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公開番号2025110788
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004830
出願日2024-01-16
発明の名称電子証明書の取得方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H04L 9/32 20060101AFI20250722BHJP(電気通信技術)
要約【課題】悪意のある第三者からの電子証明書を制御装置に記憶させることを抑制する。
【解決手段】蓄電装置と、走行に関する制御を行なう制御装置と、を備える車両の蓄電装置を車外の充電装置からの電力で充電する際に用いられる少なくとも電子証明書を含む証明書データを通信を介してダウンロードする電子証明書の取得方法であって、ダウンロードした証明書データに電子署名が付与されていないときには、証明書データに電子署名を付与する第1ステップと、証明書データに電子署名が付与されており、且つ、付与されている電子署名が信頼できる者の署名であるときには、証明書データを制御装置に記憶させる第2ステップと、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
蓄電装置と、走行に関する制御を行なう制御装置と、を備える車両の前記蓄電装置を車外の充電装置からの電力で充電する際に用いられる少なくとも電子証明書を含む証明書データを通信を介してダウンロードする電子証明書の取得方法であって、
ダウンロードした前記証明書データに電子署名が付与されていないときには、前記証明書データに前記電子署名を付与する第１ステップと、
前記証明書データに前記電子署名が付与されており、且つ、付与されている前記電子署名が信頼できる者の署名であるときには、前記証明書データを前記制御装置に記憶させる第２ステップと、
を含む電子証明書の取得方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電子証明書の取得方法に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、この種の電子証明書の取得方法としては、蓄電装置（充電池）と、情報を記憶可能な記憶装置と、を備える車両の蓄電装置を、充電スタンド（充電ステーション）に設置された充電装置（充電設備）からの電力で充電する際に用いられる電子証明書を車外のサーバから通信を介してダウンロードする方法が提案されている（例えば、特許文献１参照）。この方法では、ダウンロードした電子証明書を記憶装置に記憶している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－６１１８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、上述の電子証明書の取得方法では、悪意のある第三者が作成した電子証明書をダウンロードすると、ダウンロードした電子証明書により、車両が意図しない動作を行なうことがある。
【０００５】
本開示の電子証明書の取得方法は、悪意のある第三者からの電子証明書を車両の制御装置に記憶させることを抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の電子証明書の取得方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【０００７】
本開示の電子証明書の取得方法は、
蓄電装置と、走行に関する制御を行なう制御装置と、を備える車両の前記蓄電装置を車外の充電装置からの電力で充電する際に用いられる少なくとも電子証明書を含む証明書データを通信を介してダウンロードする電子証明書の取得方法であって、
ダウンロードする前記証明書データに電子署名が付与されていないときには、前記証明書データに前記電子署名を付与する第１ステップと、
前記証明書データに前記電子署名が付与されており、且つ、付与されている前記電子署名が信頼できる者の署名であるときには、前記証明書データを前記制御装置に記憶させる第２ステップと、
を含むことを要旨とする。
【０００８】
この本開示の電子証明書の取得方法では、ダウンロードする証明書データに電子署名が付与されていないときには、証明書データに電子署名を付与する。そして、証明書データに電子署名が付与されており、且つ、付与されている電子署名が信頼できる者の署名であるときには、証明書データを制御装置に記憶させる。この結果、悪意のある第三者からの電子証明書を車両の制御装置に記憶させることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の実施形態の車両充電システム１を示す概略構成図である。
管理サーバ３のＣＰＵ３１により実行される送信処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。図１は、本開示の実施形態の車両充電システム１を示す概略構成図である。実施形態の車両充電システム１は、電気自動車（車両）ＶのバッテリＢを外部から充電可能な充電装置２と、管理サーバ３と、認証サーバ４と、を備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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