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公開番号2025132883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030746
出願日2024-02-29
発明の名称光学部材、ヘッドマウントディスプレイ
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 5/00 20060101AFI20250903BHJP(光学)
要約【課題】ヘッドマウントディスプレイの表示素子に接合された光学部材の傷や変形を抑制する。
【解決手段】光学部材20は、ヘッドマウントディスプレイ10の表示素子13に接合される。光学部材20は、樹脂層30を備える。樹脂層30は、凹凸形状36を形成するよう配列された複数の単位光学要素35を含む。樹脂層30の損失弾性率は、4×105Pa以上2×106Pa以下である。樹脂層30の貯蔵弾性率に対する損失弾性率の比は、0.02以上0.5以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ヘッドマウントディスプレイの表示素子に接合される光学部材であって、
樹脂層を備え、
前記樹脂層は、凹凸形状を形成するよう配列された複数の単位光学要素を含み、
前記樹脂層の損失弾性率は、4×10

Pa以上2×10

Pa以下であり、
前記樹脂層の貯蔵弾性率に対する損失弾性率の比は、0.02以上0.5以下である、光学部材。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記凹凸形状の稜線近傍の曲率半径は、0.1μm以上25μm以下である、請求項1に記載の光学部材。
【請求項3】
第1面と、前記第1面の反対側の第2面と、を含み、
前記単位光学要素は、前記第2面を形成し、
前記第1面の鉛筆硬度Hmと前記第2面の鉛筆硬度Heとは、以下の関係(i)を満たす、請求項1に記載の光学部材。
He+3≧Hm≧He+2 ・・・(i)
【請求項4】
ヘッドマウントディスプレイの表示素子に接合される光学部材であって、
第1面と、前記第1面の反対側の第2面と、を含み、
樹脂層を備え、
前記樹脂層は、凹凸形状を形成するよう配列された複数の単位光学要素を含み、
前記単位光学要素は、前記第2面を形成し、
前記第1面の鉛筆硬度Hmと前記第2面の鉛筆硬度Heとは、以下の関係(i)を満たす、光学部材。
He+3≧Hm≧He+2 ・・・(i)
【請求項5】
前記樹脂層の剛体振り子法による最大対数減衰率は、0.4以下である、請求項1または4に記載の光学部材。
【請求項6】
ヘッドマウントディスプレイの表示素子に接合される光学部材であって、
樹脂層を備え、
前記樹脂層は、凹凸形状を形成するよう配列された複数の単位光学要素を含み、
前記樹脂層の剛体振り子法による最大対数減衰率は、0.4以下である、光学部材。
【請求項7】
前記樹脂層の剛体振り子法による対数減衰率の極大温度は、60℃以上である、請求項6に記載の光学部材。
【請求項8】
前記樹脂層の平衡弾性率は、1×10

Pa以上である、請求項6に記載の光学部材。
【請求項9】
前記樹脂層の25℃での弾性変形率は、40%以上である、請求項6に記載の光学部材。
【請求項10】
少なくとも1つの前記単位光学要素の配列方向に沿った長さは、他の前記単位光学要素の配列方向に沿った長さとは異なる、請求項1,4または6に記載の光学部材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光学部材及びヘッドマウントディスプレイに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
観察者の頭部に装着され、観察者の眼前に画像を表示するヘッドマウントディスプレイが知られている。ヘッドマウントディスプレイは、仮想空間を表示することでゲーム、エンターテインメントや創作等の用途に用いられる。ヘッドマウントディスプレイは、光源と、表示素子と、を含む。光源からの光が表示素子を透過することで、観察者が観察する画像を形成できる。
【0003】
ヘッドマウントディスプレイが表示する画像が観察者に適切に観察されるよう、ヘッドマウントディスプレイの表示素子に光学部材を接合することがある。光学部材は、所望の光学機能を発揮するための複数の単位光学要素を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-148977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ヘッドマウントディスプレイを装着した観察者は、周囲を動き回ることがある。ヘッドマウントディスプレイが振動し得る。ヘッドマウントディスプレイの表示素子に接合された光学部材が、他の部材とぶつかることがある。ぶつかった衝撃により、光学部材が傷ついたり、変形したりすることがある。光学部材の傷や変形は、ヘッドマウントディスプレイが表示する画像において目立って視認されたり、光学部材が発揮する光学機能を低下させたりし得る。ヘッドマウントディスプレイが表示する画像の品質を悪化させる。本開示は、ヘッドマウントディスプレイの表示素子に接合された光学部材の傷や変形を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の光学部材は、ヘッドマウントディスプレイの表示素子に接合される光学部材であって、
第1面と、前記第1面の反対側の第2面と、を含み、
前記第1面から前記第2面に向かって、基材と、樹脂層と、を備え、
前記樹脂層は、凹凸形状を形成するよう配列された複数の単位光学要素を含み、
前記樹脂層の損失弾性率は、4×10

Pa以上2×10

Pa以下であり、
前記樹脂層の貯蔵弾性率に対する損失弾性率の比は、0.02以上0.5以下である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ヘッドマウントディスプレイの表示素子に接合された光学部材を傷や変形を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、ヘッドマウントディスプレイを概略的に示す斜視図である。
図2は、ヘッドマウントディスプレイの断面図である。
図3は、光学部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。一部の図において示された構成等が、他の図において省略されていることもある。
【0010】
本明細書において、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等は、厳密な意味に限定されることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈される。
(【0011】以降は省略されています)

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