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公開番号
2025115658
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010223
出願日
2024-01-26
発明の名称
ポリウレタン樹脂組成物、ステアリングホイール、及びポリウレタン樹脂組成物の製造方法
出願人
豊田合成株式会社
,
国立研究開発法人森林研究・整備機構
代理人
個人
,
個人
主分類
C08G
18/48 20060101AFI20250731BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】ポリオール成分として、エチレンオキサイド鎖を基本骨格とするポリオールを主として用いながらもポリウレタン樹脂組成物の硬度を高かめることができる。また、ポリウレタン樹脂組成物がバイオ素材であるリグニンにより構成されているため、二酸化炭素の排出量を低減することができる。
【解決手段】ポリウレタン樹脂組成物は、イソシアネート成分と、ポリオール成分と、フィラーと、が反応して形成される。
ポリオール成分は、エチレンオキサイド鎖を基本骨格とするポリオールを主として含む。フィラーは、ポリエチレングリコールを結合させることにより改質された改質リグニンである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
イソシアネート成分と、ポリオール成分と、フィラーと、が反応して形成されるポリウレタン樹脂組成物において、
前記ポリオール成分は、エチレンオキサイド鎖を基本骨格とするポリオールを主として含み、
前記フィラーは、ポリエチレングリコールを結合させることにより改質された改質リグニンである、
ポリウレタン樹脂組成物。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記エチレンオキサイド鎖を基本骨格とするポリオールの分子量は、100以上600以下である、
請求項1に記載のポリウレタン樹脂組成物。
【請求項3】
前記ポリウレタン樹脂組成物における前記フィラーの質量パーセント濃度は、5wt%以上25wt%以下である、
請求項2に記載のポリウレタン樹脂組成物。
【請求項4】
芯金と、
請求項2または請求項3に記載のポリウレタン樹脂組成物からなるとともに前記芯金を被覆する被覆材と、を備える、
ステアリングホイール。
【請求項5】
イソシアネート成分と、ポリオール成分と、フィラーと、を反応させることでポリウレタン樹脂組成物を製造する方法において、
前記ポリオール成分は、エチレンオキサイド鎖を基本骨格とするポリオールを主として含み、
前記フィラーは、ポリエチレングリコールを結合させることにより改質された改質リグニンである、
ポリウレタン樹脂組成物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリウレタン樹脂組成物、ステアリングホイール、及びポリウレタン樹脂組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、自動車のステアリングホイールが開示されている。特許文献1に開示のステアリングホイールは、リング部を有する芯金と、リング部を被覆するポリウレタン製の被覆材とを備える。ポリウレタンは、ポリイソシアネート及びポリオールを反応させることで形成される。
【0003】
従来、ステアリングホイールの被覆材を構成するポリウレタン樹脂組成物においては、好適な硬度を有するなどの理由から、ポリオールとして、ポリプロピレングリコール(PPG)が用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-77379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、ステアリングホイールの被覆材においては、生物由来のバイオマス材料を添加することによって化石燃料の使用を低減すること、ひいては温室効果ガスである二酸化炭素の排出量を低減することが求められている。
【0006】
しかしながら、PPGにおいては、バイオマス材料を添加することが難しい。
これに対して、ポリオール成分としてポリエチレングリコール(PEG)を用いることが考えられる。しかしながら、この場合、ポリオール成分としてPPGを用いる場合に比べて、被覆材の硬度が低くなるために、ステアリングホイールの被覆材として用いることが難しい。
【0007】
なお、こうした問題は、ステアリングホイールの被覆材用のポリウレタン樹脂組成物に限られるものではなく、他のポリウレタン樹脂組成物においても同様である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためのポリウレタン樹脂組成物、ステアリングホイール、ポリウレタン樹脂組成物の製造方法の各態様を記載する。
[態様1]
イソシアネート成分と、ポリオール成分と、フィラーと、が反応して形成されるポリウレタン樹脂組成物において、
前記ポリオール成分は、エチレンオキサイド鎖を基本骨格とするポリオールを主として含み、
前記フィラーは、ポリエチレングリコールを結合させることにより改質された改質リグニンである、
ポリウレタン樹脂組成物。
【0009】
ポリウレタン樹脂組成物においては、ポリオール成分が、エチレンオキサイド鎖を基本骨格とするポリオールを主として含む場合、プロピレンオキサイド鎖を基本骨格とするポリオールを主として含む場合に比べて、硬度が低くなる。
【0010】
ここで、上記構成によれば、フィラーである改質リグニンは、リグニンにポリエチレングリコールを結合させることにより改質されている。また、改質リグニンを構成するリグニンは、ベンゼン環を有しているために高い硬度を有する。これにより、ポリウレタン樹脂組成物の硬度が高められる。これは、ポリウレタン樹脂組成物が形成される際に、改質リグニンのOH基が反応してポリウレタン鎖同士を結合することで、ポリウレタン鎖の変形の自由度が制限されるためであると考えられる。
(【0011】以降は省略されています)
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