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公開番号2025107767
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001177
出願日2024-01-09
発明の名称画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人ひのき国際特許事務所
主分類H04N 1/32 20060101AFI20250714BHJP(電気通信技術)
要約【課題】従来、画像処理装置から電子メールの件名を設定する場合、メール送信の際に毎回ユーザが個別に件名を手動で設定する、又は、件名指定がない場合に一律で設定するなどの方法しかなく、例えばメール受信側の振り分け処理に適した件名を設定することは大変面倒であった。
【解決手段】画像処理装置100は、1以上の宛先にそれぞれ名称を付けて宛先帳で管理可能であり、スキャナを用いて生成される画像データを含むファイルを添付する電子メールを、指定された宛先に送信する場合に、指定された宛先の名称を電子メールの件名として自動で設定するように制御する(S1005、S1006)。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
スキャナを備える画像処理装置であって、
1以上の宛先にそれぞれ名称を付けて、宛先帳で管理する第1管理手段と、
前記スキャナを用いて生成される画像データを含むファイルを添付する電子メールに件名を設定するように制御する制御手段と、
前記電子メールを、指定された宛先に送信する送信手段と、
前記制御手段は、前記指定された宛先の名称を前記電子メールの件名として設定する、ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
宛先の名称を電子メールの件名として使用するかどうかを示す件名設定が有効であるか無効であるかを管理する第2管理手段と、
前記制御手段は、前記件名設定が有効である場合に、前記指定された宛先の名称を前記電子メールの件名として設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記件名設定が無効である場合に、前記電子メールの件名として、前記画像処理装置であらかじめ管理された所定の件名を設定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記電子メールの件名をユーザが入力するための入力手段と、
前記制御手段は、前記入力手段を用いてユーザにより前記電子メールの件名が入力された場合には、前記指定された宛先の名称を前記電子メールの件名として設定せず、前記入力された件名を前記電子メールの件名として設定することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記入力手段から前記電子メールの件名が入力された場合、前記電子メールの宛先の名称として、該入力された件名を前記宛先帳に登録可能に制御することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記入力手段から前記電子メールの件名が入力された場合、前記電子メールの宛先の名称として該入力された件名を前記宛先帳に登録するかユーザに問い合わせ、該ユーザからの前記登録を指示する応答に応じて、前記登録を行うことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記第1管理手段は、一のメールアドレスに異なる名称を付けてそれぞれ異なる宛先として前記宛先帳で管理可能なことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記第1管理手段が前記宛先帳で管理する宛先には、複数の宛先を含むグループの宛先が含まれることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項9】
スキャナと、1以上の宛先にそれぞれ名称を付けて宛先帳で管理する管理手段を有する画像処理装置の制御方法であって、
前記スキャナを用いて生成される画像データを含むファイルを添付する電子メールに件名を設定するように制御する設定工程と、
前記電子メールを、指定された宛先に送信する送信工程と、を有し、
前記設定工程では、前記指定された宛先の名称を前記電子メールの件名として設定する、ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項10】
コンピュータに、請求項9に記載の画像処理装置の制御方法を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ワークフローの自動化が進んでいる。例えば、電子メールの受信時に、メールソフトウェアが事前に設定された振り分けルールに則って電子メールを振り分け、さらには電子メールに添付されているファイルを所望のフォルダに格納するところまでが自動で行われる。電子メールの振り分けは、件名や差出人により判断され、例えば電子メールの件名に「請求書」が含まれていたら、添付ファイルを請求書フォルダに格納するといったものである。これにより、複数の相手から請求書が送られてきた場合でも自動で電子メールに添付されている請求書が所定のフォルダに格納されるため、作業が効率化される。この電子メールの自動振り分け機能を利用して、例えば、複数の支店を抱える本社の担当者が各支店から送られてくる請求書や月末申請書といった各帳票を自動で振り分けるといったことが行われている。
【0003】
電子メール送信ソフトウェアを搭載しているデバイスとしては、複合機や電子黒板などがある。このようなデバイスは、スキャンした画像データや電子黒板に書かれた内容を電子メールに添付して送信することができる。例えば複合機では、電子メールに件名指定がされなかった場合に、一律で設定する件名を登録しておくことができる。また、電子黒板では、電子メールの送信時に件名に電子黒板のメールアドレスや電子黒板操作者の名前を自動で設定することができるものが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-112581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述のような電子メールを自動で振り分けをしているような環境においては、複合機や電子黒板から送信される電子メールであっても、電子メールの件名により適切に振り分けできることが望ましい。しかし、従来の複合機や電子黒板における電子メールの件名設定は、前述のような自動で振り分けを想定したものではなく、自動振り分けに適した件名の設定が困難であった。上述のような複合機では、件名指定がされなかった場合に一律で登録されている件名が自動で設定される。また、特許文献1の電子黒板では、電子黒板のメールアドレスやユーザの名前が自動で設定される。例えば、複合機や電子黒板から電子メールを送信する場合に、同じユーザであっても「・・請求書」や「・・申請書」、「・・報告書」などのように異なる件名を設定したい場合があるが、従来の技術ではこのような件名を自動で設定することができなかった。従来では、異なる件名を設定する場合は、電子メール送信前に毎回ユーザが手動で任意の件名を入力して設定する必要があった。このように、複合機や電子黒板から電子メールを送信する場合に、その度にユーザが件名を入力しなければならずユーザにとって負担になっていた。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、画像処理装置でスキャンして生成した画像データをメール送信する際に、メール受信側の振り分け処理に適した件名を自動で設定することが可能となり、メール送信の際に毎回ユーザが件名を入力する必要がなくなり、ユーザの負担を大幅に低減してユーザビリティを向上することができる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、スキャナを備える画像処理装置であって、1以上の宛先にそれぞれ名称を付けて、宛先帳で管理する第1管理手段と、前記スキャナを用いて生成される画像データを含むファイルを添付する電子メールに件名を設定するように制御する制御手段と、前記電子メールを、指定された宛先に送信する送信手段と、前記制御手段は、前記指定された宛先の名称を前記電子メールの件名として設定する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、画像処理装置でスキャンして生成した画像データをメール送信する際に、メール受信側の振り分け処理に適した件名を自動で設定することが可能となる。したがって、従来のように電子メールの送信の際に毎回ユーザが件名を入力する必要がなくなり、ユーザの負担を大幅に低減してユーザビリティを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態を示すシステム構成を示す図。
本実施形態に係る画像処理装置のコントローラ部の詳細を示す図。
本実施形態に係る画像処理装置で実行されるソフトウェア構成を示す図。
クライアント端末のメールソフトにおける振り分けルール作成画面を示す図。
本実施形態に係る画像処理装置の宛先登録のシーケンスを示す図。
本実施形態に係る画像処理装置のホーム画面を示す図。
第1実施形態に係る画像処理装置の宛先登録画面を示す図。
第1実施形態に係る画像処理装置の宛先登録画面を示す図。
第1実施形態に係る画像処理装置のメール送信時のシーケンスを示す図。
第1実施形態に係る画像処理装置のScan to mail画面の一例を示す図。
第1実施形態に係る画像処理装置のScan to mail画面の一例を示す図。
第1実施形態に係る画像処理装置の件名自動設定処理を示すフローチャート。
第1実施形態に係る画像処理装置の件名/本文設定画面を示す図。
第1実施形態に係る画像処理装置の設定画面の一例を示す図。
クライアント端末においてメールソフトにより受信した電子メールを開いた時のメール画面を示す図。
クライアント端末のストレージ画面を示す図。
第2実施形態に係る画像処理装置のグループ宛先登録画面を示す図。
第2実施形態に係る画像処理装置のグループ宛先登録画面を示す図。
第2実施形態に係る画像処理装置のScan to mail画面を示す図。
第3実施形態に係る画像処理装置に表示される画面を示す図。
第3実施形態係る画像処理装置に表示される画面を示す図。
第3実施形態に係る画像処理装置の件名自動設定処理の一例を示すフローチャート。
第4実施形態に係る画像処理装置の件名自動設定処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施形態を図面に基づいて説明する。ただし、本実施形態で説明されている特徴のすべてが本発明の解決手段に必須のものであるとは限らない。本発明の実施形態では、画像処理装置がスキャンした画像データを、メールサーバを通して、クライアント端末のメールソフトに送信する例について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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