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公開番号2025117441
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012280
出願日2024-01-30
発明の名称経口頭皮・頭髪改善剤
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 31/216 20060101AFI20250804BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】経口頭皮・頭髪改善剤の提供。
【解決手段】クロロゲン酸類を含有し、カフェイン/クロロゲン酸類の質量比が0.015以下であるコーヒー豆抽出物を有効成分とする経口頭皮・頭髪改善剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
クロロゲン酸類を含有し、カフェイン/クロロゲン酸類の質量比が0.015以下であるコーヒー豆抽出物を有効成分とする経口頭皮・頭髪改善剤。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
クロロゲン酸類として、成人1日あたり50~1500mgの量で経口投与又は経口摂取される、請求項1に記載の経口頭皮・頭髪改善剤。
【請求項3】
クロロゲン酸類が、モノカフェオイルキナ酸、モノフェルラキナ酸及びジカフェオイルキナ酸から選ばれる1種以上を含むものである請求項1又は2に記載の経口頭皮・頭髪改善剤。
【請求項4】
コーヒー豆抽出物中のクロロゲン酸類の含有量が10~70質量%であり、クロロゲン酸類がモノカフェオイルキナ酸、モノフェルラキナ酸及びジカフェオイルキナ酸から選ばれる1種以上を含むものである請求項1又は2に記載の経口頭皮・頭髪改善剤。
【請求項5】
経口液状製剤の形態である、請求項1又は2に記載の経口頭皮・頭髪改善剤。
【請求項6】
クロロゲン酸類を含有し、カフェイン/クロロゲン酸類の質量比が0.015以下であるコーヒー豆抽出物を有効成分とする頭皮・頭髪改善用食品組成物。
【請求項7】
クロロゲン酸類として、成人1日あたり50~1500mgの量で経口摂取される、請求項6に記載の頭皮・頭髪改善用食品組成物。
【請求項8】
クロロゲン酸類が、モノカフェオイルキナ酸、モノフェルラキナ酸及びジカフェオイルキナ酸から選ばれる1種以上を含むものである請求項6又は7に記載の経口頭皮・頭髪改善用食品組成物。
【請求項9】
コーヒー豆抽出物中のクロロゲン酸類の含有量が10~70質量%であり、クロロゲン酸類がモノカフェオイルキナ酸、モノフェルラキナ酸及びジカフェオイルキナ酸から選ばれる1種以上を含むものである請求項6又は7に記載の経口頭皮・頭髪改善用食品組成物。
【請求項10】
飲料である、請求項6又は7に記載の頭皮・頭髪改善用食品組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、経口頭皮・頭髪改善剤に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
皮脂は、脂腺より分泌され、皮表をpH4~6の酸性に保ち、殺菌作用を有する。また、皮脂は、日常生活において皮膚や粘膜から蒸発する水分である不感蒸泄の抑制や保湿作用を有し、角層の水分保持にも重要な役割を担っている。この皮脂量は、季節要因のほかに、ストレスやホルモン量の増減等によって変化し、精神的なストレス等は皮脂の分泌を増加させるといわれている。この過剰に分泌される皮脂は、全身の各部位に様々な悩みの原因となり、特に、頭部の過剰な皮脂は、頭皮・頭髪のべたつき、フケ、臭い等の悩みを誘発する(非特許文献1)。
【0003】
このような頭部の過剰な皮脂をケアする方法は、一般的に洗髪であるが、皮脂量はストレス等により増加するため、頭皮臭や頭髪のべたつき等が気になる人にとっては、根本的な解決にはならず、日中の悩み改善にはつながらない。
【0004】
一方、クロロゲン酸類は、コーヒー豆に見出されるポリフェノールの一種であり、内臓脂肪低減作用、交感神経活動を抑制する作用、精神ストレス症状を緩和する作用等の生理作用を有することが報告されている(例えば、特許文献1、非特許文献2~3)。また、クロロゲン酸類又はこれを含有するコーヒー豆抽出物を経口摂取すると、肌色不良やくすみの改善効果、毛穴目立ちの改善効果があることが報告されている(特許文献2及び3)。
しかしながら、クロロゲン酸類又はこれを含有するコーヒー豆抽出物に、頭皮・頭髪の改善作用があることは何ら報告されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-88187号公報
特開2005-263652号公報
特開2019-85361号公報
【非特許文献】
【0006】
第30回SCCJ研究討論会講演要旨集, 61, 1991
Biosci Biotechnol Biochem. 82(5), 879-884, 2018
皮膚の科学 2017年10月号 第16巻
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、経口頭皮・頭髪改善剤を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、クロロゲン酸類を含有し、低カフェインであるコーヒー豆抽出物の経口摂取が頭皮・頭髪改善に有効であることを見出した。
【0009】
すなわち、本発明は、クロロゲン酸類を含有し、カフェイン/クロロゲン酸類の質量比が0.015以下であるコーヒー豆抽出物を有効成分とする経口頭皮・頭髪改善剤を提供するものである。
また、本発明は、クロロゲン酸類を含有し、カフェイン/クロロゲン酸類の質量比が0.015以下であるコーヒー豆抽出物を有効成分とする頭皮・頭髪改善用食品組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、頭皮や頭髪を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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