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公開番号2025104244
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2024182537
出願日2024-10-18
発明の名称高電圧ボックス
出願人武漢億緯儲能有限公司,EVE Energy Storage Co., Ltd
代理人個人
主分類H02B 1/42 20060101AFI20250702BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電磁干渉を低減させることができ、且つ、ヒューズの生じた熱による電池管理システムに対する影響の低減により有利となる高電圧ボックスを提供する。
【解決手段】ボックス体と、ボックス体の開口を蓋封する蓋板と、ボックス体内の収容スペースに設けられる電気部材とを含む高電圧ボックスであって、ボックス体は、対向する第1側板及び第2側板を含み、収容スペースは、第1側板と第2側板との間に位置し、電気部材は、電池管理システム、正極回路における正極ヒューズ及び/又は負極回路における負極ヒューズを含み、電池管理システムは、第1側板に近接し、正極ヒューズと負極ヒューズは、第2側板に近接する、高電圧ボックスを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
頂部が開口するボックス体と、前記ボックス体の開口を蓋封する蓋板と、前記ボックス体内の収容スペースに設けられる電気部材とを含む高電圧ボックスであって、
前記ボックス体は、対向する第1側板及び第2側板を含み、前記収容スペースは、第1側板と第2側板との間に位置し、前記電気部材は、電池管理システム、正極回路における正極ヒューズ及び/又は負極回路における負極ヒューズを含み、前記電池管理システムは、収容スペースの第1側板に近い側に位置し、前記正極ヒューズ及び/又は負極ヒューズは、収容スペースの第2側板に近い側に位置する、高電圧ボックス。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記電池管理システムと前記正極ヒューズとの間隔距離の範囲は、200mm-280mm、及び/又は前記電池管理システムと前記負極ヒューズとの間隔距離の範囲は、200mm-280mmである、請求項1に記載の高電圧ボックス。
【請求項3】
前記電気部材は、正極ヒューズ及び負極ヒューズを含み、前記ボックス体は、第3側板、第4側板及び底板をさらに含み、前記第1側板と第3側板と第2側板と第4側板とは、順に端と端を繋げるように接続され、且つ前記第1側板、第3側板、第2側板、及び第4側板は、前記底板の周縁に接続されて共同で前記収容スペースを囲み、
前記第3側板の前記第1側板に近い側には正極入力インターフェースと負極入力インターフェースが設けられ、前記第3側板の前記第2側板に近い側には正極出力インターフェースと負極出力インターフェースが設けられ、前記電気部材は、AC/DC電源モジュール、均等化リレー、プリチャージ抵抗、断路スイッチ、正極リレー、負極リレー及び分流器をさらに含み、前記正極入力インターフェースと、断路スイッチと、正極リレーと、正極ヒューズと、正極出力インターフェースとは、順に接続されて前記正極回路を形成し、前記負極入力インターフェースと、断路スイッチと、負極リレーと、負極ヒューズと、分流器と、負極出力インターフェースとは、順に接続されて前記負極回路を形成し、前記均等化リレーは、プリチャージ抵抗に直列接続されて均等化ブランチを形成し、前記均等化ブランチは、正極リレーに並列接続され、前記電池管理システムは、前記AC/DC電源モジュール、正極回路、負極回路に接続される、請求項1に記載の高電圧ボックス。
【請求項4】
前記ボックス体は、四角形ボックス体であり、前記電池管理システムは、前記第1側板と第4側板との間の隅に位置し、前記AC/DC電源モジュールは、前記電池管理システムと第4側板との間に位置し、前記正極ヒューズと正極出力インターフェースとは、同一直線上に位置し、前記負極ヒューズと負極出力インターフェースとは、同一直線上に位置する、請求項3に記載の高電圧ボックス。
【請求項5】
前記第1側板と第4側板と第2側板とは、一体成形される折曲部材であり、前記第3側板は、前記折曲部材に溶接により接続され、前記蓋板とボックス体との間にはシールリングが設けられる、請求項3に記載の高電圧ボックス。
【請求項6】
前記電気部材は、電池管理システムに接続される第1温度センサ及び第2温度センサをさらに含み、前記第1温度センサは、前記正極ヒューズに隣接して設けられ、前記第2温度センサは、前記負極ヒューズに隣接して設けられる、請求項1~5のいずれか1項に記載の高電圧ボックス。
【請求項7】
前記第1温度センサと正極ヒューズとの間隔距離は、18mm-22mm、前記第2温度センサと負極ヒューズとの間隔距離は、18mm-22mmである、請求項6に記載の高電圧ボックス。
【請求項8】
前記正極リレーと正極ヒューズとの間、正極ヒューズと正極出力インターフェースとの間、負極リレーと負極ヒューズとの間、及び負極ヒューズと分流器との間は、いずれも第1横断面積を有する銅バーで接続され、前記第1横断面積は、2.5*40mm

-3.5*45mm

である、請求項3に記載の高電圧ボックス。
【請求項9】
前記正極リレーと正極ヒューズとの間の銅バー、及び負極リレーと負極ヒューズとの間の銅バーにはいずれも放熱フィンが設けられる、請求項3に記載の高電圧ボックス。
【請求項10】
前記ボックス体にはファンがさらに設けられ、前記ファンの送風面は、そのうちの少なくとも1つの箇所での銅バーにおける放熱フィンに対向する、請求項9に記載の高電圧ボックス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2023年12月27日に中国特許局で提出された、出願番号が2023235919444の中国特許出願の優先権を主張しており、以上の出願のすべての内容は、引用によって本出願に組み込まれる。
続きを表示(約 1,800 文字)【0002】
[技術分野]
本出願は、電気エネルギーの技術分野に関し、具体的には高電圧ボックスに関する。
【背景技術】
【0003】
高電圧ボックスは、エネルギー貯蔵電池システムの重要な構成部分であり、その内部には様々な電子デバイス、例えば、電池管理システム(Battery Management System、BMS)、リレー、ヒューズ、電源モジュールなどが設けられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術における高電圧ボックスの内部の電子デバイスの配置が混乱しており、特に大電力発熱デバイス例えばヒューズなどがBMSに近いことが多いため、BMSに対する電磁干渉を引き起こしやすく、且つこれらの大電力発熱デバイスが多くの熱を発生するため、BMSの周囲温度が高すぎ、BMS内のデバイスの老化、焼損又は故障を招きやすい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本出願は、頂部が開口するボックス体と、ボックス体の開口を蓋封する蓋板と、ボックス体内の収容スペースに設けられる電気部材とを含む高電圧ボックスであって、
ボックス体は、対向する第1側板及び第2側板を含み、収容スペースは、第1側板と第2側板との間に位置し、電気部材は、電池管理システム、正極回路における正極ヒューズ及び/又は負極回路における負極ヒューズを含み、電池管理システムは、収容スペースの第1側板に近い側に位置し、正極ヒューズと負極ヒューズは、収容スペースの第2側板に近い側に位置する、高電圧ボックスを提供する。
【発明の効果】
【0006】
本出願による高電圧ボックスの有益な効果は、以下のとおりである。高電圧ボックスは、頂部が開口するボックス体と、ボックス体の開口を蓋封する蓋板と、ボックス体内の収容スペースに設けられる電気部材とを含み、ボックス体は、対向する第1側板及び第2側板を含み、収容スペースは、第1側板と第2側板との間に位置し、電気部材は、電池管理システム、正極回路における正極ヒューズ及び負極回路における負極ヒューズを含み、電池管理システムは、収容スペースの第1側板に近い側に位置し、正極ヒューズと負極ヒューズは、収容スペースにおける第2側板に近い側に位置する。電池管理システムと正負ヒューズのそれぞれを収容スペースの両側に設けることで、ヒューズを電池管理システムから離れさせ、これにより、ヒューズによる電池管理システムに対する電磁干渉を低減させることができ、且つヒューズの生じた熱による電池管理システムに対する影響の低減により有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本出願による高電圧ボックスの構造模式図である。
本出願による高電圧ボックスの内部構造模式図である。
本出願による高電圧ボックスの内部の正極回路と負極回路の回路原理図である。
本出願による電池管理システムの部分構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図4を参照すると、図3は、本出願による高電圧ボックスの内部の正極回路と負極回路の回路原理図であり、図4は、本出願による電池管理システムの部分構造模式図であり、図3は、各デバイスの、図4に示す電池管理システムにおける関連するピンに接続される接続端子を模式的に示す。
【0009】
本出願の実施例は、高電圧ボックス100であって、頂部が開口を有するボックス体10と、ボックス体10の開口を蓋封する蓋板20と、ボックス体10内の収容スペースに設けられる電気部材とを含む高電圧ボックス100を提供する。
【0010】
ボックス体10は、対向する第1側板101及び第2側板102を含み、収容スペースは、第1側板101と第2側板102との間に位置し、電気部材は、電池管理システム302、正極回路における正極ヒューズ305及び/又は負極回路における負極ヒューズ307を含む。一実施形態では、正極回路と負極回路にはいずれもヒューズが設けられ、即ち電気部材は、正極ヒューズ305及び負極ヒューズ307を含む。無論、他の実施形態では、正極回路と負極回路は、必要に応じてヒューズが設けられなくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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