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公開番号
2025119714
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024014657
出願日
2024-02-02
発明の名称
立ち上がり壁及びその構築方法
出願人
株式会社安藤・間
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04B
2/86 20060101AFI20250807BHJP(建築物)
要約
【課題】 コンクリート床面に効率よく立ち上がり壁を構築する。
【解決手段】 コンクリート床面1aの所定位置にあと施工アンカー穴5を穿孔し、あと施工アンカー穴5にアンカー筋3を支持固定する。高さ方向に貫通する中空部12を有するプレキャストコンクリート壁体11を、アンカー筋3が中空部12内に位置するようにコンクリート床面1aに載置する。中空部12にコンクリート13を充填してコンクリート床面1aに立ち上がり壁10を構築する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄筋コンクリート床面の所定位置に構築された立ち上がり壁であって、
前記立ち上がり壁は、高さ方向に貫通する中空部を有するプレキャストコンクリート壁体が、前記鉄筋コンクリート床にあと施工アンカーで支持されたアンカー筋を前記中空部内に位置させて前記鉄筋コンクリート床面に立設され、前記中空部にコンクリートが充填されてなることを特徴とする立ち上がり壁。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記あと施工アンカーは、前記鉄筋コンクリート床内の床鉄筋位置を避けた位置に設けられた請求項1に記載の立ち上がり壁。
【請求項3】
前記プレキャストコンクリート壁体は、前記中空部が複数箇所形成されてなる請求項1に記載の立ち上がり壁。
【請求項4】
前記プレキャストコンクリート壁体は、前記立ち上がり壁の外殻となる薄板枠体からなる請求項1に記載の立ち上がり壁。
【請求項5】
前記アンカー筋は、前記中空部内に複数本が配置された請求項1に記載の立ち上がり壁。
【請求項6】
前記アンカー筋を、呼び径D10~D16の異形棒鋼とした請求項1に記載の立ち上がり壁。
【請求項7】
鉄筋コンクリート床面の所定位置にあと施工アンカー穴を穿孔し、前記あと施工アンカー穴にアンカー筋を支持固定し、高さ方向に貫通する中空部を有するプレキャストコンクリート壁体を、前記アンカー筋が前記中空部内に位置するように前記鉄筋コンクリート床面に載置し、前記中空部にコンクリートを充填して前記鉄筋コンクリート床面に壁体を構築することを特徴とする立ち上がり壁の構築方法。
【請求項8】
前記あと施工アンカー穴は、前記鉄筋コンクリート床内の床鉄筋位置を避けて穿孔される請求項7に記載の立ち上がり壁の構築方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は立ち上がり壁及びその構築方法に係り、コンクリート床面に効率よく構築されたコンクリート製の立ち上がり壁及びその構築方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
広い床面積を有する物流倉庫等では、多数の保管物の取り扱い、庫内搬送等の便宜のため、その用途に応じて床面の仕様が定められるが、トロウェル等の機械コテを用いてコンクリート床全面を平滑に仕上げる仕様とされる場合が多い。また、コンクリート床面上にコンクリート製の立ち上がり壁を構築して倉庫内を区画して使用されることもある。この場合、立ち上がり壁を構築する位置のコンクリート床面には壁体(立ち上がり壁)の定着筋となる複数本の差し筋が床鉄筋に支持されて配筋される。これらの差し筋は床コンクリートの打設時にコンクリートが付着しないように養生され、コンクリート打設後、床面がトロウェル等で平滑仕上げされ、その後一連の工程(壁縦横鉄筋の配筋、型枠設置、壁コンクリート打設、脱型)で立ち上がり壁の施工が行われる。
【0003】
また、コンクリート床の施工迅速化のために、立ち上がり壁をプレキャストコンクリート部材(プレキャスト部材)とする場合もある。その場合は差し筋の位置、床面から突出する長さ、差し筋の傾きを精度よく管理し、プレキャスト部材内に収容された機械式継手のスリーブ内に差し筋を挿入し、スリーブと差し筋との間にグラウトを充填して構築していた。
【0004】
上述したいずれの従来の技術でも床コンクリートに設けられる複数本の差し筋は、床コンクリートの打設前から、打設後のコンクリート床面から所定の突き出し長を確保するように床鉄筋に取り付ける必要があった。配筋作業の効率化のために、床コンクリートの打設後に、あと施工アンカーを用いて床コンクリート面に直に定着筋を取り付けることも考えられるが、従来、あと施工アンカーの使用は、たとえば既存の鉄筋コンクリート造の本体構造とこれを補強するための耐震補強構造部材との接合用途に限られていた(特許文献1)。
【0005】
特許文献1には、既存の鉄筋コンクリート建物の柱と梁で区画された開口部に耐震補強構造壁を増設する際、開口部を囲む柱と梁から複数本のあと施工アンカーによるアンカー筋を取り付け、これらのアンカー筋で耐震補強壁を支持する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-221331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した立ち上がり壁の構築方法では、床コンクリート打設時にコンクリート床面から差し筋が林立している状態であり、コンクリート床面の均し工程において、トロウェル等の機械均しができず部分的に手作業の鏝均しを行う必要があり、作業性が低下する上、表面に不陸が生じやすかった。また、床面から多数の差し筋が突出し、作業時のつまづきや衝突の原因となり危険であった。
【0008】
立ち上がり壁をプレキャスト部材として機械式継手で接合する方法によれば、作業の合理化が図れるが、床面から差し筋が突出している状況は同じである。また工場製作されたプレキャスト部材の機械式継手はプレキャスト部材の底面に精度よく設置されているため、床コンクリート側に設ける差し筋は、位置、長さ、傾きを精度よく取り付ける必要があった。
【0009】
また、あと施工アンカーを利用する点において、十分なアンカー強度が得られることが確認できれば、各種の新設の構造体の構築においても、作業性の向上や作業上の安全性の確保のために、あと施工アンカーやプレキャストコンクリート構造体を積極的に活用することが好ましいと考える。
【0010】
そこで、本発明の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、コンクリート床に効率よく構築された立ち上がり壁を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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