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公開番号
2025120663
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024015637
出願日
2024-02-05
発明の名称
食品機器
出願人
株式会社サンテツ技研
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
F25D
23/12 20060101AFI20250808BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】空気との熱交換によって棚に配された食品を加熱、保冷または冷凍するための遠心ファンによる空気の流れ場を従来よりも簡易かつ適切に形成し得る食品機器を提供する。
【解決手段】本開示の食品機器は、遠心ファンによって形成される空気の流れ場上に設けられ、食品が陳列された棚と、遠心ファンを収容する筐体と、を備える。本食品機器では、空気との熱交換によって食品が加熱または保冷或いは冷凍される。筐体は、前記棚と対置された第1壁部材を備え、第1壁部材の主面には、遠心ファンの空気吸い込み口および遠心ファンの空気吹き出し口が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
遠心ファンによって形成される空気の流れ場上に設けられ、食品が陳列された棚と、前記遠心ファンを収容する筐体と、を備え、前記空気との熱交換によって前記食品が加熱または保冷或いは冷凍される食品機器であって、
前記筐体は、前記棚と対置された第1壁部材を備え、
前記第1壁部材の主面には、前記遠心ファンの空気吸い込み口および前記遠心ファンの空気吹き出し口が形成されている食品機器。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記遠心ファンによって形成される空気の流れ場上に設けられたヒーターをさらに備え、前記ヒーターの熱で昇温された空気との熱交換によって冷凍食品が解凍される請求項1に記載の食品機器。
【請求項3】
前記筐体は、前記第1壁部材と対置された第2壁部材を備え、前記遠心ファンおよび前記ヒーターは、前記第1壁部材および前記第2壁部材間の空間に設けられている請求項2に記載の食品機器。
【請求項4】
前記第1壁部材は、平面視において、前記棚の幅よりも広幅の平板によって構成され、前記空気吸い込み口は、前記平板の幅方向の略中央部に設けられ、前記空気吹き出し口は、前記平板の端部に設けられている請求項1-3のいずれか1項に記載の食品機器。
【請求項5】
前記棚は、前記食品を載置するための複数の載置台と、前記載置台を支持するための一対の側板と、を備え、
前記空気吹き出し口から前記筐体外に流出した空気は、前記側板に沿って前記棚の前方に押し出された後、両側板間の食品が配置された空間を通って遠心ファンに吸い込まれる、請求項4に記載の食品機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は食品機器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
食品機器には、冷凍食品を解凍するための解凍機、食品の鮮度を保持するための保冷機または冷凍庫等がある。例えば、冷凍食品を解凍する方法として、古くから冷蔵庫解凍、流水解凍、高周波解凍、温風解凍、ミスト解凍など様々な方式が検討されており、これらが実用化されている。特許文献1には、温風解凍の一例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7260204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、一例として、空気との熱交換によって棚に配された食品を加熱、保冷または冷凍するための遠心ファンによる空気の流れ場を従来よりも簡易かつ適切に形成し得る食品機器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本開示の一態様(aspect)の食品機器は、遠心ファンによって形成される空気の流れ場上に設けられ、食品が陳列された棚と、前記遠心ファンを収容する筐体と、を備え、前記空気との熱交換によって前記食品が加熱または保冷或いは冷凍される食品機器であって、前記筐体は、前記棚と対置された第1壁部材を備え、前記第1壁部材の主面には、前記遠心ファンの空気吸い込み口および前記遠心ファンの空気吹き出し口が形成されている。
【発明の効果】
【0006】
本開示の一態様の食品機器は、一例として、空気との熱交換によって棚に配された食品を加熱、保冷または冷凍するための遠心ファンによる空気の流れ場を従来よりも簡易かつ適切に形成し得る、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態の解凍装置の一例を示す正面図である。
図2は、図1の解凍装置のII-II部の断面図である。
図3は、図1の解凍装置のIII-III部の断面図である。
図4は、実施形態の解凍装置の一例を示す斜視図である。
図5Aは、比較例の解凍装置の一例を示す斜視図である。
図5Bは、比較例の解凍装置における空気の流れの様子を模式的に示す図である。
図6は、筐体内の載置台上に食品が載置されていない箇所の水平断面における遠心ファンによる空気の流れ場の流速分布シミュレーション結果の一例を示すコンター図である。
図7は、筐体内の載置台上に食品が載置された箇所の水平断面における遠心ファンによる空気の流れ場の流速分布シミュレーション結果の一例を示すコンター図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
特許文献1に記載の従来発明は、冷凍食品の解凍にかかる時間のばらつきを従来よりも抑制するという解決課題を、遠心ファンおよび周辺部材の配置を特定して冷凍食品を通過する空気流れを均一化することで解決したものである。具体的には、冷凍食品が陳列された棚と筐体とが近接する位置において、遠心ファンで筐体内に取り込まれた空気を棚上の冷凍食品に導くためのエアガイド部材が開示されている。
【0009】
しかしながら、本開示者らが、流体シミュレーション技術を駆使して鋭意検討した結果、上記エアガイド部材を設けることなく、遠心ファンを通過した空気を従来発明よりも均一化させたまま高効率に食品に導く得る新規な構成を見出して、以下の本開示の一態様に想到した。かかる流体シミュレーションの詳細については後で説明する。
【0010】
すなわち、本開示の第1態様は、遠心ファンによって形成される空気の流れ場上に設けられ、食品が陳列された棚と、遠心ファンを収容する筐体と、を備え、空気との熱交換によって食品が加熱または保冷或いは冷凍される食品機器であって、筐体は、棚と対置された第1壁部材を備え、第1壁部材の主面には、遠心ファンの空気吸い込み口および遠心ファンの空気吹き出し口が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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