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公開番号2025123434
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2025102785,2021207845
出願日2025-06-18,2021-12-22
発明の名称磁気ディスク装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G11B 20/18 20060101AFI20250815BHJP(情報記憶)
要約【課題】 信頼性を向上可能な磁気ディスク装置を提供することである。
【解決手段】 本実施形態に係る磁気ディスク装置は、ディスクと、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、第1パリティセクタに基づいてトラック単位のエラー訂正処理を実行できる少なくとも1つの第1セクタ及び前記第1パリティセクタを含む第1セクタ群と、トラック単位のエラー訂正処理を実行できない少なくとも1つの第2セクタを含む第2セクタ群と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ディスクと、
前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、
第1パリティセクタに基づいてトラック単位のエラー訂正処理を実行できる少なくとも1つの第1セクタ及び前記第1パリティセクタを含む第1セクタ群と、
トラック単位のエラー訂正処理を実行できない少なくとも1つの第2セクタを含む第2セクタ群と、を備える、
磁気ディスク装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記第1セクタ群、及び前記第2セクタ群は、ともにセクタ群の任意の箇所1部のみをライト可能とする、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項3】
前記第1セクタは前記第1パリティセクタから前記ディスクの円周方向に連続する、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項4】
前記第2セクタ群に第2パリティセクタを含む、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項5】
前記第1セクタ群と前記第2セクタ群とで、異なるリード処理を適用する、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項6】
前記第1セクタ群にエラーセクタを検出した場合、このエラーセクタをセクタECC処理で訂正できない際に、前記第1パリティセクタに基づいてトラックECC処理をこのエラーセクタに実行し、このエラーセクタを訂正する、請求項5に記載の磁気ディスク装置。
【請求項7】
前記第1セクタ群にエラーセクタを検出した場合、このエラーセクタをリードリトライで訂正できない際に、前記第1パリティセクタに基づいてトラックECC処理をこのエラーセクタに実行し、このエラーセクタを訂正する、請求項5に記載の磁気ディスク装置。
【請求項8】
前記第2セクタ群にエラーセクタを検出した場合、このエラーセクタをセクタECC処理で訂正できない際に、第2パリティセクタに基づいてトラックECC処理をこのエラーセクタに実行しない、請求項5に記載の磁気ディスク装置。
【請求項9】
前記第2セクタ群にエラーセクタを検出した場合、このエラーセクタをリードリトライで訂正できない際に、第1パリティセクタに基づいてトラックECC処理をこのエラーセクタに実行しない、請求項5に記載の磁気ディスク装置。
【請求項10】
第1ライトコマンドに属するセクタ群が前記第1パリティセクタを内包する場合、このセクタ群をトラックECC処理を実行するセクタ群として管理する、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、磁気ディスク装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
磁気ディスク装置は、このセクタに対応する訂正コードによりこのセクタを訂正(救済又は復旧)できない場合にこのセクタを含むトラックに対応するパリティセクタに基づいて、このセクタを訂正するエラー訂正機能を有し得る。磁気ディスク装置は、所定のトラックの各セクタを排他的論理和(Exclusive OR:XOR)演算した結果をパリティセクタとしてこのトラックにライトする。磁気ディスク装置は、このトラックの所定のセクタでエラーを検出した場合、このトラックに対応するパリティセクタに基づいて誤り訂正符号(Error Correction Code)によりエラーを訂正するエラー訂正処理(以下、トラックECC処理と称する場合もある)を実行する。磁気ディスク装置が、パリティセクタを含むトラックの一部に通常記録(Conventional Magnetic Recording:CMR)型式でランダムにデータを上書きした場合、磁気ディスク装置は、このトラックにトラックECC処理を実行できない可能性がある。
【0003】
磁気ディスク装置は、対象とするトラック(以下、対象トラックと称する場合もある)の目標とする位置(以下、目標位置と称する場合もある)、例えば、トラックセンタからディスクの半径方向へのずれ量の上限値であるDOL(Drift of level)又はWOS(Write off track Slice)を対象トラックに設定する。
【0004】
また、磁気ディスク装置では、データをライトした場合にヘッドからの漏れ磁束等の影響(Adjacent Track Interference:ATI)により、データが消去されるサイドイレーズが発生し得る。ATIは、例えば、ヘッドの特性、TPI(Track Per Inch)設定値、及びライト電流設定値等によって異なる。サイドイレーズを防止するために、磁気ディスク装置は、所定のトラックの周辺トラックにデータをライトした回数が規定回数に達した場合に、所定のトラックのデータを書き直す機能(リフレッシュ機能)を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第10748567号明細書
米国特許第10910013号明細書
米国特許第7245447号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態の課題は、信頼性を向上可能な磁気ディスク装置及びDOLの設定方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態に係る磁気ディスク装置は、ディスクと、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、第1パリティセクタに基づいてトラック単位のエラー訂正処理を実行できる少なくとも1つの第1セクタ及び前記第1パリティセクタを含む第1セクタ群と、トラック単位のエラー訂正処理を実行できない少なくとも1つの第2セクタを含む第2セクタ群と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係るディスクに対するヘッドの配置の一例を示す模式図である。
図3は、トラックECC処理の一例を示す模式図である。
図4は、トラックECC処理の一例を示す模式図である。
図5は、トラックECC処理の一例を示す模式図である。
図6は、実施形態に係る低DOL及び高DOLと低アンリカバブル閾値UTH1との一例を示す模式図である。
図7は、本実施形態に係るDOLの一例を示す模式図である。
図8は、本実施形態に係るDOLの一例を示す模式図である。
図9は、本実施形態に係るDOLの一例を示す模式図である。
図10は、本実施形態に係るDOLの設定方法の一例を示すフローチャートである。
図11は、本実施形態に係るライト処理の一例を示すフローチャートである。
図12は、変形例1に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
図13は、変形例1に係るリフレッシュ閾値の一例を示す模式図である。
図14は、本実施形態に係るリフレッシュ閾値の設定方法の一例を示すフローチャートである。
図15は、本実施形態に係る訂正可能領域のライト処理の一例を示すフローチャートである。
図16は、変形例2に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
図17は、変形例2に係る退避処理の一例を示す模式図である。
図18は、変形例2に係る退避処理の一例を示すフローチャートである。
図19は、変形例2に係る退避処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面は、一例であって、発明の範囲を限定するものではない。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置1の構成を示すブロック図である。
磁気ディスク装置1は、後述するヘッドディスクアセンブリ(HDA)と、ドライバIC20と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC、又はプリアンプと称する場合もある)30と、揮発性メモリ70と、不揮発性メモリ80と、バッファメモリ(バッファ)90と、1チップの集積回路であるシステムコントローラ130とを備える。また、磁気ディスク装置1は、ホストシステム(以下、単に、ホストと称する)100と接続される。
【0010】
HDAは、磁気ディスク(以下、ディスクと称する場合もある)10と、スピンドルモータ(以下、SPMと称する場合もある)12と、ヘッド15を搭載しているアーム13と、ボイスコイルモータ(以下、VCMと称する場合もある)14とを有する。ディスク10は、SPM12に取り付けられ、SPM12の駆動により回転する。アーム13及びVCM14は、アクチュエータを構成している。アクチュエータは、VCM14の駆動により、アーム13に搭載されているヘッド15をディスク10の所定の位置まで移動制御する。ディスク10およびヘッド15は、2つ以上の数が設けられてもよい。また、アクチュエータも、2つ以上設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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