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公開番号
2025125858
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024022084
出願日
2024-02-16
発明の名称
電話交換システム、電話交換方法、構内交換装置、構内交換方法、及びプログラム
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
弁理士法人レクスト国際特許事務所
主分類
H04M
3/54 20060101AFI20250821BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】
着信待ち時間や回線保留時間の軽減を図って構内交換機本体及び回線を含むシステムリソースの最適化を可能とする電話交換システムを提供する。
【解決手段】
構内交換機において外線端末からの着信検出時に外線端末からの着信を示す着信メッセージを生成する着信メッセージ生成手段と、構内交換機において複数の通信装置のうちの指定された通信端末宛で着信メッセージをゲートウエイ装置を介してサーバに向けて送信する第1送信手段と、サーバにおいて着信メッセージを受信すると、着信メッセージを指定された通信装置に向けて送信する第2送信手段と、サーバにおいて指定された通信装置のうちのいずれか1の通信装置から着信メッセージに対する応答メッセージを受信した時に外線端末と、1の通信装置との間の音声通話を構内交換機、ゲートウエイ装置及び通信網を介して形成する通話実現手段と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外線端末と内線端末とに接続された構内交換機と、
各々が音声通信及び視覚メッセージ通信が可能な複数の通信装置と、
音声通信及び視覚メッセージ通信を実現するために前記複数の通信装置と通信網を介して接続されたサーバと、
前記構内交換機と前記通信網との間に接続されたゲートウエイ装置と、を備えた電話交換システムであって、
前記構内交換機において前記外線端末からの着信を検出する着信受付手段と、
前記構内交換機において前記外線端末からの着信検出時に前記外線端末からの着信を示す着信メッセージを生成する着信メッセージ生成手段と、
前記構内交換機において前記複数の通信装置のうちの指定された通信端末宛で前記着信メッセージを前記ゲートウエイ装置を介して前記サーバに向けて送信する第1送信手段と、
前記サーバにおいて前記着信メッセージを受信すると、前記着信メッセージを前記指定された通信装置に向けて送信する第2送信手段と、
前記サーバにおいて前記指定された通信装置のうちのいずれか1の通信装置から前記着信メッセージに対する応答メッセージを受信した時に前記外線端末と、前記1の通信装置との間の音声通話を前記構内交換機、前記ゲートウエイ装置及び前記通信網を介して形成する通話実現手段と、を備えることを特徴とする電話交換システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記通話実現手段は、
前記サーバにおいて前記1の通信装置から前記応答メッセージを受信した時に前記応答メッセージを前記ゲートウエイ装置を介して前記構内交換機に向けて送信する手段と、
前記構内交換機において前記応答メッセージを受信した時に前記応答メッセージを前記外線端末に送信する手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の電話交換システム。
【請求項3】
前記指定された通信装置は前記外線端末の電話番号に対応して予め定められることを特徴とする請求項1記載の電話交換システム。
【請求項4】
前記外線端末からの着信が前記内線端末宛ての着信である場合に、前記指定された通信装置は前記内線端末の電話番号に対応して予め定められることを特徴とする請求項1記載の電話交換システム。
【請求項5】
前記構内交換機において前記外線端末からの着信検出時に当該着信を保留状態にし、前記外線端末に対して保留中を示すガイダンス音声を送信する手段と、
前記構内交換機において前記構内交換機において前記応答メッセージを受信した時に前記保留状態を解除する手段と、を有することを特徴とする請求項2記載の電話交換システム。
【請求項6】
前記構内交換機において、前記保留状態の期間がタイムアウト期間を越えた時には前記外線端末に対して通話ができない旨を示すガイダンス音声を送信し、前記外線端末との間の呼の接続を切断する手段を有することを特徴とする請求項5記載の電話交換システム。
【請求項7】
前記外線端末からの着信が前記内線端末宛ての着信である場合に前記内線端末において前記保留状態の着信に応答した時に、前記構内交換機において前記指定された通信装置に対して受付終了を示すメッセージを送信する手段を有することを特徴とする請求項5記載の電話交換システム。
【請求項8】
前記サーバはSIPサーバであることを特徴とする請求項1記載の電話交換システム。
【請求項9】
前記応答メッセージはINVITEメッセージであることを特徴とする請求項8記載の電話交換システム。
【請求項10】
外線端末と内線端末とに接続された構内交換機と、
各々が音声通信及び視覚メッセージ通信が可能な複数の通信装置と、
音声通信及び視覚メッセージ通信を実現するために前記複数の通信装置と通信網を介して接続されたサーバと、
前記構内交換機と前記通信網との間に接続されたゲートウエイ装置と、を備えた電話交換システムの電話交換方法であって、
前記構内交換機において前記外線端末からの着信を検出する着信受付ステップと、
前記構内交換機において前記外線端末からの着信検出時に前記外線端末からの着信を示す着信メッセージを生成する着信メッセージ生成ステップと、
前記構内交換機において前記複数の通信装置のうちの指定された通信端末宛で前記着信メッセージを前記ゲートウエイ装置を介して前記サーバに向けて送信する第1送信ステップと、
前記サーバにおいて前記着信メッセージを受信すると、前記着信メッセージを前記指定された通信装置に向けて送信する第2送信ステップと、
前記サーバにおいて前記指定された通信装置のうちのいずれか1の通信装置から前記着信メッセージに対する応答メッセージを受信した時に前記外線端末と、前記1の通信装置との間の音声通話を前記構内交換機、前記ゲートウエイ装置及び前記通信網を介して形成する通話実現ステップと、を含むことを特徴とする電話交換方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、構内交換機を含む電話交換システム、電話交換方法、構内交換装置、構内交換方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の構内交換機における技術として、例えば、外部の発信者が企業の事業所の特定者に対して電話を掛ける際には、発信者の発信端末からの発信が先ず、事業所内の構内交換機を介して事業所内の代表の端末又は任意の内線端末に着信する。その着信に対して最初に対応した者が特定者ではない場合には、その最初に対応した者は特定者に対し、転送手段等の内線切替手段により着信を取り次ぐ。その取り次ぎに基づいて発信者は特定者との通話が可能となる。
【0003】
また、手動での取次ぎを不要とするために、構内交換機には、グループ化された内線端末に対する順次着信、或いは同時着信といった機能が備えられる。
【0004】
例えば、特許文献1には外線からの着信を空いている他の外線の転送先に自動的に転送する外線自動転送方式が開示されている。また、特許文献2には、第1のボタン電話機において捕捉した所定の局線を内線用のクロスポイントを介して第2のボタン電話機に捕捉させる転送動作を行う局線転送方式が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭62-45295号公報
特開昭60-201797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、テレワークの比重が増えた近時の労働環境にあっては、外線からの着信があった時に構内交換機の設定通りに事業所内の外線用の内線端末を着信させても、事業所内の出勤人数が限られるので着信を受けられない、若しくは取次の手間が特定要員に集中し、組織内の不満につながるといった課題が生じていた。また、発信者にとっては取次待ちが発生し、取り次が生ずる度に取次相手に対し同様の説明を行うこととなり発信者は不快を感じるという課題があった。
【0007】
順次着信機能を用いた場合にあっては、最適な者が着信を受けるまでに時間差が生じ、発信者を待たせることとなる。また、同時着信機能を用いた場合にあっては、外線からの着信を当該外線用の内線端末を保有する部署の所属員に発呼の形で届けても、回線を複数分保留してしまうため、回線や構内交換機のCPU (中央演算装置) などの資源を無駄に使用することになる。また、最終的には着信に伴う通話の関係者は1名又は数名となり、同時着信のために使用した資源の大半は有効活用されず、不要なシステムコスト増大要因となる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、このような課題に着目し、着信待ち時間や回線保留時間の軽減を図って構内交換機本体及び回線を含むシステムリソースの最適化を可能とする電話交換システム、電話交換方法、構内交換機、構内交換方法、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の電話交換システムは、外線端末と内線端末とに接続された構内交換機と、各々が音声通信及び視覚メッセージ通信が可能な複数の通信装置と、音声通信及び視覚メッセージ通信を実現するために前記複数の通信装置と通信網を介して接続されたサーバと、前記構内交換機と前記通信網との間に接続されたゲートウエイ装置と、を備えた電話交換システムであって、前記構内交換機において前記外線端末からの着信を検出する着信受付手段と、前記構内交換機において前記外線端末からの着信検出時に前記外線端末からの着信を示す着信メッセージを生成する着信メッセージ生成手段と、前記構内交換機において前記複数の通信装置のうちの指定された通信端末宛で前記着信メッセージを前記ゲートウエイ装置を介して前記サーバに向けて送信する第1送信手段と、前記サーバにおいて前記着信メッセージを受信すると、前記着信メッセージを前記指定された通信装置に向けて送信する第2送信手段と、前記サーバにおいて前記指定された通信装置のうちのいずれか1の通信装置から前記着信メッセージに対する応答メッセージを受信した時に前記外線端末と、前記1の通信装置との間の音声通話を前記構内交換機、前記ゲートウエイ装置及び前記通信網を介して形成する通話実現手段と、を備えることを特徴としている。
【0010】
本発明の電話交換方法は、外線端末と内線端末とに接続された構内交換機と、各々が音声通信及び視覚メッセージ通信が可能な複数の通信装置と、音声通信及び視覚メッセージ通信を実現するために前記複数の通信装置と通信網を介して接続されたサーバと、前記構内交換機と前記通信網との間に接続されたゲートウエイ装置と、を備えた電話交換システムの電話交換方法であって、前記構内交換機において前記外線端末からの着信を検出する着信受付ステップと、前記構内交換機において前記外線端末からの着信検出時に前記外線端末からの着信を示す着信メッセージを生成する着信メッセージ生成ステップと、前記構内交換機において前記複数の通信装置のうちの指定された通信端末宛で前記着信メッセージを前記ゲートウエイ装置を介して前記サーバに向けて送信する第1送信ステップと、前記サーバにおいて前記着信メッセージを受信すると、前記着信メッセージを前記指定された通信装置に向けて送信する第2送信ステップと、前記サーバにおいて前記指定された通信装置のうちのいずれか1の通信装置から前記着信メッセージに対する応答メッセージを受信した時に前記外線端末と、前記1の通信装置との間の音声通話を前記構内交換機、前記ゲートウエイ装置及び前記通信網を介して形成する通話実現ステップと、を含むことを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)
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