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公開番号
2025104906
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223080
出願日
2023-12-28
発明の名称
電力ネットワークシステム
出願人
スマートソーラー株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02J
3/00 20060101AFI20250703BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】地域のグリーン電力を地域で消費する地域マイクログリッドを実現する。
【解決手段】蓄電池付きの1~複数のグリーン電力発電所と、蓄電池を備える地域の1~複数の電力の需要家と、電力網と、グリーン電力発電所及び電力の需要家のそれぞれと通信ネットワークを通じて接続される地域電力管理制御装置とを有する。地域電力管理制御装置は、予測需要電力量と予測発電量とに基づいて、計画送電電力量と計画受電電力量とを定めた地域の送受電計画を作成し、計画送電電力量の送電を行うようにグリーン電力発電所のそれぞれを制御すると共に、計画受電電力量の受電を行うように需要家のそれぞれを制御する。グリーン電力発電所の実際の発電量が、計画送電電力量に満たない場合には、グリーン電力発電所の蓄電池から送電を行い、需要家での実際の受電電力量が、計画受電電力量より少ない場合には、余分の受電電力は需要家の蓄電池に蓄積するようにする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
地域のグリーン電力を地域で消費する地域マイクログリッドを実現するための電力ネットワークシステムであって、
前記地域に設けられている蓄電池付きの1~複数のグリーン電力発電所と、
蓄電池を備える前記地域の1~複数の電力の需要家と、
前記グリーン電力発電所と前記電力の需要家との間における電力の送受電を行うための電力網と、
前記グリーン電力発電所と、前記電力の需要家のそれぞれと、通信ネットワークを通じて接続される地域電力管理制御装置と、
を有し、
前記地域電力管理制御装置は、
前記地域の前記需要家の需要電力量を予測する需要電力量予測手段と、
前記地域の前記グリーン電力発電所の発電量を予測する発電量予測手段と、
前記需要電力量予測手段で予測された予測需要電力量と、前記発電量予測手段で予測された予測発電量とに基づいて、前記グリーン電力発電所のそれぞれから送電される計画送電電力量と、前記需要家のそれぞれに受電される計画受電電力量とを定めた前記地域の送受電計画を作成する計画作成手段と、
前記計画送電電力量の送電を行うように前記グリーン電力発電所のそれぞれを制御すると共に、前記計画受電電力量の受電を行うように前記需要家のそれぞれを制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする電力ネットワークシステム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記グリーン電力発電所の実際の発電量が、前記計画送電電力量に満たない場合には、前記グリーン電力発電所の前記蓄電池から送電を行い、前記需要家での実際の受電電力量が、前記計画受電電力量より少ない場合には、余分の受電電力は前記需要家の前記蓄電池に蓄積するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の電力ネットワークシステム。
【請求項3】
前記グリーン電力発電所の蓄電池と前記需要家の蓄電池とを含む複数の蓄電池の間で、蓄電電力の移動が可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の電力ネットワークシステム。
【請求項4】
前記地域電力管理制御装置は、
前記グリーン電力発電所の前記蓄電池のSOC(State of Charge;充電率)と、前記需要家の前記蓄電池のSOCとを前記通信ネットワークを通じて取得して監視する
ことを特徴とする請求項1に記載の電力ネットワークシステム。
【請求項5】
前記需要家には、太陽光発電装置が設けられていて、前記太陽光発電装置で発電電力により前記蓄電池を充電しながら、前記需要家での電力消費の少なくとも一部が賄われる
ことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の電力ネットワークシステム。
【請求項6】
前記地域電力管理制御装置は、
前記通信ネットワークを通じて前記需要家の前記蓄電池のSOCを取得して監視すると共に、電力の売買取引を行う卸電力取引所における電力の取引価格の情報を取得して監視し、
前記電力の取引価格が安価時(最安値時)に、前記グリーン電力発電所から前記送受電計画に基づいて定められた前記計画送電電力量を買電して前記需要家のそれぞれに対して定められた前記計画受電電力量を配電する
ことを特徴とする請求項1に記載の電力ネットワークシステム。
【請求項7】
前記地域電力管理制御装置は、
前記通信ネットワークを通じて前記需要家の前記蓄電池のSOCを取得して監視すると共に、電力の売買取引を行う卸電力取引所における電力の取引価格の情報を取得して監視し、
前記電力の取引価格が安価時(最安値時)に、卸電力取引所において電力を購入して、前記需要家の蓄電池に蓄積しておくように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の電力ネットワークシステム。
【請求項8】
前記地域電力管理制御装置は、
前記通信ネットワークを通じて前記需要家の前記蓄電池のSOCを取得して監視すると共に、電力の売買取引を行う卸電力取引所における電力の取引価格の情報を取得して監視し、
前記蓄電池のSOCが所定値を超えた場合に、前記電力の取引価格が高価時に、前記蓄電池の電力を売電して、前記蓄電池から前記売電した分の電力を送り出すように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の電力ネットワークシステム。
【請求項9】
前記地域には1~複数の系統用蓄電装置が設けられており、
前記地域電力管理制御装置は、
前記通信ネットワークを通じて前記系統用蓄電装置のSOCを取得して監視すると共に、電力の売買取引を行う卸電力取引所における電力の取引価格の情報を取得して監視し、
前記電力の取引価格が安価時(最安値時)に、前記卸電力取引所において電力を購入して、前記系統用蓄電装置に蓄積しておくように制御し、前記系統用蓄電装置に蓄積されている電力も、前記計画送電電力量として用いる
ことを特徴とする請求項1に記載の電力ネットワークシステム。
【請求項10】
前記地域電力管理制御装置は、
前記系統用蓄電装置のSOCが所定値を超えた場合に、前記電力の取引価格が高価時に、前記日本卸電力取引所において電力を売電して、前記系統用蓄電装置から前記売電した分の電力を送り出すように制御する
ことを特徴とする請求項7に記載の電力ネットワークシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、地域のグリーン電力を地域で消費する地域マイクログリッドを実現するための電力ネットワークシステムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
地域ごとの電力エネルギーを管理することが従来から提案されている。例えば特許文献1(特開2014-96867号公報)には、地域の一般需要家が分散型電源により自家発電を行うことができるように構成されている場合において、地域ごとに蓄電池を設置しておき、余剰電力が発生した場合には、蓄電池に一般需要家の分散型電源の余剰電力を充電し、電力が不足した場合には、蓄電池を放電して、蓄電池からの電力を一般需要家に供給するようにするシステムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-96867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のシステムでは、分散型電源を備える一般需要家の電力を無駄なく使用できるようにすることが可能であるが、地域の発電所で発電される電力を含めた地域全体での電力の管理については、考慮されていない。このため、例えば太陽光発電などの非化石電源で発電された「環境的な価値」の高い電力(グリーン電力)を有効に活用できない恐れがあった。
【0005】
この発明は、以上の問題点を解決することができるようにした電力ネットワークシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、この発明は、
地域のグリーン電力を地域で消費する地域マイクログリッドを実現するための電力ネットワークシステムであって、
前記地域に設けられている蓄電池付きの1~複数のグリーン電力発電所と、
蓄電池を備える前記地域の1~複数の電力の需要家と、
前記グリーン電力発電所と前記電力の需要家との間における電力の送受電を行うための電力網と、
前記グリーン電力発電所と、前記電力の需要家のそれぞれと、通信ネットワークを通じて接続される地域電力管理制御装置と、
を有し、
前記地域電力管理制御装置は、
前記地域の前記需要家の需要電力量を予測する需要電力量予測手段と、
前記地域の前記グリーン電力発電所の発電量を予測する発電量予測手段と、
前記需要電力量予測手段で予測された予測需要電力量と、前記発電量予測手段で予測された予測発電量とに基づいて、前記グリーン電力発電所のそれぞれから送電される計画送電電力量と、前記需要家のそれぞれに受電される計画受電電力量とを定めた前記地域の送受電計画を作成する計画作成手段と、
前記計画送電電力量の送電を行うように前記グリーン電力発電所のそれぞれを制御すると共に、前記計画受電電力量の受電を行うように前記需要家のそれぞれを制御する制御手段とを備えることを特徴とする電力ネットワークシステムを提供する。
【0007】
上述の構成の電力ネットワークシステムにおいては、地域電力管理制御装置は、計画作成手段で、需要電力量予測手段で予測された地域の需要家の予測需要電力量と、発電量予測手段で予測された地域のグリーン電力発電所の予測発電量とに基づいて、グリーン電力発電所のそれぞれから送電される計画送電電力量と、需要家のそれぞれに受電される計画受電電力量とを定めた地域の送受電計画を作成する。
【0008】
また、地域電力管理制御装置の制御手段は、計画送電電力量の送電を行うようにグリーン電力発電所のそれぞれを制御すると共に、計画受電電力量の受電を行うように需要家のそれぞれを制御する。
【0009】
そして、この発明の電力ネットワークシステムにおいては、グリーン電力発電所の実発電量が、計画送電電力量に満たない場合には、グリーン電力発電所の蓄電池から送電を行い、需要家での実際の実受電電力量が、計画受電電力量より少ない場合には、余分の受電電力は需要家の前記蓄電池に蓄積するようにする。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、地域のグリーン電力発電所で発電したグリーン電力を、無駄なく地域で消費する地域マイクログリッドを実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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