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公開番号2025101264
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217986
出願日2023-12-25
発明の名称定着装置および画像形成装置
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250630BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】2つの押当部の間の圧力を変更することにより発生する押当部の損傷を抑制する。
【解決手段】接触および離間可能に設けられ、未定着画像が形成された記録材を挟んで回転することにより、記録材に圧力を加えながら送りだす第1押当部および第2押当部と、第1押当部と第2押当部との間の圧力を変更する変更部と、第1押当部を回転駆動する第1押当駆動部と、第2押当部を回転駆動する第2押当駆動部と、変更部、第1押当駆動部、および第2押当駆動部を制御する制御部と、を備え、制御部は、第1押当駆動部および第2押当駆動部による回転駆動を停止させた後に変更部により圧力を変更させることを特徴とする定着装置。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
接触および離間可能に設けられ、未定着画像が形成された記録材を挟んで回転することにより、当該記録材に圧力を加えながら送りだす第1押当部および第2押当部と、
前記第1押当部と前記第2押当部との間の圧力を変更する変更部と、
前記第1押当部を回転駆動する第1押当駆動部と、
前記第2押当部を回転駆動する第2押当駆動部と、
前記変更部、前記第1押当駆動部、および前記第2押当駆動部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記第1押当駆動部および前記第2押当駆動部による回転駆動を停止させた後に前記変更部により前記圧力を変更させること
を特徴とする定着装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1押当駆動部および前記第2押当駆動部による回転駆動を停止させ、その後予め定められた時間が経過した後に前記変更部により前記圧力を変更させること
を特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1押当部と前記第2押当部とが押し付けられた状態にて前記第1押当駆動部および前記第2押当駆動部による回転駆動を停止させ、その後、予め定められた時間が経過した後に前記変更部により前記第1押当部と前記第2押当部とを離間させることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記予め定められた時間は、前記第1押当部および前記第2押当部の回転が停止するのにかかる時間として定められていることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
【請求項5】
前記制御部が前記第1押当駆動部および前記第2押当駆動部による回転駆動を停止させる際、前記第1押当部と前記第2押当部とは予め定められた圧力で押し当てられており、
前記予め定められた時間は、前記予め定められた圧力の大きさによって異なることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1押当駆動部および前記第2押当駆動部を個別に制御できることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1押当駆動部および前記第2押当駆動部による回転駆動を同じタイミングで停止させることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
【請求項8】
未定着画像を記録材に形成する手段と、
前記記録材に形成された前記未定着画像を前記記録材に定着させる請求項1乃至7のいずれか一項に記載の定着装置と、
を備える画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1では、表面の一部に像担持体が形成されるシート状媒体に対して圧力を加える加圧装置であって、接近および離間可能に設けられ、シート状媒体を挟んだ状態で少なくとも一方が回転することによりシート状媒体に圧力を加えながら送り出す第1押当部および第2押当部と、第1押当部と第2押当部との間の距離が、設定された目標値となるように駆動部を制御する制御部と、目標値を設定する目標設定部と、を備え、目標設定部は、第1押当部と第2押当部との間にシート状媒体が存在しない場合、目標値を、シート状媒体の厚さよりも長い第1距離に設定し、第1押当部と第2押当部との間にシート状媒体および像担持体が存在する場合、目標値を、シート状媒体に目標圧力を加える第2距離に設定している。これにより、第1押当部および第2押当部の間にシート状媒体を突入させるときの衝撃を無くしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-136241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
回転する2つの押当部の間に未定着画像が形成された記録材を通過させ、この未定着画像を定着させる装置がある。例えば、未定着画像が形成されている記録媒体の種類に応じ、または画像形成装置の使用状況によって、この2つの押当部の間の圧力を変更する制御を行うと、押当部の回転の速度が互いに異なってくる場合がある。押当部の回転の速度が互いに異なってくると、押当部同士の擦れが発生し、例えば押当部に損傷が生じる。
本発明は、2つの押当部の間の圧力を変更することにより発生する押当部の損傷を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、接触および離間可能に設けられ、未定着画像が形成された記録材を挟んで回転することにより、当該記録材に圧力を加えながら送りだす第1押当部および第2押当部と、前記第1押当部と前記第2押当部との間の圧力を変更する変更部と、前記第1押当部を回転駆動する第1押当駆動部と、前記第2押当部を回転駆動する第2押当駆動部と、前記変更部、前記第1押当駆動部、および前記第2押当駆動部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1押当駆動部および前記第2押当駆動部による回転駆動を停止させた後に前記変更部により前記圧力を変更させることを特徴とする定着装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御部は、前記第1押当駆動部および前記第2押当駆動部による回転駆動を停止させ、その後予め定められた時間が経過した後に前記変更部により前記圧力を変更させることを特徴とする請求項1に記載の定着装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御部は、前記第1押当部と前記第2押当部とが押し付けられた状態にて前記第1押当駆動部および前記第2押当駆動部による回転駆動を停止させ、その後、予め定められた時間が経過した後に前記変更部により前記第1押当部と前記第2押当部とを離間させることを特徴とする請求項2に記載の定着装置である。
請求項4に記載の発明は、前記予め定められた時間は、前記第1押当部および前記第2押当部の回転が停止するのにかかる時間として定められていることを特徴とする請求項3に記載の定着装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御部が前記第1押当駆動部および前記第2押当駆動部による回転駆動を停止させる際、前記第1押当部と前記第2押当部とは予め定められた圧力で押し当てられており、前記予め定められた時間は、前記予め定められた圧力の大きさによって異なることを特徴とする請求項3に記載の定着装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御部は、前記第1押当駆動部および前記第2押当駆動部を個別に制御できることを特徴とする請求項1に記載の定着装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御部は、前記第1押当駆動部および前記第2押当駆動部による回転駆動を同じタイミングで停止させることを特徴とする請求項6に記載の定着装置である。
請求項8に記載の発明は、未定着画像を記録材に形成する手段と、前記記録材に形成された前記未定着画像を前記記録材に定着させる請求項1乃至7のいずれか一項に記載の定着装置と、を備える画像形成装置である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、2つの押当部の間の圧力を変更することにより発生する押当部の損傷を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、停止後すぐに圧力を変更させる場合に比べて、押当部に生じる損傷を抑制することができる。
請求項3の発明によれば、第1押当部と第2押当部との回転速度が慣性力によって異なる状態となることを抑制することができる。
請求項4の発明によれば、第1押当部および第2押当部の回転中に、これらの間の圧力を変更させる場合に比べて、押当部の損傷をより抑制することができる。
請求項5の発明によれば、第1押当部と第2押当部との回転駆動を停止した後の印刷開始を早めることができる。
請求項6の発明によれば、第1押当駆動部と第2押当駆動部とのうちの一方のみ駆動する場合に比べて、用紙搬送時の圧力を軽減できる。
請求項7の発明によれば、停止タイミングが異なることで第1押当部と第2押当部との速度差が生じることを抑制する。
請求項8の発明によれば、定着装置の2つの押当部の間の圧力を変更することにより発生する押当部の損傷を抑制した画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施の形態が適用される画像形成装置を示す図である。
転写胴と把持ユニットとの構成を示す斜視図である。
加圧胴の構成を示す斜視図である。
把持ユニットが記録材を把持した状態を示す斜視図である。
位置変更部の動作により、加熱ロールが離間位置に移動した状態を示す図である。
位置変更部の動作により、加熱ロールが接触位置に移動した状態を示す図である。
制御部の機能構成を示す図である。
制御部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
定着終了後に加熱ロールを離間させる場合の、加圧胴と加熱ロールとの間の圧力と周速度とを示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
〔画像形成装置1〕
以下、添付図面を参照して、本実施の形態が適用される画像形成装置について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1を示す図である。図1に示される画像形成装置1は、記録材Pに文字や画像を形成する画像形成装置の一例である。画像形成装置1は、例えば、記録材Pにトナー像を形成する電子写真式の画像形成装置が例示される。なお、各図に示す矢印Hは鉛直方向であって装置上下方向を示し、矢印Wは、水平方向であって装置幅方向を示し、矢印Dは、装置前後方向(装置奥行方向)を示す。
【0009】
画像形成装置1は、トナー像を形成する画像形成部10と、画像形成部10が形成したトナー像を記録材Pに転写する転写部20と、未定着画像である未定着のトナー像を記録材Pに定着させる定着装置の一例である定着部30と、記録材Pを搬送する搬送部40と、画像形成装置1の各部を制御する制御部100とを備える。
【0010】
〔制御部100〕
制御部100は、画像形成装置1の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)101と、演算に際して作業エリアとして用いられるRAM(Random Access Memory)102と、CPU101が実行する各種プログラムや各種設定等を記憶するメモリであるROM(Read Only Memory)103と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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