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公開番号
2025104374
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222076
出願日
2023-12-28
発明の名称
反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサンおよび表面処理剤
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
弁理士法人英明国際特許事務所
主分類
C08G
77/50 20060101AFI20250703BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 撥水性、滑水性および耐久性に優れる皮膜を形成しうる反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサンを提供すること。
【解決手段】
直鎖状オルガノポリシロキサン末端のケイ素原子に結合した、下記構造式(1)で表される基を1分子中に1個含有する反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサン。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025104374000022.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">34</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">117</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、R
1
およびR
2
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~10の脂肪族飽和炭化水素基または炭素数6~10のアリール基を表し、R
3
は、それぞれ独立に、炭素数1~10の脂肪族飽和炭化水素基または炭素数6~10のアリール基を表し、Zは、酸素原子、炭素数2~12のアルキレン基または炭素数8~12のアルキレンアリーレン基を表し、波線を付した線は、結合手を表す。)
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
直鎖状オルガノポリシロキサン末端のケイ素原子に結合した、下記構造式(1)で表される基を1分子中に1個含有する反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサン。
TIFF
2025104374000020.tif
34
117
(式中、R
1
およびR
2
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~10の脂肪族飽和炭化水素基または炭素数6~10のアリール基を表し、R
3
は、それぞれ独立に、炭素数1~10の脂肪族飽和炭化水素基または炭素数6~10のアリール基を表し、Zは、酸素原子、炭素数2~12のアルキレン基または炭素数8~12のアルキレンアリーレン基を表し、波線を付した線は、結合手を表す。)
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
下記式(2)で表される、請求項1記載の反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサン。
TIFF
2025104374000021.tif
31
155
(式中、R
4
は、それぞれ独立に、炭素数1~10の脂肪族飽和炭化水素基または炭素数6~10のアリール基を表し、R
5
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~10の脂肪族飽和炭化水素基または炭素数6~10のアリール基を表し、R
1
、R
2
、R
3
およびZは、前記と同じ意味を表し、mは、0~2の整数であり、nは1~100の整数である。)
【請求項3】
請求項1もしくは2記載の反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサン、その加水分解縮合物、またはその両方を含む表面処理剤。
【請求項4】
さらに、酸触媒を含む請求項3記載の表面処理剤。
【請求項5】
請求項3記載の表面処理剤が付着してなる物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサンおよび表面処理剤に関し、さらに詳述すると、反応性ケイ素基として、反応してシロキサン結合を形成し得る有機ケイ素基を有するオルガノポリシロキサン、およびそれを含む硬化物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ガラスの撥水処理剤として、フルオロアルキルシランやアミノ変性ポリシロキサンを配合した表面処理剤が提案されている(特許文献1~6参照)。
これらの表面処理剤からなる撥水膜は、撥水性には優れるものの、膜表面における水滴の滑水性が不十分であり、例えば、自動車のウィンドウガラスに適用する場合、降雨時における良好な視界を確保するため、滑水性の改善が求められている。
【0003】
この点に関し、撥水性と滑水性とを兼ね備えた撥水塗膜を与える組成物として、特許文献7には、片末端に反応性基を有する直鎖状オルガノポリシロキサンとアルコキシ基含有有機ケイ素化合物とを含む表面処理剤が提案されている。
しかし、特許文献7の表面処理剤から形成された撥水膜は、衝撃や摩耗に対する耐久性が十分でなく、撥水性を維持することは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-224668号公報
特開2009-137775号公報
特開2009-173491号公報
特開平10-102046号公報
特開2003-160361号公報
特開平09-176622号公報
特開平11-315276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、撥水性、滑水性および耐久性に優れる皮膜を形成しうる反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサンおよびそれを含む表面処理剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、分子鎖片末端に反応性ケイ素基としてオルガノキシメチル基および2つのオルガノキシ基が結合したシリル基を有する直鎖状オルガノポリシロキサンが、撥水性、滑水性および耐久性に優れる皮膜を与えることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、
1. 直鎖状オルガノポリシロキサン末端のケイ素原子に結合した、下記構造式(1)で表される基を1分子中に1個含有する反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサン、
TIFF
2025104374000001.tif
34
117
(式中、R
1
およびR
2
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~10の脂肪族飽和炭化水素基または炭素数6~10のアリール基を表し、R
3
は、それぞれ独立に、炭素数1~10の脂肪族飽和炭化水素基または炭素数6~10のアリール基を表し、Zは、酸素原子、炭素数2~12のアルキレン基または炭素数8~12のアルキレンアリーレン基を表し、波線を付した線は、結合手を表す。)
2. 下記式(2)で表される、1の反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサン、
TIFF
2025104374000002.tif
31
155
(式中、R
4
は、それぞれ独立に、炭素数1~10の脂肪族飽和炭化水素基または炭素数6~10のアリール基を表し、R
5
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~10の脂肪族飽和炭化水素基または炭素数6~10のアリール基を表し、R
1
、R
2
、R
3
およびZは、前記と同じ意味を表し、mは、0~2の整数であり、nは1~100の整数である。)
3. 1もしくは2の反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサン、その加水分解縮合物、またはその両方を含む表面処理剤、
4. さらに、酸触媒を含む3の表面処理剤、
5. 3の表面処理剤が付着してなる物品
を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサンは、撥水性、滑水性および耐久性に優れる皮膜を形成することが可能であるため、繊維製品、輸送機のガラスや車体の撥水処理に用いる表面処理剤として好適に用いることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明の反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサンは、直鎖状オルガノポリシロキサン末端のケイ素原子に結合した、下記構造式(1)で表される基を1分子中に1個含有する反応性ケイ素基含有オルガノポリシロキサンである。
【0010】
TIFF
2025104374000003.tif
34
117
(【0011】以降は省略されています)
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