び矢印Z2で示す方向)、高さ方向に対して交差する(直交又は略直交する)横方向(矢印Y1及び矢印Y2で示す方向)、及び、高さ方向及び横方向の両方に対して交差する(直交又は略直交する)奥行方向(矢印X1及びX2で示す方向)が、規定される。そして、包装装置1では、高さ方向の一方側が、上側(矢印Z1側)となり、高さ方向の上側とは反対側が、下側(矢印Z2側)となる。図1は、奥行方向の一方側から視た概略図であり、図2は、高さ方向の上側から視た概略図である。
【0010】
包装装置1は、高さ方向が鉛直方向に沿い、かつ、横方向及び奥行方向が仮想上の水平面に沿う状態で、使用される。このため、包装装置1の高さ方向は、仮想上の水平面に対して、直交又は略直交する。また、包装装置1は、高さ方向の上側が鉛直上側と一致又は略一致し、かつ、高さ方向の下側が鉛直下側と一致又は略一致する状態で、使用される。
(【0011】以降は省略されています)

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