TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025113970
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024199133
出願日2024-11-14
発明の名称熱交換器
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H05B 3/06 20060101AFI20250728BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】セラミックヒータの固定部への応力集中を抑制できる熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器10は、軸線方向に延びて筒状をなす碍管20と、碍管20の軸線方向における一方側に配され、碍管20の外周から径方向外側に拡径する第1フランジ30と、第1フランジ30よりも碍管20の軸線方向における一方側に配される端子部25と、第1フランジ30よりも碍管20の軸線方向における他方側に配される加熱部28と、を備えるセラミックヒータ11と、碍管20が収容され、セラミックヒータ11が第1フランジ30を介して水密固定される筐体60と、を有する、車両に搭載される熱交換器10であって、セラミックヒータ11は、軸線方向において第1フランジ30と離間して配され、碍管20の外周から径方向外側に拡径する第2フランジ40を備え、第2フランジ40を介して筐体60に固定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸線方向に延びて筒状をなす碍管と、前記碍管の前記軸線方向における一方側に配され、前記碍管の外周から径方向外側に拡径する第1フランジと、前記第1フランジよりも前記碍管の前記軸線方向における一方側に配される端子部と、前記第1フランジよりも前記碍管の前記軸線方向における他方側に配される加熱部と、を備えるセラミックヒータと、
前記碍管が収容され、前記セラミックヒータが前記第1フランジを介して水密固定される筐体と、を有する、車両に搭載される熱交換器であって、
前記セラミックヒータは、前記軸線方向において前記第1フランジと離間して配され、前記碍管の外周から径方向外側に拡径する第2フランジを備え、前記第2フランジを介して前記筐体に固定されている、熱交換器。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記第1フランジと前記第2フランジは、自身の外周に配されたシール部材を介して前記筐体の内周面に固定されている、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記第2フランジは、前記端子部よりも前記軸線方向における一方側に配されている、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記第2フランジは、前記筐体に水密固定されている、請求項3に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記第2フランジは、前記端子部よりも前記軸線方向における他方側に配されている、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記筐体は、前記碍管が収容される第1筐体と、前記第1筐体に組み付けられ、前記第1フランジに水密固定される第3筐体と、前記第3筐体と別体に形成され、前記第2フランジに固定される第2筐体と、を備え、
前記第1フランジは、前記軸線方向について前記第1筐体と前記第3筐体とに挟持される挟持部を有する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の熱交換器。
【請求項7】
前記筐体は、前記碍管が収容される第1筐体と、前記第2フランジに固定される第2筐体と、を備え、
前記第1フランジは、前記軸線方向について前記第1筐体と前記第2筐体とに挟持される挟持部を有する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特開2013-126844号公報(下記特許文献1)に記載の電気発熱式温水加熱装置が知られている。特許文献1の電気発熱式温水加熱装置は、熱媒体の流入口、流路及び流出口を有するケースと、流路に配置されたセラミックヒータと、を備える。セラミックヒータの端子部側の外周には、フランジが取り付けられている。このフランジが、ケースに設けられた挿入口の内周面に、Oリング等のシール部材を介して取り付けられることで、セラミックヒータがケース内に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-126844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の構成において、セラミックヒータはケースと1つのフランジを介して固定されている。このため、例えば、電気発熱式温水加熱装置が車載用である場合には、車両の振動等により、フランジとケースとの固定部、または、セラミックヒータとフランジとの固定部に応力が集中することが懸念される。
【0005】
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、セラミックヒータの固定部への応力集中を抑制できる熱交換器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の熱交換器は、軸線方向に延びて筒状をなす碍管と、前記碍管の前記軸線方向における一方側に配され、前記碍管の外周から径方向外側に拡径する第1フランジと、前記第1フランジよりも前記碍管の前記軸線方向における一方側に配される端子部と、前記第1フランジよりも前記碍管の前記軸線方向における他方側に配される加熱部と、を備えるセラミックヒータと、前記碍管が収容され、前記セラミックヒータが前記第1フランジを介して水密固定される筐体と、を有する、車両に搭載される熱交換器であって、前記セラミックヒータは、前記軸線方向において前記第1フランジと離間して配され、前記碍管の外周から径方向外側に拡径する第2フランジを備え、前記第2フランジを介して前記筐体に固定されている、熱交換器である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、セラミックヒータの固定部への応力集中を抑制できる熱交換器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1にかかる熱交換器の全体構成を示す断面図である。
図2は、セラミックヒータの内部構造を示す熱交換器の断面図である。
図3は、碍管の製造工程について説明する説明図である。
図4は、第1フランジ及び第2フランジの取り付け部分について示すセラミックヒータの拡大断面図である。
図5は、実施形態2にかかるセラミックヒータの内部構造を示す熱交換器の断面図である。
図6は、実施形態3にかかるセラミックヒータの内部構造を示す熱交換器の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
(1)本開示の熱交換器は、軸線方向に延びて筒状をなす碍管と、前記碍管の前記軸線方向における一方側に配され、前記碍管の外周から径方向外側に拡径する第1フランジと、前記第1フランジよりも前記碍管の前記軸線方向における一方側に配される端子部と、前記第1フランジよりも前記碍管の前記軸線方向における他方側に配される加熱部と、を備えるセラミックヒータと、前記碍管が収容され、前記セラミックヒータが前記第1フランジを介して水密固定される筐体と、を有する、車両に搭載される熱交換器であって、前記セラミックヒータは、前記軸線方向において前記第1フランジと離間して配され、前記碍管の外周から径方向外側に拡径する第2フランジを備え、前記第2フランジを介して前記筐体に固定されている。
【0010】
このような構成によると、セラミックヒータは第1フランジ及び第2フランジにより筐体に対して固定されるから、振動環境下においてセラミックヒータと筐体との固定部にかかる応力を2箇所に分散させることができる。また、フランジと碍管との固定部が1つだけ設けられる場合と比較して、第1フランジと碍管との固定部、及び第2フランジと碍管との固定部にそれぞれ応力を分散させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社コロナ
電気機器
28日前
株式会社遠藤照明
照明装置
1か月前
日本精機株式会社
駆動装置
2か月前
日本精機株式会社
回路基板
1か月前
株式会社プロテリアル
シールド材
2か月前
三菱電機株式会社
電子機器
2か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
メクテック株式会社
配線基板
1か月前
マクセル株式会社
配列用マスク
19日前
トキコーポレーション株式会社
照明器具
26日前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
株式会社LIXIL
照明システム
3か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
7日前
イビデン株式会社
プリント配線板
27日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
個人
電子機器収納ユニット
2か月前
日産自動車株式会社
電子機器
11日前
カシン工業株式会社
PTC発熱装置
4日前
新電元工業株式会社
充電装置
25日前
株式会社電気印刷研究所
金属画像形成方法
27日前
メクテック株式会社
伸縮性配線基板
1か月前
メクテック株式会社
配線モジュール
1か月前
株式会社電気印刷研究所
金属画像形成方法
27日前
新光電気工業株式会社
配線基板
2か月前
昭栄化学工業株式会社
焼成型導電性ペースト
1か月前
株式会社タクミ精工
除電ブラシ
2か月前
FDK株式会社
冷却構造
3か月前
TDK株式会社
配線基板
1か月前
信越ポリマー株式会社
配線基板
2か月前
マクセルイズミ株式会社
加熱ユニット
1か月前
東芝ライテック株式会社
照明装置
18日前
東芝ライテック株式会社
照明装置
18日前
株式会社デンソー
電子装置
1か月前
ホシザキ株式会社
LED駆動装置
1か月前
株式会社デンソー
電子装置
1か月前
株式会社デンソー
電子装置
今日
続きを見る