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公開番号2025122710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018300
出願日2024-02-09
発明の名称電子情報記憶媒体、ICチップ、レコード処理方法、及びプログラム
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類G06F 3/06 20060101AFI20250815BHJP(計算;計数)
要約【課題】発行者がレコード番号を意識せずに自由な順序でレコードを発行可能としつつ、既に書き込まれたレコードと重複するレコードが発行装置から送信されたときに適切に対処することが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、レコード処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】ICチップ1は、受信された発行コマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が管理テーブルの要素に既に登録されている場合、当該管理テーブルの要素に対応付けられるRecordクラスに記憶されているレコードに代えて当該発行コマンドに含まれるレコードを当該Recordクラスに書き込むか、或いは、当該発行コマンドに含まれるレコードをRecordクラスに書き込むことなく、エラーを示すレスポンスを外部装置2へ送信する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
レコードを書き込むための複数のレコード記憶領域を有するメモリを備える電子情報記憶媒体であって、
前記レコードの識別情報を管理するための管理テーブルを保持する保持手段と、
外部装置からレコード及び当該レコードの識別情報を含む書き込みコマンドを受信する受信手段と、
前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記管理テーブルの要素に登録されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記管理テーブルの要素に登録されていると判定された場合に、当該管理テーブルの要素に対応付けられる前記レコード記憶領域に記憶されているレコードに代えて前記書き込みコマンドに含まれるレコードを当該レコード記憶領域に書き込む処理手段と、
を備えることを特徴とする電子情報記憶媒体。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
レコードを書き込むための複数のレコード記憶領域を有するメモリを備える電子情報記憶媒体であって、
前記レコードの識別情報を管理するための管理テーブルを保持する保持手段と、
外部装置からレコード及び当該レコードの識別情報を含む書き込みコマンドを受信する受信手段と、
前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記管理テーブルの要素に登録されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記管理テーブルの要素に登録されていると判定された場合に、前記書き込みコマンドに含まれるレコードを前記レコード記憶領域に書き込むことなく、エラーを示すレスポンスを前記外部装置へ送信する処理手段と、
を備えることを特徴とする電子情報記憶媒体。
【請求項3】
前記処理手段は、前記判定手段により前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記管理テーブルの要素に登録されていないと判定された場合に、前記複数のレコード記憶領域のうち、前記レコードが書き込まれていないレコード記憶領域に前記書き込みコマンドに含まれるレコードを書き込み、且つ、当該レコード記憶領域に対応付けられる管理テーブルの要素に前記書き込みコマンドに含まれる識別情報を登録することを特徴とする請求項1または2に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項4】
前記受信手段は、前記外部装置から読み出し対象となるレコードの識別情報を含む読み出しコマンドを受信し、
前記処理手段は、前記読み出しコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が登録されている管理テーブルの要素を検索し、当該検索された管理テーブルの要素に対応付けられる前記レコード記憶領域から前記レコードを読み出し、当該読み出されたレコードを含むレスポンスを前記外部装置へ送信することを特徴とする請求項1または2に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項5】
レコードを書き込むための複数のレコード記憶領域を有するメモリを備える電子情報記憶媒体であって、
外部装置からレコード及び当該レコードの識別情報を含む書き込みコマンドを受信する受信手段と、
前記複数のレコード記憶領域のうち何れかのレコード記憶領域の第1領域に前記書き込みコマンドに含まれるレコードを書き込み、且つ、当該レコードが書き込まれる当該レコード記憶領域の第2領域に前記書き込みコマンドに含まれる識別情報を書き込む処理手段と、
を備えることを特徴とする電子情報記憶媒体。
【請求項6】
前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が何れかの前記レコード記憶領域の第2領域に記憶されているか否かを判定する判定手段を更に備え、
前記処理手段は、前記判定手段により前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記レコード記憶領域の第2領域に記憶されていると判定された場合に、当該レコード記憶領域の第1領域に記憶されているレコードに代えて前記書き込みコマンドに含まれるレコードを当該第1領域に書き込むことを特徴とする請求項5に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項7】
前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が何れかの前記レコード記憶領域の第2領域に記憶されているか否かを判定する判定手段を更に備え、
前記処理手段は、前記判定手段により前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記レコード記憶領域の第2領域に記憶されていると判定された場合に、前記書き込みコマンドに含まれるレコードを前記レコード記憶領域に書き込むことなく、エラーを示すレスポンスを前記外部装置へ送信することを特徴とする請求項5に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項8】
前記処理手段は、前記判定手段により前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記レコード記憶領域の第2領域に記憶されていないと判定された場合に、前記レコード記憶領域の配列に基づいて、前記レコードが書き込まれていないレコード記憶領域を検索し、当該検索されたレコード記憶領域の第1領域に前記書き込みコマンドに含まれるレコードを書き込み、且つ、当該レコードが書き込まれる当該レコード記憶領域の第2領域に前記書き込みコマンドに含まれる識別情報を書き込むことを特徴とする請求項6に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項9】
前記処理手段は、前記判定手段により前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記レコード記憶領域の第2領域に記憶されていないと判定された場合に、前記レコード記憶領域の配列に基づいて、前記レコードが書き込まれていないレコード記憶領域を検索し、当該検索されたレコード記憶領域の第1領域に前記書き込みコマンドに含まれるレコードを書き込み、且つ、当該レコードが書き込まれる当該レコード記憶領域の第2領域に前記書き込みコマンドに含まれる識別情報を書き込むことを特徴とする請求項7に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項10】
前記受信手段は、複数の前記書き込みコマンドを順次受信し、
それぞれの前記書き込みコマンドに含まれる前記レコードの内容は互いに異なることを特徴とする請求項5乃至9の何れか一項に記載の電子情報記憶媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外部装置から複数のレコードを書き込み可能なIC(Integrated Circuit)チップ等の技術分野に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に開示されるように、ICチップにより使用されるべきファイルに格納される複数のレコードを該ICチップに書き込むためのレコード発行工程において、ICチップの発行者(製造者)の発行装置から複数の書き込みコマンドをICチップに順次送信するようになっている。これにより、ICチップでは発行装置からの複数のレコードを順次書き込む処理が実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6556489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のICチップではレコード発行工程において、それぞれのレコードのレコード番号と該レコードの発行順(書き込み順)を一致させなければならない場合があった。例えば、JICSAP仕様で定義されるAppend Recordコマンドは、パラメータで指定したファイルに対してレコードを追記するコマンドであるが、追記されたレコードのレコード番号は発行順に割り当てられる。そのため、ICチップの発行者は最終的なレコードの構成を意識して書き込みコマンドの実行順を設計する必要があり、手間がかかっていた。また、レコード発行工程の途中で何らかの原因により例えば発行装置が停止し、その後に再開する場合、ICチップでは発行装置からの複数のレコードを順次書き込む処理がやり直される。この場合、ICチップに既に書き込まれたレコードと重複するレコードが書き込みコマンドにより発行装置からICチップに送信されることになるが、ICチップには適切な対処が求められる。
【0005】
そこで、本発明は、発行者がレコード番号を意識せずに自由な順序でレコードを発行可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、レコード書き込み方法、及びプログラムを提供し、また、発行者がレコード番号を意識せずに自由な順序でレコードを発行可能としつつ、既に書き込まれたレコードと重複するレコードが発行装置から送信されたときに適切に対処することが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、レコード処理方法、及びプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、レコードを書き込むための複数のレコード記憶領域を有するメモリを備える電子情報記憶媒体であって、前記レコードの識別情報を管理するための管理テーブルを保持する保持手段と、外部装置からレコード及び当該レコードの識別情報を含む書き込みコマンドを受信する受信手段と、前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記管理テーブルの要素に登録されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記管理テーブルの要素に登録されていると判定された場合に、当該管理テーブルの要素に対応付けられる前記レコード記憶領域に記憶されているレコードに代えて前記書き込みコマンドに含まれるレコードを当該レコード記憶領域に書き込む処理手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、レコードを書き込むための複数のレコード記憶領域を有するメモリを備える電子情報記憶媒体であって、前記レコードの識別情報を管理するための管理テーブルを保持する保持手段と、外部装置からレコード及び当該レコードの識別情報を含む書き込みコマンドを受信する受信手段と、前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記管理テーブルの要素に登録されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記管理テーブルの要素に登録されていると判定された場合に、前記書き込みコマンドに含まれるレコードを前記レコード記憶領域に書き込むことなく、エラーを示すレスポンスを前記外部装置へ送信する処理手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電子情報記憶媒体において、前記処理手段は、前記判定手段により前記書き込みコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が前記管理テーブルの要素に登録されていないと判定された場合に、前記複数のレコード記憶領域のうち、前記レコードが書き込まれていないレコード記憶領域に前記書き込みコマンドに含まれるレコードを書き込み、且つ、当該レコード記憶領域に対応付けられる管理テーブルの要素に前記書き込みコマンドに含まれる識別情報を登録することを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の電子情報記憶媒体において、前記受信手段は、前記外部装置から読み出し対象となるレコードの識別情報を含む読み出しコマンドを受信し、前記処理手段は、前記読み出しコマンドに含まれる識別情報と一致する識別情報が登録されている管理テーブルの要素を検索し、当該検索された管理テーブルの要素に対応付けられる前記レコード記憶領域から前記レコードを読み出し、当該読み出されたレコードを含むレスポンスを前記外部装置へ送信することを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、レコードを書き込むための複数のレコード記憶領域を有するメモリを備える電子情報記憶媒体であって、外部装置からレコード及び当該レコードの識別情報を含む書き込みコマンドを受信する受信手段と、前記複数のレコード記憶領域のうち何れかのレコード記憶領域の第1領域に前記書き込みコマンドに含まれるレコードを書き込み、且つ、当該レコードが書き込まれる当該レコード記憶領域の第2領域に前記書き込みコマンドに含まれる識別情報を書き込む処理手段と、を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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