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公開番号
2025104895
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223061
出願日
2023-12-28
発明の名称
定着装置、及び画像形成装置
出願人
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250703BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】定着部材(第二回転体)の内周面の傷が低減される定着装置を提供すること。
【解決手段】第一回転体と、前記第一回転体に接して配設された第二回転体と、前記第二回転体の内周面に配設され、前記第二回転体の内周面から前記第二回転体を前記第一回転体へ押圧する押圧部材と、前記第二回転体の内周面と前記押圧部材との間に介在する摺動部材と、前記第二回転体の内周面と前記摺動部材との間に介在する潤滑剤と、を備え、前記摺動部材は、摺動面が、凹凸を有し、表面粗さRa1が0.20μm以上、且つ、負荷長さ率Rmrが35%以上である、定着装置。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
第一回転体と、
前記第一回転体に接して配設された第二回転体と、
前記第二回転体の内周面に配設され、前記第二回転体の内周面から前記第二回転体を前記第一回転体へ押圧する押圧部材と、
前記第二回転体の内周面と前記押圧部材との間に介在する摺動部材と、
前記第二回転体の内周面と前記摺動部材との間に介在する潤滑剤と、
を備え、
前記摺動部材は、摺動面が、凹凸を有し、表面粗さRa1が0.20μm以上、且つ、負荷長さ率Rmrが35%以上である、定着装置。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記表面粗さRa1が0.20μm以上5.00μm以下である、請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記負荷長さ率Rmrが36%以上75%以下である、請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記摺動部材が面状発熱体を有する、請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記摺動部材は、前記摺動面にガラス層を有する、請求項4に記載の定着装置。
【請求項6】
前記摺動部材の前記摺動面の表面粗さRa1が、
前記第二回転体の内周面の表面粗さRa2よりも小さい値である、請求項1に記載の定着装置。
【請求項7】
前記摺動部材の前記摺動面の表面粗さRa1と、
前記第二回転体の内周面の表面粗さRa2との差分(Ra1-Ra2)が0.05μm以上2.00μm以下である、請求項6に記載の定着装置。
【請求項8】
前記摺動部材の前記摺動面の硬度Aが、
前記第二回転体の内周面の硬度Bもよりも高い値である、請求項1に記載の定着装置。
【請求項9】
前記摺動部材の前記摺動面の硬度Aと、
前記第二回転体の内周面の硬度Bとの差分(A-B)が10以上600以下である、請求項8に記載の定着装置。
【請求項10】
潤滑剤の粘度が20mm
2
/s以上1000mm
2
/s以下である、請求項1に記載の定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置、及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、「表面に凹凸を有し、当接される面との間に潤滑剤を介在させる電子写真装置用摺動部材であって、少なくとも表面の摺動方向の十点平均粗さRzが、摺動方向と垂直方向の十点平均粗さ表面粗さRzよりも大きいことを特徴とする電子写真装置用摺動部材。」が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、「回転可能な無端状のベルトと、前記ベルトの内周面に対して相対的に摺動する摺動部材と、前記ベルトを介して前記摺動部材に接触し前記ベルトとの間にニップ部を形成する加圧部材と、前記ベルトの内周面と前記摺動部材との間に介在する潤滑剤と、を備えるベルト装置であって、前記ベルトと前記摺動部材が摺動するそれぞれの摺動面のうち、前記ベルトの摺動面の弾性仕事率が55%以上で、前記摺動部材の摺動面の表面粗さが前記ベルトの摺動面の表面粗さよりも大きいことを特徴とするベルト装置。」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-091557号公報
特開2022-184460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、第一回転体と、前記第一回転体に接して配設された第二回転体と、前記第二回転体の内周面に配設され、前記第二回転体の内周面から前記第二回転体を前記第一回転体へ押圧する押圧部材と、前記第二回転体の内周面と前記押圧部材との間に介在する摺動部材と、前記第二回転体の内周面と前記摺動部材との間に介在する潤滑剤と、を備える定着装置(以下、特定の定着装置とも称する)が知られている。
【0006】
本発明の課題は、特定の定着装置において摺動部材の前記摺動面粗さRa1が0.20μm未満である場合、又は、摺動部材の前記摺動面の負荷長さ率Rmrが35%未満である場合に比べ、定着部材(つまり第二回転体)の内周面の傷が低減される定着装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための具体的手段には、下記の態様が含まれる。
<1> 第一回転体と、
前記第一回転体に接して配設された第二回転体と、
前記第二回転体の内周面に配設され、前記第二回転体の内周面から前記第二回転体を前記第一回転体へ押圧する押圧部材と、
前記第二回転体の内周面と前記押圧部材との間に介在する摺動部材と、
前記第二回転体の内周面と前記摺動部材との間に介在する潤滑剤と、
を備え、
前記摺動部材は、摺動面が、凹凸を有し、表面粗さRa1が0.20μm以上、且つ、負荷長さ率Rmrが35%以上である、定着装置。
<2> 前記表面粗さRa1が0.20μm以上5.00μm以下である、前記<1>又前記<2>に記載の定着装置。
<3> 前記負荷長さ率Rmrが36%以上75%以下である、前記<1>に記載の定着装置。
<4> 前記摺動部材が面状発熱体を有する、前記<1>~前記<3>のいずれか1項に記載の定着装置。
<5> 前記摺動部材は、前記摺動面にガラス層を有する、前記<4>に記載の定着装置。
<6> 前記摺動部材の前記摺動面の表面粗さRa1が、
前記第二回転体の内周面の表面粗さRa2よりも小さい値である、前記<1>~前記<5>のいずれか1項に記載の定着装置。
<7> 前記摺動部材の前記摺動面の表面粗さRa1と、
前記第二回転体の内周面の表面粗さRa2との差分(Ra1-Ra2)が0.05μm以上2.00μm以下である、前記<6>に記載の定着装置。
<8> 前記摺動部材の前記摺動面の硬度Aが、
前記第二回転体の内周面の硬度Bもよりも高い値である、前記<1>~前記<7>のいずれか1項に記載の定着装置。
<9> 前記摺動部材の前記摺動面の硬度Aと、
前記第二回転体の内周面の硬度Bとの差分(A-B)が10以上600以下である、前記<8>に記載の定着装置。
<10> 潤滑剤の粘度が20mm
2
/s以上1000mm
2
/s以下である、前記<1>~前記<9>のいずれか1項に記載の定着装置。
<11> 像保持体と、
像保持体表面に潜像を形成する潜像形成装置と、
現像剤を用いて前記潜像をトナー像に現像する現像装置と、
記録媒体に現像された前記トナー像を転写する転写装置と、
前記記録媒体上の前記トナー像を定着する、前記<1>~<10>のいずれか1つに記載の定着装置と、
を備える画像形成装置。
【発明の効果】
【0008】
<1>に係る発明によれば、特定の定着装置において、摺動部材の摺動面の表面粗さRa1が0.20μm未満である場合、又は、摺動部材の前記摺動面の負荷長さ率Rmrが35%未満である場合に比べ、定着部材の内周面の傷が低減される定着装置が提供される。
<2>に係る発明によれば、特定の定着装置において、表面粗さRa1が0.20μm未満又は5.00μm超えである場合に比べ、定着部材の内周面の傷が低減される定着装置が提供される。
<3>に係る発明によれば、特定の定着装置において、負荷長さ率Rmrが36%未満又は75%超えである場合に比べ、定着部材の内周面の傷が低減される定着装置が提供される。
<4>に係る発明によれば、特定の定着装置において、摺動部材がヒータを有しない加圧部材である場合に比べ、定着部材の内周面の傷が低減される定着装置が提供される。
<5>に係る発明によれば、特定の定着装置において、摺動部材が、加圧部材側の最表面にガラス層を有しない場合に比べ、定着部材の内周面の傷が低減される定着装置が提供される。
<6>に係る発明によれば、特定の定着装置において、摺動部材の摺動面の表面粗さRa1が、前記第二回転体の内周面の表面粗さRa2よりも大きい値である場合に比べ、定着部材の内周面の傷が低減される定着装置が提供される。
<7>に係る発明によれば、特定の定着装置において、摺動部材の摺動面の表面粗さRa1と、第二回転体の内周面の表面粗さRa2との差分(Ra1-Ra2)が0.05μm未満又は2.00μm超えである場合に比べ、定着部材の内周面の傷が低減される定着装置が提供される。
<8>に係る発明によれば、特定の定着装置において、摺動部材の摺動面の硬度Aが、第二回転体の内周面の硬度Bもよりも低い値である場合に比べ、定着部材の内周面の傷が低減される定着装置が提供される。
<9>に係る発明によれば、特定の定着装置において、摺動部材の摺動面の硬度Aと、第二回転体の内周面の硬度Bとの差分(A-B)が10未満又は600超えである場合に比べ、定着部材の内周面の傷が低減される定着装置が提供される。
<10>に係る発明によれば、特定の定着装置において、潤滑剤の粘度が20mm
2
/s未満又は1000mm
2
/s超えである場合に比べ、定着部材の内周面の傷が低減される定着装置が提供される。
<11>に係る発明によれば、摺動部材の前記摺動面粗さRa1が0.20μm未満である場合、又は、摺動部材の前記摺動面の負荷長さ率Rmrが35%未満である定着装置を備える画像形成装置に比べ、定着部材の内周面の傷が低減される定着装置を備える画像形成装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略図である。
図2は、本実施形態に係る定着装置の一例を示す概略図である。
図3は、本実施形態に係る定着装置の面状発熱体64の一例を示す平面図である。
図4は、負荷長さ率Rmrの求め方に関する概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一例である実施形態について説明する。これらの説明および実施例は、実施形態を例示するものであり、発明の範囲を制限するものではない。
本明細書中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本明細書中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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