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公開番号
2025121852
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2025004511
出願日
2025-01-14
発明の名称
ガイドレール取り付け方法及び接続クランプ
出願人
株式会社日立製作所
代理人
藤央弁理士法人
主分類
B66B
7/00 20060101AFI20250813BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】簡単な装置構成によりガイドレールの高精度な取り付けを実現できるガイドレール取り付け用の接続クランプと、接続クランプを使用したガイドレール取り付け方法を提供する。
【解決手段】導入部(110)と保持部(120)を備える接続クランプ(100)を予め固定された第1ガイドレールと、第1締結部材を介して第1ガイドレール背面の上端に予め固定された接続板に取り付け、保持部(120)が第1ガイドレールと接続板を挟持するステップと、第2ガイドレールを第1ガイドレールの上方に吊り下げることで、第2ガイドレールを導入部(110)に挿入させ、導入部(110)が第2ガイドレールを第1ガイドレール上方に誘導して第1ガイドレールと位置合わせするために用いるステップと、第2締結部材を利用して第2ガイドレールと接続板を締結するステップと、を含むガイドレール取り付け方法。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
エレベーターの昇降路内にガイドレールを取り付けるためのガイドレール取り付け方法であって、
導入部と保持部を備える接続クランプを予め固定された第1ガイドレールと、第1締結部材を介して前記第1ガイドレール背面の上端に予め固定された接続板に取り付け、前記保持部が前記第1ガイドレールと前記接続板を挟持するステップと、
第2ガイドレールを前記第1ガイドレールの上方に吊り下げることで、前記第2ガイドレールを前記導入部に挿入させ、前記導入部が前記第2ガイドレールを前記第1ガイドレール上方に誘導して前記第1ガイドレールと位置合わせするために用いられるステップと、
第2締結部材を利用して前記第2ガイドレールと前記接続板を締結するステップと、を含むことを特徴とする、ガイドレール取り付け方法。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記接続クランプの取り付け、及び前記第2ガイドレールと前記接続板との締結はマニピュレーターにより実施する、ことを特徴とする請求項1に記載のガイドレール取り付け方法。
【請求項3】
前記ガイドレール取り付け方法は更に、
前記マニピュレーターの前方に撮影装置が設置され、前記撮影装置が撮影した画像により前記第1締結部材の位置を識別して導出し、当該位置に基づいて前記マニピュレーターの動作を誘導する動作コマンドが生成され、これにより前記マニピュレーターに前記接続クランプを前記取り付け位置に取り付けさせるステップ、を含むことを特徴とする請求項2に記載のガイドレール取り付け方法。
【請求項4】
前記ガイドレール取り付け方法は更に、
前記マニピュレーターの前方に撮影装置が設置され、前記撮影装置が撮影した画像により前記第2ガイドレールが前記導入部に挿入できる位置にあるか否かを識別して判断するステップと、
前記第1ガイドレールに対する前記第2ガイドレールの水平方向に傾いた角度が規定の角度を下回り、且つ前記第2ガイドレールの前記第1ガイドレールに対して前方向にずれた距離が規定の距離を下回る場合、前記第2ガイドレールは前記導入部に挿入できる位置にあると判断し、これにより前記第2ガイドレールを前記導入部に挿入させるステップと、
前記第1ガイドレールに対する前記第2ガイドレールの水平方向に傾いた角度が規定の角度以上又は前記第2ガイドラインの前記第1ガイドレールに対して前方向にずれた距離が規定の距離以上である場合、前記第2ガイドレールは前記導入部に挿入できる位置にないと判断し、これにより前記第2ガイドレールの姿勢を調整するステップと、を含むことを特徴とする請求項2に記載のガイドレール取り付け方法。
【請求項5】
前記ガイドレール取り付け方法は更に、
前記マニピュレーターの前方に撮影装置が設置され、前記撮影装置が撮影した画像により前記第2ガイドレールが前記第1ガイドレールの上方に着座しているか否かを観察するステップと、を含むことを特徴とする請求項2に記載のガイドレール取り付け方法。
【請求項6】
前記ガイドレール取り付け方法は更に、
前記第2ガイドレールが前記第1ガイドレールの上方に着座している時、前記撮影装置が撮影した画像により、前記第2ガイドレールと前記接続板上に設置された前記第2締結部材を挿入するための貫通孔の位置を識別して導出し、当該位置に基づいて前記マニピュレーターの動作を誘導する動作コマンドが生成され、前記マニピュレーターに前記第2締結部材を前記第2ガイドレールと前記接続板の貫通孔に挿入させるステップ、を含むことを特徴とする請求項5に記載のガイドレール取り付け方法。
【請求項7】
前記ガイドレール取り付け方法は更に、
前記マニピュレーターは前記第2締結部材を利用して前記第2ガイドレールと前記接続板を締結した後、前記接続クランプを回収するステップ、を含むことを特徴とする請求項1に記載のガイドレール取り付け方法。
【請求項8】
エレベーターの昇降路内に予め固定された第1ガイドレールと第2ガイドレールを接続するための接続クランプであって、
導入部と、
保持部と、を含み、
前記導入部は誘導通路を備え、前記第2ガイドレールを前記第1ガイドレールから離れた方向又は位置から前記第1ガイドレールの上方に誘導し、前記第1ガイドレールと位置合わせし、前記保持部は前記導入部の下方に設置され、前記接続クランプは前記第1ガイドレールと接続板に取り付けられた時、前記第1ガイドレールと前記接続板を挟持し、前記接続板は第1締結部材を介して前記第1ガイドレール背面の上端に予め固定される、ことを特徴とする接続クランプ。
【請求項9】
前記導入部は2つの導入ブロックを備え、前記導入ブロックは前記誘導通路の導入口の左右両側に設置され、前記導入ブロックの前記導入口を隔てて向かい合う側面はそれぞれ上に行くほど互いに離れる方向に傾斜する形状を形成し、前記導入ブロックの後側面はそれぞれ上に行くほど前方に傾斜する形状を形成する、ことを特徴とする請求項8に記載の接続クランプ。
【請求項10】
前記導入部は複数の開口部を備え、前記接続クランプが前記第1ガイドレールと前記接続板に取り付けられた時、前記開口部は、前記第2ガイドレールと前記接続板に設置された前記第2締結部材を挿入するための貫通孔の位置に対応する、ことを特徴とする請求項8に記載の接続クランプ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はエレベーターの昇降路内に、例えばガイドレール等のエレベーターの構造部材を自動で取り付けるためのガイドレール取り付け方法及びガイドレール取り付け用の接続クランプに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
建築業界では労働力が減少する中で施工能力を維持するため、作業の自動化を模索している。エレベーター昇降路内のガイドレールを取り付ける分野でも同様である。
【0003】
特許文献1のガイドレール接続装置は、従来のガイドレールを把持する第1ガイドレール把持機構と、吊り上げるガイドレールを把持する第2ガイドレール把持部機構と、第2ガイドレール把持機構の真上位置と第1ガイドレール把持機構の真上位置との間で前後方向に沿って移動でき、ワイヤーにより前記第2ガイドレール把持機構に把持されたガイドレールを吊り上げる時、当該ガイドレールの下部を把持し、且つ昇降路内の壁面に沿って立設されたガイドレールと同一軸線上で移動するガイドレール把持機具を備える第3ガイドレール把持機構とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3034960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1において、必要とする把持機構(補助装置)は多く、装置全体の機構が複雑なため、コストを上昇させてしまう。更に、吊り上げるガイドレールを把持する第2ガイドレール把持機構の真上には更に第3ガイドレール把持機構が設置されているため、ガイドレールの引き上げ位置は制限される。また、特許文献1で開示されるガイドレールの取り付けを行う装置がガイドレールの取り付けを行う時、ガイドレールの前後方向に遊びが生じ、正確なガイドレールの位置決めが困難である。
【0006】
本発明は上記問題を解決するために提出され、簡単な装置構成によりガイドレールの高精度な取り付けを実現できるガイドレール取り付け用接続クランプと、当該接続クランプを使用したガイドレール取り付け方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様によれば、エレベーターの昇降路内にガイドレールを取り付けるためのガイドレール取り付け方法であって、導入部と保持部を備える接続クランプを予め固定された第1ガイドレールと、第1締結部材を介して前記第1ガイドレール背面の上端に予め固定された接続板に取り付け、前記保持部が前記第1ガイドレールと前記接続板を挟持するステップと、第2ガイドレールを前記第1ガイドレールの上方に吊り下げることで、前記第2ガイドレールを前記導入部に挿入させ、前記導入部は前記第2ガイドレールを前記第1ガイドレール上方に誘導して前記第1ガイドレールと位置合わせするために用いるステップと、第2締結部材を利用して前記第2ガイドレールと前記接続板を締結するステップと、を含む。
【0008】
上記第1の態様の可能な実現では、前記接続クランプの取り付け、及び前記第2ガイドレールと前記接続板との締結はマニピュレーターにより実施する。
【0009】
上記第1の態様の可能な実現では、更に、前記マニピュレーターの前方に撮影装置が設置され、前記撮影装置が撮影した画像により前記第1締結部材の位置を識別して導出し、当該位置に基づいて前記マニピュレーターの動作を誘導する動作コマンドが生成され、これにより前記マニピュレーターに前記接続クランプを前記取り付け位置に取り付けさせるステップ、を含む。
【0010】
上記第1の態様の可能な実現では、更に、前記マニピュレーターの前方に撮影装置が設置され、前記撮影装置が撮影した画像により前記第2ガイドレールが前記導入部に挿入できる位置にあるか否かを識別して判断し、前記第1ガイドレールに対する前記第2ガイドレールの水平方向に傾いた角度が規定の角度を下回り、且つ前記第2ガイドレールの前記第1ガイドレールに対して前方向にずれた距離が規定の距離を下回る場合、前記第2ガイドレールは前記導入部に挿入できる位置にあると判断し、これにより前記第2ガイドレールは前記導入部に挿入され、前記第1ガイドレールに対する前記第2ガイドレールの水平方向に傾いた角度が規定の角度以上又は前記第2ガイドレールの前記第1ガイドレールに対して前方向にずれた距離が規定の距離以上である場合、前記第2ガイドレールは前記導入部に挿入できる位置にないと判断し、これにより前記第2ガイドレールの姿勢を調整するステップ、を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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