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公開番号
2025122554
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024018128
出願日
2024-02-08
発明の名称
クリーニングシートおよびクリーニング機能付搬送部材
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人籾井特許事務所
主分類
H01L
21/304 20060101AFI20250814BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】異物除去性能に優れ、かつ、クリーニング層の脱離が防止されたクリーニングシートを提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態によるクリーニングシートは、クリーニング層を備え、該クリーニング層が、脂環式骨格を有する構成単位を含むポリイミド系樹脂を含み、該ポリイミド系樹脂が、脂環式骨格を有するテトラカルボン酸二無水物由来の構成単位を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
クリーニング層を備え、
該クリーニング層が、脂環式骨格を有する構成単位を含むポリイミド系樹脂を含み、
該ポリイミド系樹脂が、脂環式骨格を有するテトラカルボン酸二無水物由来の構成単位を含む、
クリーニングシート。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記脂環式骨格を有する構成単位の含有割合が、前記ポリイミド系樹脂100重量部に対して、5重量部~50重量部である、請求項1に記載のクリーニングシート。
【請求項3】
前記ポリイミド系樹脂は、脂環式骨格を有するジアミン由来の構成単位をさらに含む、請求項1に記載のクリーニングシート。
【請求項4】
前記脂環式骨格を有するテトラカルボン酸二無水物由来の構成単位の含有割合が、前記ポリイミド系樹脂100重量部に対して、5重量部~40重量部である、請求項1に記載のクリーニングシート。
【請求項5】
前記脂環式骨格を有するテトラカルボン酸二無水物が有する脂環式骨格の炭素数が、4~16である、請求項1に記載のクリーニングシート。
【請求項6】
前記ポリイミド系樹脂のガラス転移温度(Tg)が、250℃~300℃である、請求項1に記載のクリーニングシート。
【請求項7】
前記クリーニング層の25℃における貯蔵弾性率が、100MPa~1000MPaである、請求項1に記載のクリーニングシート。
【請求項8】
前記クリーニング層に隣接して配置される支持体をさらに備える、請求項1に記載のクリーニングシート。
【請求項9】
請求項1に記載のクリーニングシートと搬送部材を有する、クリーニング機能付搬送部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クリーニングシートおよびクリーニング機能付搬送部材に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体、フラットパネルディスプレイ、プリント基板などの製造装置や検査装置など、異物を嫌う各種の基板処理装置では、搬送装置(代表的には、チャックテーブルなど)と基板とを物理的に接触させながら搬送する。その際、搬送装置に異物が付着していると、後続の基板をつぎつぎと汚染するため、定期的に装置を停止し、洗浄処理する必要があった。その結果、処理装置の稼動率が低下するという問題や装置の洗浄処理のために多大な労力が必要となるという問題があった。
【0003】
このような問題を克服するため、板状部材を基板処理装置内に搬送することにより搬送装置に付着している異物を除去する方法(特許文献1参照)が提案されている。この方法によれば、基板処理装置を停止させて洗浄処理を行う必要がないので、処理装置の稼動率が低下するという問題は解消される。しかし、この方法によっては、搬送装置に付着している異物を十分に除去することができていない。
【0004】
また、粘着性物質を固着した基板をクリーニング部材として基板処理装置内に搬送することにより、搬送装置に付着した異物を除去する方法(特許文献2参照)が提案されている。この方法は、特許文献1に記載の方法に比べて、異物の除去性能に優れる。しかし、特許文献2に記載の方法においては、粘着性物質と搬送装置との接触部分が強く接着しすぎて離れなくなるという問題が生じ得る。その結果、粘着性物質を固着した基板を確実に搬送できないという問題や、搬送装置を破損させるという問題、また、搬送装置を汚染してしまうという問題が生じ得る。一方、粘着性物質と搬送装置との密着力が小さくなりすぎると、クリーニング部材の異物の除去性が低下してしまい、十分なクリーニング効果が得られないという問題が生じ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-87458号公報
特開平10-154686号公報
特開2007-307521号公報
特開2010-259970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、異物除去性能および搬送性能に優れたクリーニングシートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1.本発明の実施形態によるクリーニングシートは、クリーニング層を備え、該クリーニング層が、脂環式骨格を有する構成単位を含むポリイミド系樹脂を含み、該ポリイミド系樹脂が、脂環式骨格を有するテトラカルボン酸二無水物由来の構成単位を含む。
2.上記1に記載のクリーニングシートにおいて、上記脂環式骨格を有する構成単位の含有割合が、上記ポリイミド系樹脂100重量部に対して、5重量部~50重量部であってもよい。
3.上記1または2に記載のクリーニングシートにおいて、上記ポリイミド系樹脂は、脂環式骨格を有するジアミン由来の構成単位をさらに含んでいてもよい。
4.上記1から3のいずれかに記載のクリーニングシートにおいて、上記脂環式骨格を有するテトラカルボン酸二無水物由来の構成単位の含有割合が、上記ポリイミド系樹脂100重量部に対して、5重量部~40重量部であってもよい。
5.上記1から4のいずれかに記載のクリーニングシートにおいて、上記脂環式骨格を有するテトラカルボン酸二無水物が有する脂環式骨格の炭素数が、4~16であってもよい。
6.上記1から5のいずれかに記載のクリーニングシートにおいて、上記ポリイミド系樹脂のガラス転移温度(Tg)が、250℃~300℃であってもよい。
7.上記1から6のいずれかに記載のクリーニングシートにおいて、前記クリーニング層の25℃における貯蔵弾性率が、100MPa~1000MPaであってもよい。
8.上記1から7のいずれかに記載のクリーニングシートは、前記クリーニング層に隣接して配置される支持体をさらに備えていてもよい。
9.本発明のクリーニング機能付搬送部材は、上記1から8のいずれかに記載のクリーニングシートと搬送部材を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、異物除去性能および搬送性能に優れたクリーニングシートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態によるクリーニングシートの概略断面図である。
本発明の実施形態によるクリーニングシートの概略断面図である。
本発明の実施形態によるクリーニングシートの概略断面図である。
本発明の実施形態によるクリーニング機能付搬送部材の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
A.クリーニングシート
A-1.概要
本発明の実施形態によるクリーニングシートは、クリーニング層を備える。本発明の実施形態によるクリーニングシートは、クリーニング層のみから構成されていてもよいし、他の層を有していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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