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公開番号2025116733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011335
出願日2024-01-29
発明の名称電流刺激装置
出願人伊藤超短波株式会社
代理人個人,個人
主分類A61N 1/36 20060101AFI20250801BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】電流刺激を使用する現場において使用される電流刺激装置は任意の周波数や出力あるいは波形を出力できる仕様により、装置の構造が複雑となり、大型化する傾向が高く、必然的に高額となる。
【解決手段】本発明に基づく電流刺激装置は、本体部と、複数の電気信号を出力する電流生成部と、前記電気信号を付与する対象に配置される電極部と、前記電気信号を出力するモードを選択するモード選択部と、選択された前記モードに応じて前記電気信号を出力するように前記電流生成部の制御を行う制御部と、有し、前記モードの一つである第1のモードは、第1の周波数の電気信号を出力し、前記第1の周波数の電気信号に続いて第2の周波数の電気信号を出力し、前記第2の周波数の電気信号に続いて第3の周波数の電気信号を出力するモードであることを特徴としている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
本体部と、
複数の電気信号を出力する電流生成部と、
前記電気信号を付与する対象に配置される電極部と、
前記電気信号を出力するモードを選択するモード選択部と、
選択された前記モードに応じて前記電気信号を出力するように前記電流生成部の制御を行う制御部と、
を有し、
前記モードの一つである第1のモードは、第1の周波数の電気信号を出力し、前記第1の周波数の電気信号に続いて第2の周波数の電気信号を出力し、前記第2の周波数の電気信号に続いて第3の周波数の電気信号を出力するモードであることを特徴とする電流刺激装置。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記第1の周波数は、筋肉を緊張または緊張しやすい状態とする効果、前記第2の周波数は筋肉を弛緩または弛緩しやすい効果、第3の周波数は前記第1の周波数や前記第2の周波数と比較して最も治癒促進の効果が高いことを特徴とする請求項1記載の電流刺激装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人体の肌面もしくは経皮的に電流刺激を与える物理療法に使用される電流刺激装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、美容効果を得ることや筋肉のコリや疲れの解消、または疼痛緩和や、筋緊張緩和、組織修復といった治療を目的として人体の肌面から刺激を与える様々な装置が提案されている。例えば、刺激として電気信号による電流刺激を与えるものとしては、低周波電気信号を生体に供給することで疼痛や運動機能改善等の治療効果を得る治療器や、筋肉刺激による運動効果が得られるいわゆるEMS(Electrical Muscle Stimulation)機器がある。また、電流刺激として経皮的電気刺激や高電圧刺激法(ハイボルテージ)、微弱電流(微弱な電気信号)といった各々の生体に対する効果に違いがある各種方法があり、治療や美容といった各種目的に応じて選択される。
【0003】
特に、特許文献1ではランプアップとランプダウンを有する特殊な電気信号を利用して筋出力を一時的ではあるが瞬時に上げたり下げたりする装置について記載されている。本明細書において、治療や美容又は診断に使用される物理エネルギー、例えば低周波乃至高周波などの交流成分或いは周波数成分を有する電流や電圧、或いは正弦波やパルス、インパルスなど経皮的に付与される電気的なエネルギーを総称して、或いはそれぞれを電気信号又はパルスという。さらに治療波、又は電気刺激や電流刺激、或いは治療電流ということもある。さらに電気信号又はパルスは、矩形パルスによるパルス列でも、複合パルスによるパルス列であってもよく、正弦波、三角波、ノコギリ波、階段波、或いはインパルス列であっても、正極性または負極性のみでよく、両極性であってもよい。さらに複数のパルスの相互作用によって生成される合成波も単に電気信号あるいはパルスと称し、正弦波によって生成される合成波も単に電気信号又はパルスという。これらを使用する電流刺激装置では、例えば導電性の粘着パッドを人体、例えば患部や施術部位に貼り付けて使用する、または電極が配置されたカップを、カップの内部を負圧にすることで患部や施術部位に吸着させることにより、粘着パッドやカップ内部の電極から患部や施術部位に電流刺激を供給する。あるいは電極をベルトで人体に巻き付けて電気信号を供給する場合もある。なお、本明細書において、電気刺激を使用する治療装置、医療機器、マッサージ機、診断装置、トレーニング機器、体調管理や疲労回復などに使用する機器や美容機器を総称して電流刺激装置という。電流刺激装置を使用した、治療、診断、マッサージ、体調管理或いは美容機器による施術など、経皮的に電気刺激を与える行為のそれぞれを、又は当該行為を総称して治療という。電流刺激装置を使用して治療を行う者やマッサージを行う者、電流刺激装置による診断を行う者、或いは電流刺激装置を使用して美容施術を行う者など、電流刺激装置を操作する者を使用者といい、治療を受ける者を患者という。さらに、電気刺激が付与されるまたは治療が施される人体の部位を患部という。従って、特に明示が無い限り、電流刺激装置の記載はマッサージ器や診断機器や美容機器、或いはケガの予防を行う機器を排除するものではないし、患者と記載していても怪我や疾患を持つ者のみを意味しているのではなく、検査を受ける者や美容施術を受ける者を含むものとする。同様に患部と記載していても怪我や疾患のある部分のみを意味しているのではなく、検査する体の一部や美容施術が施される体の一部も示す。従って治療に使用される電気信号は特に明示が無い限り、マッサージ、診断、体調管理や美容の為に使用される電気信号やパルスを排除するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-85998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電流刺激を使用する現場、特に医療や美容施術の現場において、主に使用される電流刺激装置は様々な治療が可能なように周波数や振幅、パルス幅などの電気信号の各種パラメータが自由に設定できる汎用的な機器が使用されている。ところが、このような汎用的な装置は、任意の周波数や出力あるいは波形を出力できる仕様により、装置の構造が複雑となり、大型化する傾向が高く、必然的に高額となる。
【0006】
さらに、電流刺激については医師や理学療法士などのプロの使用者であっても熟知しているケースは依然として高くなく、知識や経験の少なさによって、治療に合わせて使用者がパラメータを適切に設定することが難しく、正しい治療がされていない、または適切な電気信号が使用されているとは限らないのが現状であって治療効果が思ったほどえられない、または治療効率が上がらないなどの課題を発生している。特に家庭での使用に関しては、使用者が専門知識を持たない場合がほとんどあるので電流刺激装置の使用はより困難なケースが多く、適切な電気信号を患部や施術部位に供給できず、治療の効果が挙げられない等の問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明に基づく電流刺激装置は、本体部と、複数の電気信号を出力する電流生成部と、前記電気信号を付与する対象に配置される電極部と、前記電気信号を出力するモードを選択するモード選択部と、選択された前記モードに応じて電気信号を出力するように前記電流生成部の制御を行う制御部と、有し、前記モードの一つである第1のモードは、第1の周波数の電気信号を出力し、前記第1の周波数の電気信号に続いて第2の周波数の電気信号を出力し、前記第2の周波数の電気信号に続いて第3の周波数の電気信号を出力するモードであることを特徴としている。
【0008】
また、前記第1の周波数は、筋肉を緊張または緊張しやすい状態とする効果、前記第2の周波数は筋肉を弛緩または弛緩しやすい効果、第3の周波数は前記第1の周波数や第2の周波数と比較して最も治癒促進の効果が高いことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
上記構成を有する本発明は、各治療の設定を自動で実施して、煩わしい機器の設定を回避して、安全で効率のよい治療を実現できる、
【0010】
上記構成を有する本発明は、必要な電気刺激治療をより簡単な構成によって、コストダウンを実現するだけでなく、より確実に、且つ効果的な治療を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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