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公開番号2025102221
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219545
出願日2023-12-26
発明の名称口腔用組成物及び抗カンジダ用口腔用組成物
出願人サンスター株式会社
代理人個人,個人
主分類A61K 8/33 20060101AFI20250701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】優れた抗カンジダ作用を発揮する口腔用組成物を提供する。
【解決手段】口腔用組成物は、(A)チモール及びクロロチモールからなる群より選択される少なくとも一種を含有している。さらに口腔用組成物は、(B)ラウリル硫酸ナトリウム、グルコン酸亜鉛、プロピレングリコール、エチレンジアミン四酢酸、その塩及び水和物からなる群より選択される少なくとも一種を含有している。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
（Ａ）チモール及びクロロチモールからなる群より選択される少なくとも一種と、
（Ｂ）ラウリル硫酸ナトリウム、グルコン酸亜鉛、プロピレングリコール、エチレンジアミン四酢酸、その塩及び水和物からなる群より選択される少なくとも一種と、を含有し、
前記（Ａ）成分の含有量が０．０４質量％以下である
口腔用組成物。
続きを表示（約 300 文字）【請求項２】
前記（Ｂ）成分が、ラウリル硫酸ナトリウム、グルコン酸亜鉛、エチレンジアミン四酢酸、その塩及び水和物からなる群より選択される少なくとも一種であり、
前記（Ｂ）成分の含有量が０．０１質量％以上０．１質量％以下である
請求項１に記載の口腔用組成物。
【請求項３】
（Ａ）チモール及びクロロチモールからなる群より選択される少なくとも一種と、
（Ｂ）ラウリル硫酸ナトリウム、グルコン酸亜鉛、プロピレングリコール、エチレンジアミン四酢酸、その塩及び水和物からなる群より選択される少なくとも一種と、を含有する
抗カンジダ用口腔用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、口腔用組成物及び抗カンジダ用口腔用組成物に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
カンジダ菌は、常在菌として健常者の粘膜や皮膚の表面に存在している。カンジダ菌の代表的な菌種としては、Candida albicansが挙げられる。例えば、免疫機能の低下している高齢者、義歯装着者、口腔乾燥者においてカンジダ菌が増殖すると、日和見感染症として口腔カンジダ症を引き起こすことが知られている。また近年、カンジダ菌が、う蝕の進行にも関与していることが報告されている。例えば、非特許文献１には、カンジダ菌の増殖とS. mutansの増殖との関連について記載されている。
【０００３】
特許文献１には、カンジダ菌に対して殺菌作用を発揮する組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１９－４３８４８号公報
【非特許文献】
【０００５】
Candida albicans promotes tooth decay by inducing oral microbial dysbiosis, The ISME Journal, 2021, volume 15, p.894-908
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
優れた抗カンジダ作用を発揮する口腔用組成物が求められている。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するための口腔用組成物は、（Ａ）チモール及びクロロチモールからなる群より選択される少なくとも一種と、（Ｂ）ラウリル硫酸ナトリウム、グルコン酸亜鉛、プロピレングリコール、エチレンジアミン四酢酸、その塩及び水和物からなる群より選択される少なくとも一種と、を含有し、前記（Ａ）成分の含有量が０．０４質量％以下であることを要旨とする。
【０００８】
上記口腔用組成物は、前記（Ｂ）成分が、ラウリル硫酸ナトリウム、グルコン酸亜鉛、エチレンジアミン四酢酸、その塩及び水和物からなる群より選択される少なくとも一種であり、前記（Ｂ）成分の含有量が０．０１質量％以上０．１質量％以下であることが好ましい。
【０００９】
上記課題を解決するための抗カンジダ用口腔用組成物は、（Ａ）チモール及びクロロチモールからなる群より選択される少なくとも一種と、（Ｂ）ラウリル硫酸ナトリウム、グルコン酸亜鉛、プロピレングリコール、エチレンジアミン四酢酸、その塩及び水和物からなる群より選択される少なくとも一種と、を含有することを要旨とする。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、優れた抗カンジダ作用を発揮できる。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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