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公開番号
2025099965
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216995
出願日
2023-12-22
発明の名称
イベントに関する情報を来場者へ提供する方法、プログラム及び情報処理システム
出願人
株式会社テクサー
代理人
個人
主分類
G06Q
50/10 20120101AFI20250626BHJP(計算;計数)
要約
【課題】展示会等のイベントの来場者に対して、来場者の要望に合った的確な情報を提供できる方法、プログラム及び情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理装置1がイベントに関する情報を来場者へ提供する方法は、イベントに関する来場者の質問文を取得する工程と、イベントに関する複数のイベント情報から、質問文と関連性を有する1以上のイベント情報を取得する工程と、取得された1以上のイベント情報に基づいて質問文に対する回答文を生成するように大規模言語モデルへ指示を与える第1プロンプトを生成する工程と、第1プロンプトに応じて大規模言語モデルにより生成された回答文を来場者へ提供する処理を行う工程とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理システムが、イベントに関する情報を来場者へ提供する方法であって、
前記イベントに関する前記来場者の質問文を取得する工程と、
前記イベントに関する複数のイベント情報から、前記質問文と関連性を有する1以上の前記イベント情報を取得する工程と、
取得された1以上の前記イベント情報に基づいて前記質問文に対する回答文を生成するように大規模言語モデルへ指示を与える第1プロンプトを生成する工程と、
前記第1プロンプトに応じて前記大規模言語モデルにより生成された前記回答文を前記来場者へ提供する処理を行う工程と、
を有する方法。
続きを表示(約 3,400 文字)
【請求項2】
複数の前記イベント情報の各々は、情報の内容を表現する1つのベクトルに関連付けられており、
前記質問文の内容を表現する前記ベクトルを質問文ベクトルと呼び、
前記イベント情報を取得する工程は、複数の前記イベント情報から、前記質問文ベクトルに類似する前記ベクトルに関連付けられた1以上の前記イベント情報を取得することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記情報処理システムは、記憶装置にアクセス可能であり、
前記記憶装置は、複数の前記来場者に対応する複数の対話履歴情報を記憶しており、
一の前記対話履歴情報は、
一の来場者による1以上の前記質問文と、
当該1以上の質問文について取得された1以上の前記イベント情報と、
当該1以上の質問文に対して前記大規模言語モデルにより生成された1以上の前記回答文とを含み、
前記第1プロンプトを生成する工程は、一の前記来場者による一の前記質問文について前記第1プロンプトを生成する場合、当該一の来場者に対応する前記対話履歴情報と、当該一の質問文について取得され1以上の前記イベント情報とに基づいて、当該一の質問文に対する前記回答文を生成するように前記大規模言語モデルへ指示を与える前記第1プロンプトを生成することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
一の前記来場者による前記質問文が取得された場合、当該一の来場者に対応する前記対話履歴情報に当該取得された質問文を追加する工程と、
一の前記来場者による前記質問文について前記イベント情報が取得された場合、当該一の来場者に対応する前記対話履歴情報に当該取得されたイベント情報を追加する工程と、
一の前記来場者による前記質問文に対する前記回答文が前記大規模言語モデルにより生成された場合、当該一の来場者に対応する前記対話履歴情報に当該生成された回答文を追加する工程とを有する、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1プロンプトを生成する工程は、一の前記対話履歴情報に基づいて一の前記質問文に対する前記回答文を生成するように前記第1プロンプトを生成する場合において、当該一の対話履歴情報に含まれる1以上の前記イベント情報と、当該一の質問文に関連性を有するものとして取得された前記イベント情報とからなる複数の前記イベント情報の中に複数の同一の前記イベント情報が含まれるならば、当該複数の同一のイベント情報の一部が省略されるように前記第1プロンプトを生成することを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1プロンプトを生成する工程は、生成した前記第1プロンプトについて、前記大規模言語モデルにおけるテキストの処理単位であるトークンの数の見積もりを取得し、前記トークン数の見積もりが所定のしきい値を超える場合には、前記トークン数の見積もりが前記しきい値を下回るように、前記大規模言語モデルに提供される前記第1プロンプトの文字数を減らすことを含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記第1プロンプトを生成する工程において、前記大規模言語モデルに提供される前記第1プロンプトの文字数を減らすことは、
当該第1プロンプトにおける最も古い1以上の前記質問文及び最も古い1以上の前記回答文の少なくとも一部を削除することと、
当該第1プロンプトにおける最も古い1以上の前記質問文及び最も古い1以上の前記回答文の少なくとも一部を要約された文に置換することと、
当該第1プロンプトに含まれる最も新しい1以上の前記質問文に応じて取得された1以上の前記イベント情報を除く残りの前記イベント情報を削除することと、
当該第1プロンプトに含まれる最も新しい1以上の前記質問文に応じて取得された1以上の前記イベント情報を除く残りの前記イベント情報を要約された文に置換することと、
当該第1プロンプトの全体を要約された文に置換することと
の少なくとも1つを含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
複数の前記イベント情報の少なくとも一部は、前記イベントに参加する1以上の参加者に関連した情報を含んでおり、
一の前記参加者と一の前記来場者とがマッチする度合いに関するマッチング度を求めるマッチング度要求を受信した場合、当該一の参加者に関連する1以上の前記イベント情報と、当該一の来場者の前記対話履歴情報に含まれる少なくとも前記質問文の履歴とに基づいて、当該一の参加者と当該一の来場者との前記マッチング度を評価するように前記大規模言語モデルへ指示を与える第2プロンプトを生成する工程と、
前記第2プロンプトに応じて前記大規模言語モデルにより生成された前記マッチング度の評価結果である対話履歴評価に基づいて、前記マッチング度を取得する工程と、
取得した前記マッチング度を、前記マッチング度要求の要求元へ提供する処理を行う工程とを有する、
請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記記憶装置は、複数の前記来場者に対応した複数の来場者情報を記憶しており、
一の前記来場者情報は、一の前記来場者の属性に関する情報を含み、
一の前記参加者と一の前記来場者との前記マッチング度について前記マッチング度要求を受信した場合、当該一の参加者に関連する1以上の前記イベント情報と、当該一の来場者の前記来場者情報に含まれる当該一の来場者の属性に関する情報とに基づいて、当該一の参加者と当該一の来場者との前記マッチング度を評価するように前記大規模言語モデルへ指示を与える第3プロンプトを生成する工程を有し、
前記マッチング度を取得する工程は、前記第3プロンプトに応じて前記大規模言語モデルにより生成された前記マッチング度の評価結果である来場者属性評価と、前記対話履歴評価とに基づいて、前記マッチング度を取得することを含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記来場者は、前記イベントにおいて複数の対象に関する情報を得ることが可能であり、
前記イベントに参加する複数の参加者は、それぞれ少なくとも1つの前記対象に関連しており、
前記記憶装置は、複数の行動記録情報を記憶しており、
一の前記行動記録情報は、1以上の前記イベントにおいて一の前記来場者が行った一の前記対象を目的とする所定の行動に関する記録を含んだ情報であり、
一の前記対象について一の前記来場者が行った前記所定の行動に関するパラメータであって、一の前記対象に対して一の前記来場者が行った前記所定の行動の回数を示すパラメータ、及び/又は、当該所定の行動に費やした時間を示すパラメータを行動パラメータと呼び、
一の前記対象に対する一の前記来場者の関心の度合いを関心度と呼び、
前記関心度に関する指標を関心指標と呼び、
前記関心指標は、1以上の前記行動パラメータである行動パラメータ群に基づいて算出され、
一の前記参加者と一の前記来場者との前記マッチング度について前記マッチング度要求を受信した場合、当該一の参加者に関連する1以上の前記対象の各々について、当該一の来場者が行った前記所定の行動の記録を含む1以上の前記行動記録情報に基づいて前記行動パラメータ群を算出し、当該1以上の対象の各々について算出した前記行動パラメータ群に基づいて、当該1以上の対象に対応する1以上の前記関心指標を算出し、算出した当該1以上の関心指標に基づいて、一の前記参加者と一の前記来場者との前記マッチング度に関わる指標を第1マッチング指標として算出する工程を有し、
前記マッチング度を取得する工程は、前記第1マッチング指標と前記対話履歴評価とに基づいて前記マッチング度を取得することを含む、
請求項8に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、イベントに関する情報を来場者へ提供する方法、プログラム及び情報処理システムに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
展示会において来場者の欲する情報が得られる展示ブースを簡単に見つけられるようにするシステムが知られている。下記の特許文献には、展示会来場予定者に対して興味分野のアンケートを事前に行い、このアンケート結果に基づいて、展示会場において興味分野の展示位置案内を行う展示会案内システムが記載されている。このシステムによれば、来場者は、展示会場の中で自分の求めたい情報がどこに有るかを展示会に来場してすぐに知ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-273324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のシステムでは、予め準備されている興味分野のアンケートの結果に基づいて展示ブースの案内が行われるため、アンケートに含まれていない来場者の興味分野等は全く考慮されない。従って、様々な来場者の要望に対して的確な案内を行うことができないという問題がある。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、展示会等のイベントの来場者に対して、来場者の要望に合った的確な情報を提供できる方法、プログラム及び情報処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係る方法は、情報処理システムが、イベントに関する情報を来場者へ提供する方法であって、イベントに関する来場者の質問文を取得する工程と、イベントに関する複数のイベント情報から、質問文と関連性を有する1以上のイベント情報を取得する工程と、取得された1以上のイベント情報に基づいて質問文に対する回答文を生成するように大規模言語モデルへ指示を与える第1プロンプトを生成する工程と、第1プロンプトに応じて大規模言語モデルにより生成された回答文を来場者へ提供する処理を行う工程と、を有する方法である。
【0007】
本発明の第2の態様に係るプログラムは、イベントに関する情報を来場者へ提供する処理を情報処理システムに行わせる命令を含んだプログラムであって、命令に従って情報処理システムが行う処理は、イベントに関する来場者の質問文を取得する工程と、イベントに関する複数のイベント情報から、質問文と関連性を有する1以上のイベント情報を取得する工程と、取得された1以上のイベント情報に基づいて質問文に対する回答文を生成するように大規模言語モデルへ指示を与える第1プロンプトを生成する工程と、第1プロンプトに応じて大規模言語モデルにより生成された回答文を来場者へ提供する処理を行う工程とを有する、プログラムである。
【0008】
本発明の第3の態様に係る情報処理システムは、イベントに関する情報を来場者へ提供する処理を行う情報処理システムであって、処理部と、処理部において実行される命令を記憶した記憶部とを有し、処理部が命令に従って行う処理は、イベントに関する来場者の質問文を取得する工程と、イベントに関する複数のイベント情報から、質問文と関連性を有する1以上のイベント情報を取得する工程と、取得された1以上のイベント情報に基づいて質問文に対する回答文を生成するように大規模言語モデルへ指示を与える第1プロンプトを生成する工程と、第1プロンプトに応じて大規模言語モデルにより生成された回答文を来場者へ提供する処理を行う工程とを有する、情報処理システムである。
【0009】
本発明の第4の態様に係る情報処理システムは、イベントに関する情報を来場者へ提供する処理を行う情報処理システムであって、イベントに関する来場者の質問文を取得する手段と、イベントに関する複数のイベント情報から、質問文と関連性を有する1以上のイベント情報を取得する手段と、取得された1以上のイベント情報に基づいて質問文に対する回答文を生成するように大規模言語モデルへ指示を与える第1プロンプトを生成する手段と、第1プロンプトに応じて大規模言語モデルにより生成された回答文を来場者へ提供する処理を行う手段とを有する、情報処理システムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、展示会等のイベントの来場者に対して、来場者の要望に合った的確な情報を提供できる方法、プログラム及び情報処理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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