TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025110556
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004453
出願日
2024-01-16
発明の名称
車両の衝突回避支援装置、衝突回避支援方法及びそのプログラム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類
G08G
1/16 20060101AFI20250722BHJP(信号)
要約
【課題】運転者の運転に対する注意力が低下していると推定される場合、自車両と物標との衝突を回避するための動作を速やかに開始することが可能な車両の衝突回避支援を提供する。
【解決手段】運転支援ECU(10)は、自車両(HV)が物標と衝突する可能性が高い場合に成立する第1条件が成立したとき、自車両と物標との衝突を回避するための第1動作(例えば、警報動作)を開始する。運転支援ECUは、(1)ユーザが車載機器に対して操作を行っていると推定される状態、(2)ユーザが「車載機器、及び、車載機器に接続された携帯装置」を用いてハンズフリーの通話を行っている状態、及び、(3)車載機器と通信可能に接続された携帯装置が着信信号を受信中である状態、のうちの少なくとも一つの状態を含む特定状態が生じている場合、第1条件を「特定状態が生じていない場合に比べ、より早期に成立する条件」へと変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
自車両が物標と衝突する可能性が高い場合に成立する第1条件が成立したとき、前記自車両と前記物標との衝突を回避するための第1動作を開始するように構成されたコントローラを備える車両の衝突回避支援装置において、
前記コントローラは、
前記自車両のユーザが前記自車両に搭載されている車載機器に対して操作を行っていると推定される状態、前記ユーザが前記車載機器及び前記車載機器と通信可能に接続された携帯装置を用いて通話を行っている状態、及び、前記車載機器と通信可能に接続された携帯装置が着信信号を受信中である状態、のうちの少なくとも一つの状態を含む特定状態が生じている場合、前記第1条件を、前記特定状態が生じていない場合に比べより早期に成立する条件、である第1早期成立条件に変更する、
ように構成された、
車両の衝突回避支援装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両の衝突回避支援装置において、
前記コントローラは、前記自車両の運転者に対して警報を発生する動作を前記第1動作として行うように構成され、且つ、前記物標が2輪車及び歩行者の何れでもない場合、前記特定状態が生じていても、前記第1条件を前記第1早期成立条件に変更しないように構成された、車両の衝突回避支援装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両の衝突回避支援装置において、
前記コントローラは、
前記自車両が前記物標と衝突する可能性が前記第1条件が成立したときよりも高くなったときに成立する第2条件が成立したとき、前記自車両と前記物標との衝突を回避するための自動ブレーキを実行するように構成され、
前記特定状態が生じている場合、前記物標の種別に関わらず、前記特定状態が生じていない場合に比べ、前記第2条件をより早期に成立する条件である第2早期成立条件に変更するように構成された、
車両の衝突回避支援装置。
【請求項4】
自車両が物標と衝突する可能性が高い場合に成立する第1条件が成立したとき、前記自車両と前記物標との衝突を回避するための第1動作を開始するステップと、
前記自車両のユーザが前記自車両に搭載されている車載機器に対して操作を行っていると推定される状態、前記ユーザが前記車載機器及び前記車載機器と通信可能に接続された携帯装置を用いて通話を行っている状態、及び、前記車載機器と通信可能に接続された携帯装置が着信信号を受信中である状態、のうちの少なくとも一つの状態を含む特定状態が生じている場合、前記特定状態が生じていない場合に比べ、前記第1条件をより早期に成立する条件に変更するステップと、
を含む、
車両の衝突回避支援方法。
【請求項5】
自車両に搭載されたコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記プログラムは前記コンピュータに、
自車両が物標と衝突する可能性が高い場合に成立する第1条件が成立したとき、前記自車両と前記物標との衝突を回避するための第1動作を開始するステップと、
前記自車両のユーザが前記自車両に搭載されている車載機器に対して操作を行っていると推定される状態、前記ユーザが前記車載機器及び前記車載機器と通信可能に接続された携帯装置を用いて通話を行っている状態、及び、前記車載機器と通信可能に接続された携帯装置が着信信号を受信中である状態、のうちの少なくとも一つの状態を含む特定状態が生じている場合、前記特定状態が生じていない場合に比べ、前記第1条件をより早期に成立する条件に変更するステップと、
を実行させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自車両が物標に衝突する可能性を低減するための衝突回避支援動作を行う車両の衝突回避支援装置、衝突回避支援方法及びそのプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の装置は、ドライバモニタカメラを用いて運転者の顔を撮影して画像データを取得し、その画像データに基いて運転者が不注意状態(例えば、脇見運転状態)にあることを検出した場合に警報を発生する(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-204107号公報
【発明の概要】
【0004】
しかしながら、ドライバモニタカメラを用いて運転者が不注意状態にあることを検出するためには、ある程度の時間が必要である。そのため、警報を含む衝突回避支援動作を実行するタイミングが遅れる恐れがある。
【0005】
本発明は、係る課題を解決するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、運転者の運転に対する注意力が低下していると推定される場合、自車両と物標との衝突を回避するための動作(第1動作)を速やかに開始することが可能な車両の衝突回避支援装置、衝突回避支援方法及びそのプログラムを提供することにある。
【0006】
本発明の車両の衝突回避支援装置の一態様は、
自車両が物標と衝突する可能性が高い場合に成立する第1条件が成立したとき(S230:Yes)、前記自車両と前記物標との衝突を回避するための第1動作を開始する(S235)ように構成されたコントローラ(10)を備える。例えば、第1条件は、自車両と物標との衝突可能性を表す衝突可能性指標値(TTC)が所定の閾値(TTCth)に到達したとき成立する条件である。更に、第1動作は、運転者に対する警報を行う警報動作であってもよく、自動ブレーキ動作であってもよい。
【0007】
更に、前記コントローラは、
前記自車両のユーザが前記自車両に搭載されている車載機器に対して操作を行っていると推定される状態(S320)、前記ユーザが前記車載機器及び前記車載機器と通信可能に接続された携帯装置を用いて通話を行っている状態(S340)、及び、前記車載機器と通信可能に接続された携帯装置が着信信号を受信中である状態(S350)、のうちの少なくとも一つの状態を含む特定状態が生じている場合(S330)、前記第1条件を「前記特定状態が生じていない場合(S390)に比べより早期に成立する条件」である第1早期成立条件に変更する(S215:Yes、S250)、ように構成されている。
【0008】
上記特定状態が生じている場合、一般に、自車両のユーザである運転者の運転に対する注意力が低下している。更に、上記特定状態が生じているか否かは、車載機器の信号に基いて直ちに検出できる。従って、上記態様によれば、運転者の運転に対する注意力が低下しているとき、衝突回避のための第1動作を速やかに開始することができる。
【0009】
なお、第1動作が警報を発生する動作(警報動作)である場合、物標が2輪車及び歩行者の何れかである場合に限り、第1条件が第1早期成立条件に変更されることが望ましい。2輪車及び歩行者は、運転に対する注意力が低下している運転者が相対的に気付き難い物標だからである。これにより、運転者が見落とす可能性が高い2輪車又は歩行者を運転者がより早期に認識できる。
【0010】
更に、第1動作としての警報動作よりも遅いタイミングにて自動ブレーキが実行されるように装置が構成されている場合、その自動ブレーキは物標の種別に関わらず特定状態が生じている場合には特定状態が生じていない場合に比べ早期に実行されることが望ましい(図6のS605乃至S615を参照。)。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
自動車ケアフル灯
4か月前
日本精機株式会社
路面投影装置
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
3か月前
ニッタン株式会社
発信機
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
3か月前
ニッタン株式会社
発信機
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
6日前
ニッタン株式会社
発信機
4日前
個人
防犯に特化したアプリケーション
1か月前
個人
逆走・正走車両検出システム
3か月前
TOA株式会社
拡声放送システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
5日前
東京都公立大学法人
液滴検出装置
1か月前
日本信号株式会社
情報提供システム
3か月前
アズビル株式会社
建物管理システム
2か月前
個人
乗り物の移動を支援する方法及び装置
26日前
株式会社JVCケンウッド
警報装置
1か月前
株式会社アジラ
データ転送システム
1か月前
日本信号株式会社
信号情報システム
1か月前
日本信号株式会社
情報提供システム
1か月前
ホーチキ株式会社
異常報知設備
3か月前
ホーチキ株式会社
異常報知設備
2か月前
日本信号株式会社
交通信号制御システム
1か月前
個人
磁気・光学誘導路線による車両の運行制御
3か月前
株式会社JVCケンウッド
情報処理装置
2か月前
個人
現示内容に関する情報放送機能付き信号機
14日前
トヨタ自動車株式会社
回避動作判別装置
1か月前
本田技研工業株式会社
運転評価装置
11日前
ホーチキ株式会社
非常通報システム
2か月前
株式会社豊田自動織機
制御システム
1か月前
株式会社フィットネスワン
見守りシステム
2か月前
本田技研工業株式会社
情報提供装置
5日前
本田技研工業株式会社
情報提供装置
5日前
ホーチキ株式会社
火災検出システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
配車システム
3か月前
本田技研工業株式会社
保険料算出装置
11日前
続きを見る
他の特許を見る