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公開番号2025121731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017390
出願日2024-02-07
発明の名称積層体、及び当該積層体と被着体とを含む構造体、並びに当該構造体の剥離方法
出願人デンカ株式会社
代理人アクシス国際弁理士法人
主分類C09J 7/30 20180101AFI20250813BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】被着体からの剥離が容易である新規な積層体の提供。
【解決手段】JIS A 5759:2016に記載の可視光線透過率試験に準じて測定される波長355nmにおける光線透過率が50%以上である基材と、
前記基材と接合した接着剤の層と
を含む積層体であって、
前記接着剤が、
(A) 重合性成分と、
(B) 光重合開始剤と、
(C) UV吸収剤と
を含むことを特徴とする積層体。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
JIS A 5759:2016に記載の可視光線透過率試験に準じて測定される波長355nmにおける光線透過率が50%以上である基材と、
前記基材と接合した接着剤の層と
を含む積層体であって、
前記接着剤が、
(A) 重合性成分と、
(B) 光重合開始剤と、
(C) UV吸収剤と
を含むことを特徴とする積層体。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
(A)成分が、重合性基を一分子当たり単数個有するモノマー、若しくは重合性基を一分子当たり複数個有するモノマー、又はその両方を含む、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記重合性基が、(メタ)アクリロイル基を含む、請求項2に記載の積層体。
【請求項4】
(A)成分が少なくとも、二官能(メタ)アクリレートモノマーを含む、請求項3に記載の積層体。
【請求項5】
前記接着剤がさらに、
(D) (メタ)アクリレートポリマー
を含む、請求項1に記載の積層体。
【請求項6】
前記基材の厚さを、前記接着剤の層の厚さで割った比の値が、0.5~200の範囲である請求項1に記載の積層体。
【請求項7】
移動体用の部材である、請求項1に記載の積層体。
【請求項8】
請求項1に記載の積層体と、
前記積層体が有する前記接着剤の層に接合する、被着体と
を含む構造体。
【請求項9】
前記被着体が金属板である、請求項8に記載の構造体。
【請求項10】
JIS A 5759:2016に記載の可視光線透過率試験に準じて測定される波長355nmにおける光線透過率が50%以上である基材と、
前記基材と接合した接着剤の層と、
波長350nm~700nmの光を照射されることで硬化した前記接着剤の層と接合した被着体と
を含む積層体において、前記被着体から前記接着剤の層を剥離するための方法であって、
前記基材を介して前記接着剤の層に波長385nm未満のレーザー光を照射して、前記接着剤の層を前記基材から剥離するステップと
を含む、方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は積層体に関し、また当該積層体と被着体とを含む構造体に関する。さらに本発明は、当該構造体の剥離方法にも関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
乗用車の車体外装、樹脂製品、金属製品や建築物などといった被着体に対し、着色や保護コーティングをする目的で、塗料の代わりに所定の構造を有するフィルム(「加飾フィルム」とも称する)を接着適用することが近年行われている。加飾フィルムには一般に、表面保護層、意匠層、接着層などの複数種の層が含まれていることが多い。
【0003】
加飾フィルムには、塗料の重ね塗りよりも簡便に特定の積層構造を被着体表面に形成でき、また立体感や奥行き感などの意匠を被着体表面に与えやすいという利点がある。例えば特許文献1には、光輝層と、透明中間層と、透明凹凸層と、透明表面層がこの順で積層した積層構造を有する積層加飾フィルムが開示されている。
【0004】
加飾フィルム(積層体)は、使用中には剥離してこないことが求められるが、交換(補修)時には剥離を要することになる。しかし従来、この相反する要請を満たすことは容易ではなかった。さらに、被着体の表面を損なわずにフィルムを剥離するのは、塗装を剥がすこととは異なる困難性がある。従来は、加飾フィルムの剥離のために加熱したり、接着層に水を掛けたりしていたが、このような手法では被着体に熱履歴が残ったり、被着体が有する電子部品に浸水してしまったりという問題を解決できていなかった。
【0005】
また特許文献2では、フィルムを含んだ自動車用ピラーが開示されており、当該フィルムがポリマーアロイと、紫外線吸収剤とを含むことを特徴としている。この紫外線吸収剤は、加飾シートの変色を抑制するために用いられている。
【0006】
しかし特許文献2に記載のフィルムは、自動車から剥がしづらいという問題を解決できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-101717号公報
特開2023-063004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述した従来技術に鑑み、被着体からの剥離が容易である新規な積層体が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決すべく、本発明では下記の態様を提供できる。
【0010】
態様1.
JIS A 5759:2016に記載の可視光線透過率試験に準じて測定される波長355nmにおける光線透過率が50%以上である基材と、
前記基材と接合した接着剤の層と
を含む積層体であって、
前記接着剤が、
(A) 重合性成分と、
(B) 光重合開始剤と、
(C) UV吸収剤と
を含むことを特徴とする積層体。
(【0011】以降は省略されています)

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