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公開番号2025121490
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024016906
出願日2024-02-07
発明の名称廃粉捕集装置、および、シート製造装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B01D 46/42 20060101AFI20250813BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】回収袋の有無を検出可能な廃粉捕集装置を提供すること。
【解決手段】廃粉捕集装置は、フィルター部と、廃粉箱と、前記廃粉箱にセットされる回収袋と、前記回収袋の有無を検出する検出部と、を備え、前記検出部は、センサーと、前記回収袋を前記センサーにより検出可能な位置に案内する案内部と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
フィルター部と、
廃粉箱と、
前記廃粉箱にセットされる回収袋と、
前記回収袋の有無を検出する検出部と、を備え、
前記検出部は、センサーと、
前記回収袋を前記センサーにより検出可能な位置に案内する案内部と、を有する、
廃粉捕集装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記廃粉箱と前記フィルター部とを少なくとも収納する筐体を備える、
請求項1に記載の廃粉捕集装置。
【請求項3】
前記センサーは、赤外線距離センサーである、
請求項2に記載の廃粉捕集装置。
【請求項4】
前記案内部は、
前記フィルター部に設けられた第1部位と、
前記廃粉箱に設けられた第2部位と、を備え、
前記第1部位と前記第2部位とは、向い合って配置されており、
前記第1部位と前記第2部位との間に、前記回収袋の一部が挿入される、
請求項3に記載の廃粉捕集装置。
【請求項5】
前記第1部位には、第1穴が設けられ、
前記第2部位には、第2穴が設けられており、
前記第1穴と前記第2穴とは、重なり合い、
前記第1部位と前記第2部位との間に、前記回収袋の一部が挿入された際には、前記第1穴を介して前記センサーと前記回収袋の一部とが対峙する、
請求項4に記載の廃粉捕集装置。
【請求項6】
原料を解繊する解繊部と、
解繊された材料から廃粉を捕集する廃粉捕集部と、
前記材料を堆積させてウェブを形成する堆積部と、
前記ウェブを圧縮してシートを成形する成形部と、を含み、
前記廃粉捕集部は、
フィルター部と、
廃粉箱と、
前記廃粉箱にセットされる回収袋と、
前記回収袋の有無を検出する検出部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、報知部を有し、
前記回収袋が装填されていない場合、前記報知部により前記回収袋が装填されていない旨を報知する、
シート製造装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記回収袋が装填されていない場合、前記シート製造装置を稼働させない、
請求項6に記載のシート製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、廃粉捕集装置、および、当該廃粉捕集装置を備えたシート製造装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
古紙などの紙片から乾式でシートを製造するシート製造装置では、シートの製造に適しない短い繊維や、紙片に含まれる色材などの廃粉をバグフィルターで捕集して廃棄している。捕集された廃粉は、廃粉ボックスにセットされた回収袋に収集されるが、この回収袋がセットされていない場合、廃粉が装置内部の空気循環経路に入り込みシート製造装置の稼働状態に支障を生じ兼ねない虞があった。
【0003】
例えば、特許文献1には、バグフィルターを用いた廃粉捕集装置が開示されている。当該文献によれば、バグフィルターからなるメイン捕集手段に加えて、バイパスとなる軸流サイクロン方式のサブ捕集手段を備えることにより、メイン捕集手段のフィルターの交換周期を延長できるとしている。両捕集手段で捕集された廃粉は、保管ホッパーに貯蔵されるとの記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-175562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1には、回収袋に関する記載や示唆は見当たらず、保管ホッパーに回収袋がセットされていない状況は考慮されていないと推測される。
つまり、回収袋の有無を検出可能な廃粉捕集装置、および、シート製造装置が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の一態様に係る廃粉捕集装置は、フィルター部と、廃粉箱と、前記廃粉箱にセットされる回収袋と、前記回収袋の有無を検出する検出部と、を備え、前記検出部は、センサーと、前記回収袋を前記センサーにより検出可能な位置に案内する案内部と、を有する。
【0007】
本願の一態様に係るシート製造装置は、原料を解繊する解繊部と、解繊された材料から廃粉を捕集する廃粉捕集部と、前記材料を堆積させてウェブを形成する堆積部と、前記ウェブを圧縮してシートを成形する成形部と、を含み、前記廃粉捕集部は、フィルター部と、廃粉箱と、前記廃粉箱にセットされる回収袋と、前記回収袋の有無を検出する検出部と、制御部と、を備え、前記制御部は、報知部を有し、前記回収袋が装填されていない場合、前記報知部により前記回収袋が装填されていない旨を報知する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係る廃粉捕集装置の概略構成を示す斜視図。
図1の反対側から見た廃粉捕集装置の斜視図。
廃粉捕集装置の内部構成を示す斜視図。
廃粉箱を引出した状態の廃粉捕集装置の斜視図。
検出部の斜視図。
廃粉箱の検出付属部周辺の斜視図。
検出部の側面図。
センサーによる検出波形の一例を示すグラフ図。
実施形態2に係るシート製造装置の概略構成図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施形態1
***廃粉捕集装置の概要***
図1は、実施形態1に係る廃粉捕集装置の概略構成を示す斜視図である。図2は、図1の反対側から見た廃粉捕集装置の斜視図である。図3は、廃粉捕集装置の内部構成を示す斜視図であり、図1に対応している。
本実施形態に係る廃粉捕集装置100の概略構成について、図1~図3を用いて説明する。なお、各図には、互いに直交する3軸であるX軸、Y軸およびZ軸を図示している。本実施形態では、Z軸方向を鉛直方向としているが、これに限定するものではない。X軸に沿った方向を「X方向」、Y軸に沿った方向を「Y方向」、Z軸に沿った方向を「Z方向」と言う。また、各軸方向の矢印先端側を「プラス側」、矢印基端側を「マイナス側」とも言う。例えば、Y方向とは、Y方向プラス側とY方向マイナス側との両方の方向を言う。また、Z方向プラス側を「上」、Z方向マイナス側を「下」とも言う。また、以下の各図においては、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる寸法や尺度で記載している場合がある。
【0010】
本実施形態の廃粉捕集装置100は、産業設備の排気中のダストを集塵するろ過式集塵装置、いわゆるバグフィルター装置であり、排気中の粉体の捕集や、粉砕品の回収、局所集塵などに用いることができる。
廃粉捕集装置100は、フィルター部34、廃粉箱35、回収袋2、検出部36、排気部37、逆気流発生部38、ブロアー40、コンプレッサー41、制御装置42などから構成される。
図1に示すように、廃粉捕集装置100は、縦長の直方体状をなしており、下から廃粉箱35、フィルター部34、排気部37および逆気流発生部38を、この順番で積層した構成となっている。これらの部位は、フィルター部34を主体とした筐体99に収納されており、1体の装置となっている。換言すれば、筐体99は、廃粉箱35と、フィルター部34とを少なくとも収納する。
(【0011】以降は省略されています)

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