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公開番号2025126468
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022667
出願日2024-02-19
発明の名称インテリジェント電子装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02J 13/00 20060101AFI20250822BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】配電子局は、電柱の柱上に設置される一方、路側装置は、道路上の路側のどこかに設けられることが多い。したがって、インテリジェント電子装置及び路側装置を設ける場合、各々に電源供給部を設ける必要があった。
【解決手段】本開示に係るインテリジェント電子装置は、配電系統に関する情報である系統情報を用いて前記配電系統の制御及び監視の少なくともいずれかに関わる処理である第1処理の少なくとも一部と、車両に関する情報である車両情報を用いて前記第1処理とは異なる処理である第2処理の少なくとも一部とを行う演算部と、前記第1処理の結果を管理サーバへ通知し、前記第2処理の結果を前記車両へ通知する送信部と、少なくとも前記演算部と前記送信部とに電源を供給する電源供給部と、を備えたものである。

【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
配電系統に関する情報である系統情報を用いて前記配電系統の制御及び監視の少なくともいずれかに関わる処理である第1処理の少なくとも一部と、車両に関する情報である車両情報を用いて前記第1処理とは異なる処理である第2処理の少なくとも一部とを行う演算部と、
前記第1処理の結果を管理サーバへ通知し、前記第2処理の結果を前記車両へ通知する送信部と、
少なくとも前記演算部と前記送信部とに電源を供給する電源供給部と、
を備えるインテリジェント電子装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記演算部は、前記車両情報と前記インテリジェント電子装置外に関する情報である状態情報とを用いて前記第2処理を行う
請求項1に記載のインテリジェント電子装置。
【請求項3】
前記状態情報は、前記インテリジェント電子装置が設置されている周辺の天候に関する情報及び前記インテリジェント電子装置外の画像の少なくともいずれか1つを含む情報である
請求項2に記載のインテリジェント電子装置。
【請求項4】
前記第1処理は、前記系統情報に含まれる電圧値及び電流値の少なくともいずれかを用いて、前記電圧値及び前記電流値があらかじめ定められた適正範囲から逸脱しているか否かを判定する
請求項1に記載のインテリジェント電子装置。
【請求項5】
前記第1処理は、前記電圧値及び前記電流値の少なくともいずれかを用いて、前記電圧値及び前記電流値が前記適正範囲から逸脱している場合、逸脱量を算出し、前記逸脱量を用いて前記電圧値及び前記電流値が前記適正範囲となるよう制御量を算出する
請求項4に記載のインテリジェント電子装置。
【請求項6】
前記車両情報は、前記車両を識別する識別情報、前記車両の位置に関する位置情報、前記インテリジェント電子装置から取得した情報に関する要求情報の少なくともいずれか1つを含む
請求項2に記載のインテリジェント電子装置。
【請求項7】
前記第2処理は、前記要求情報に応じて、前記状態情報を選択し、前記状態情報を用いて前記車両に提供する提供情報を作成する
請求項6に記載のインテリジェント電子装置。
【請求項8】
前記車両情報は、複数の前記車両の位置に関する位置情報を含み、
前記提供情報は、前記車両同士があらかじめ定められた車間距離を確保するよう前記車両の挙動指示に関する情報である
請求項7に記載のインテリジェント電子装置。
【請求項9】
前記車両情報は、前記車両の位置に関する位置情報を含み、
前記提供情報は、前記インテリジェント電子装置が設置されている周辺の天候に関する情報を用いた前記車両の位置に応じた天候に関する情報、前記インテリジェント電子装置外の画像を用いた前記車両の位置に応じた画像情報、または前記インテリジェント電子装置が設置されている周辺の天候に関する情報と前記インテリジェント電子装置外の画像との少なくともいずれか1つを含む前記車両の位置に応じた前記車両への警告情報の
少なくともいずれか1つを含む前記提供情報である
請求項7に記載のインテリジェント電子装置。
【請求項10】
前記演算部は、前記第1処理を行う第1演算部と、前記第2処理を行う第2演算部とを含む
請求項1に記載のインテリジェント電子装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、インテリジェント電子装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、配電系統の監視制御システム(配電自動化システム)の制御端末として配電子局が配電線の電柱上に設置され、配電系統から電流や電圧などの情報を収集している。電力系統や電力設備に故障が発生した場合には、当該故障を検知して、開閉器を開閉することで停電範囲を極小化している。また、配電線の電柱上に設置された配電子局は、電力系統の安定化を図るための制御機能も有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/234863号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、近年、自動車または鉄道などの移動手段において、自動運転のための支援、安全運転のための支援などの運転支援の研究開発が盛んに行われている。これらの運転支援を実現するためには、車両、歩行者、または障害物といった物体の識別結果などの情報を車両に提供する提供情報が必要である。提供情報は、センサまたはカメラなどの周辺の情報を取得する機器が搭載された車両及び路側装置によって生成される。
配電子局は、すでに設置された電柱上に設置される一方で、路側装置は、新たに道路周辺に設置場所を設ける必要があるため、路側装置の設置場所を確保することが容易ではなかった。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、路側装置の設置場所の確保を容易にすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るインテリジェント電子装置は、配電系統に関する情報である系統情報を用いて配電系統の制御及び監視の少なくともいずれかに関わる処理である第1処理の少なくとも一部と、車両に関する情報である車両情報を用いて第1処理とは異なる処理である第2処理の少なくとも一部とを行う演算部と、第1処理の結果を管理サーバへ通知し、第2処理の結果を車両へ通知する送信部と、少なくとも演算部と送信部とに電源を供給する電源供給部と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、路側装置が有する車両の制御指示を行う構成と配電系統の制御を行う構成とが電源供給部を共有する構成となるため、路側装置の設置場所を確保することを容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1にかかるインテリジェント電子装置の一例を示すブロック図である。
実施の形態1にかかるインテリジェント電子装置の演算部による電力系統の監視及び制御の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1にかかるインテリジェント電子装置の演算部において第2処理の警告情報を作成するまでのフローチャート図である。
実施の形態1にかかるインテリジェント電子装置の演算部において第2処理である警告情報を作成するフローチャート図である。
実施の形態1にかかるインテリジェント電子装置の演算部において第2処理のうち車両制御情報を含む提供情報を作成するフローチャート図である。
実施の形態1にかかるインテリジェント電子装置のハードウェア構成図の例である。
実施の形態2にかかるインテリジェント電子装置の一例を示すブロック図である。
実施の形態2にかかるインテリジェント電子装置のユニット構成図の一例である。
実施の形態2にかかるインテリジェント電子装置の電源供給部における処理を示すフローチャート図である。
実施の形態3にかかるインテリジェント電子装置の一例を示すブロック図である。
実施の形態4にかかるインテリジェント電子装置の一例を示すブロック図である。
実施の形態4にかかるインテリジェント電子装置の電源供給部の処理を示すフローチャート図である。
電力系統の電力が不足している場合において、実施の形態4の第1演算部が行う第3処理を示すフローチャート図である。
電力系統の電力が余剰している場合において、実施の形態4の第1演算部が行う第3処理を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
実施の形態1におけるインテリジェント電子装置1aについて説明する。図1は、実施の形態1のインテリジェント電子装置1aの一例を示すブロック図である。インテリジェント電子装置1aは、配電設備2a、センサ3a、カメラ4a及び車両5aそれぞれに対して、有線又は無線のネットワークで通信可能に接続されている。
【0010】
インテリジェント電子装置1aは、電源供給部11a、系統情報取得部12a、記憶部13a、状態情報取得部14a、車両情報取得部15a、演算部16a、及び送信部17aを備える。各部は、インテリジェント電子装置1aの筐体内に備えられている。各部についての詳細は後述する。
配電設備2aは、配電線に接続されて設けられている。配電設備2aは、例えば、遮断器などの開閉器2a1又は変圧器2a2である。開閉器2a1は、配電線をあらかじめ定められた配電区間に区分し、地絡、短絡等の系統事故が発生した場合、接点を開放することで当該配電区間を切り離す。配電区間は、開閉器2a1で区分されるとしたが、例えば、変圧器2a2などで区分されてもよいし、任意の方法で区分されてもよい。なお、開閉器2a1の接点の開閉状態に関する情報である接点情報は、後述する系統情報取得部12aに送られる。また、変圧器2a2は、タップ位置を切り替える機能を有しており、タップ位置を切り替えることによって電圧を調整する。
(【0011】以降は省略されています)

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