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公開番号
2025110462
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004310
出願日
2024-01-16
発明の名称
電気部品引抜具固定構造及び電気接続箱
出願人
古河電気工業株式会社
,
古河AS株式会社
代理人
個人
主分類
H02G
3/16 20060101AFI20250722BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電気部品引抜具の着脱を容易にする。
【解決手段】ヒューズプラー固定構造51は、ヒューズプラー41を筐体11に着脱可能な状態で固定するために、筐体11から突出して形成される。ヒューズプラー41は、筐体11に着脱可能なヒューズを筐体11から引き抜くために用いられる。ヒューズプラー41は、操作把持部44と、挟持部45と、を備える。操作把持部44は、1対で設けられる。挟持部45は、1対で設けられ、ヒューズを挟持する。ヒューズプラー固定構造51は、第1保持部61と、第2保持部62と、を備える。第1保持部61は、操作把持部44を保持する。第2保持部62は、挟持部45を保持する。第1保持部61は、ヒューズプラー41が圧入される第1圧入部71を備える。第2保持部62は、ヒューズプラー41が圧入される第2圧入部81を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体に着脱可能な電気部品を前記筐体から引き抜くために用いられる電気部品引抜具を、前記筐体に着脱可能な状態で固定するために、前記筐体から突出して形成される電気部品引抜具固定構造であって、
前記電気部品引抜具は、
1対で設けられる操作把持部と、
1対で設けられ、前記電気部品を挟持する挟持部と、
を備え、
前記電気部品引抜具固定構造は、
前記操作把持部を保持する第1保持部と、
前記挟持部を保持する第2保持部と、
を備え、
前記第1保持部は、前記電気部品引抜具が圧入される第1圧入部を備え、
前記第2保持部は、前記電気部品引抜具が圧入される第2圧入部を備えることを特徴とする電気部品引抜具固定構造。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電気部品引抜具固定構造であって、
前記第1圧入部は、1対の前記操作把持部の間隔を広げるように内側から接触し、
前記第2圧入部は1対で形成され、1対の前記挟持部の間隔を狭めるように外側から接触することを特徴とする電気部品引抜具固定構造。
【請求項3】
請求項2に記載の電気部品引抜具固定構造であって、
前記第1保持部は、前記電気部品引抜具を前記電気部品引抜具固定構造に装着する装着方向で前記第1圧入部より手前側に配置された第1挿入部を備え、
前記第2保持部は、前記装着方向で前記第2圧入部よりも手前側に配置された1対の第2挿入部を備え、
前記第1挿入部は、前記第1圧入部よりも、1対の前記操作把持部に対して内側に退避し、
前記第2挿入部は、前記第2圧入部よりも、1対の前記挟持部に対して外側へ退避していることを特徴とする電気部品引抜具固定構造。
【請求項4】
請求項3に記載の電気部品引抜具固定構造であって、
前記第1保持部は、前記第1圧入部と前記第1挿入部との間に配置される第1テーパ部を備え、
前記第2保持部は、前記第2圧入部と前記第2挿入部との間に配置される第2テーパ部を備えることを特徴とする電気部品引抜具固定構造。
【請求項5】
請求項2に記載の電気部品引抜具固定構造であって、
前記第2保持部は、1対の前記第2圧入部が向かい合う方向と反対側に突出する支持リブを備えることを特徴とする電気部品引抜具固定構造。
【請求項6】
請求項1に記載の電気部品引抜具固定構造であって、
前記電気部品引抜具を前記電気部品引抜具固定構造に装着する過程で、前記電気部品引抜具が前記第1圧入部への圧入を開始するタイミングと、前記電気部品引抜具が前記第2圧入部への圧入を開始するタイミングと、が異なることを特徴とする電気部品引抜具固定構造。
【請求項7】
請求項1に記載の電気部品引抜具固定構造であって、
前記電気部品引抜具の幅方向の少なくとも一側において、前記操作把持部よりも前記挟持部が前記幅方向で窄まっており、
前記第2保持部において、前記窄まった部分に接触可能な凸部が前記筐体から突出して設けられることを特徴とする電気部品引抜具固定構造。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の電気部品引抜具固定構造であって、
前記第1保持部は、前記第1保持部と前記第2保持部が並ぶ方向の前記電気部品引抜具の移動を規制する規制部を備えることを特徴とする電気部品引抜具固定構造。
【請求項9】
請求項1に記載の電気部品引抜具固定構造を備えることを特徴とする電気接続箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気部品引抜具固定構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、工具を保持する構造が備えられた電気接続箱が知られている。特許文献1は、この種の構造を開示する。
【0003】
特許文献1の電気接続箱は、電子部品が収納される筐体を備える。電気接続箱は、電子部品を筐体から取り外すための工具を備える。工具は、本体部と、挟持部と、を備える。本体部には、保持穴が形成される。挟持部は、本体部から突出して形成され、電子部品を教示することができる。
【0004】
前記電気接続箱は、工具を着脱自在に保持する工具保持部を備える。工具保持部は、保持本体部と、回転規制部と、を備える。保持本体部は、突出状に形成されており、工具の保持穴に挿入されることで本体部を保持する。工具の挟持部の回転は、回転規制部によって規制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-051022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1の構成においては、工具保持部に保持爪が設けられている。従って、工具の着脱時、保持爪が保持穴を通過するために工具保持部を変形させる必要があり、工具保持部の耐久性が低下してしまう。工具保持部が破損した場合、電気部品引抜具が固定できなくなり、筐体ごと交換する必要があり、修理コストが高くなる。また、保持爪を形成しようとすると、金型によっては筐体に貫通孔を開けなければならない場合があり、防水性が損なわれてしまう。筐体に貫通孔を開けずに保持爪を設ける方法として、金型にスライド構造を設けるか、金型で無理抜き成形を行うことも考えられる。しかし、これらの方法においても、金型の構造が複雑になる、又は、離型時の保持爪の変形や破損の懸念が残るという点で改善の余地があった。
【0007】
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、電気部品引抜具を容易に着脱可能にすることと、電気部品引抜具固定時に、電気部品引抜具保持部と電気部品引抜具にかかる負荷を軽減することと、を両立させることにある。
【発明の概要】
課題を解決するための手段及び効果
【0008】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【0009】
本発明の観点によれば、以下の構成の電気部品引抜具固定構造が提供される。即ち、この電気部品引抜具固定構造は、電気部品引抜具を筐体に着脱可能な状態で固定するために、前記筐体から突出して形成される。前記電気部品引抜具は、前記筐体に着脱可能な電気部品を前記筐体から引き抜くために用いられる。前記電気部品引抜具は、操作把持部と、挟持部と、を備える。前記操作把持部は、1対で設けられる。前記挟持部は、1対で設けられ、前記電気部品を挟持する。前記電気部品引抜具固定構造は、第1保持部と、第2保持部と、を備える。前記第1保持部は、前記操作把持部を保持する。前記第2保持部は、前記挟持部を保持する。前記第1保持部は、前記電気部品引抜具が圧入される第1圧入部を備える。前記第2保持部は、前記電気部品引抜具が圧入される第2圧入部を備える。
【0010】
これにより、電気部品引抜具を圧入させることで、圧入部分の摩擦保持力によって電気部品引抜具を第1保持部及び第2保持部に固定することができる。また、電気部品引抜具を第1保持部及び第2保持部に圧入させて固定しているので、電気部品引抜具の着脱作業が容易になる。加えて、電気部品引抜具の操作把持部を保持爪で引っ掛けて保持する方式を採っていた従来技術と比較して、保持爪の周辺部の変形に伴う耐久性低下を防止できるとともに、成形のための金型を簡素化できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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