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公開番号2025098122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2025046878,2025516077
出願日2025-03-21,2024-09-13
発明の名称ケーブル集合体、それを使用した電子機器の製造方法、及び電子機器
出願人株式会社潤工社
代理人
主分類H02G 15/02 20060101AFI20250624BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】プレートと複数の心線を有するケーブルとを備えるケーブル集合体と、そのケーブル集合体を使用した電子機器の製造方法及び電子機器を提供する。
【解決手段】ケーブル集合体1は、プレート20と、複数の心線10を有するケーブルとを備え、心線は、導体100と、導体の外周に形成された絶縁体と、を有し、導体が露出した導体露出領域と、導体の外周に絶縁体を有する導体被覆領域と、を含み、プレートは、互いに表裏の関係を有する第一面S1及び第二面S2と、を有し、第一面には、心線が接続される線状に延在する複数の溝210が設けられ、溝は、心線の導体露出領域の少なくとも一部が挟持される第一の領域211と、内部に導電接続材が保持される第二の領域212と、を有し、心線の導体露出領域の導体は、プレートの溝の第一の領域に挟持されるとともに、第二の領域に保持された導電接続材により固定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プレートと、複数の心線を有するケーブルと、を備え、前記複数の心線を接続対象部材の表面に設けられた複数の電極に接続可能なケーブル集合体であって、
前記心線は、
導体と、該導体の外周に形成された絶縁体と、を有し、
前記導体が露出した導体露出領域と、前記導体の外周に前記絶縁体を有する導体被覆領域と、を含み、
前記プレートは、
互いに表裏の関係を有する第一面および第二面と、を有し、
前記第一面は、前記心線が接続される線状に延在する複数の溝が設けられ、
前記溝は、
前記心線の前記導体露出領域の少なくとも一部が挟持される第一の領域と、内部に導電接続材が保持される第二の領域と、を有し、
前記心線の前記導体露出領域の導体は、前記プレートの溝の前記第一の領域に挟持されるとともに、前記第二の領域に保持された前記導電接続材により固定されていることを特徴とするケーブル集合体。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記溝の第二の領域は、前記プレートの前記第一面から前記第二面にかけて貫通して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル集合体。
【請求項3】
前記プレートは、前記第一面及び前記第二面の少なくともいずれか一方の面に、前記接続対象部材に対応する凹部または凸部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル集合体。
【請求項4】
前記プレートの前記凹部は、前記接続対象部材の前記電極に対応する位置に、前記電極の延在方向の溝を形成したものであることを特徴とする請求項3に記載のケーブル集合体。
【請求項5】
前記心線の前記導体の外径は、0.01mm~0.15mmである請求項1に記載のケーブル集合体。
【請求項6】
請求項1に記載のケーブル集合体を準備し、前記複数の心線と前記接続対象部材の前記電極とを電気的に接続することを含む、電子機器の製造方法。
【請求項7】
請求項6に記載の電子機器の製造方法において、前記複数の心線と前記接続対象部材の前記電極とを電気的に接続した後に、前記プレートを取り外すことを含む、電子機器の製造方法。
【請求項8】
前記複数の心線と前記接続対象部材の前記電極とが接続されたとき、前記電極の一部分または全体が、前記プレートの溝の前記第二の領域において前記プレートの第一面と前記第二面との間に位置するように接続することを含む、請求項6に記載の電子機器の製造方法。
【請求項9】
請求項6に記載の電子機器の製造方法において、
前記プレートの前記接続対象部材の電極に対応する位置に前記電極の延在方向の凹部を設け、前記プレートと前記接続対象部材の相対位置を制御することを含む、電子機器の製造方法。
【請求項10】
プレートと複数の心線を有するケーブルとを備え、前記複数の心線を接続対象部材の表面に設けられた複数の電極に接続可能なケーブル集合体を備える電子機器であって、
前記心線は、
導体と、該導体の外周に形成された絶縁体と、を有し、前記導体が露出した導体露出領域と、前記導体の外周に前記絶縁体を有する導体被覆領域と、を含み、
前記プレートは、
互いに表裏の関係を有する第一面および第二面と、を有し、前記第一面に、前記心線が接続される線状に延在する複数の溝が設けられ、
前記溝は、
前記心線の前記導体露出領域の少なくとも一部が挟持される第一の領域と、内部に導電接続材が保持される第二の領域とを、有し、前記心線の前記導体露出領域の導体は、前記プレートの溝の前記第一の領域に挟持されるとともに、前記第二の領域に保持された前記導電接続材により固定されているケーブル集合体と、
前記複数の心線が接続された複数の電極を有する接続対象部材とを備えた電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレートと複数の心線を有するケーブルとを備えるケーブル集合体と、そのケーブル集合体を使用した電子機器の製造方法、及び電子機器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
測定装置、通信装置、医療用のプローブケーブル或いはマイクロマシン等の電子機器に用いられる絶縁ケーブルや同軸ケーブルは、これらの装置の小型化、高精度化に伴う配線の高密度化に対応するために、最近では極めて細い外径のものが要求されている。このような要求に対して、例えば同軸ケーブルにおいては、外径が0.16mm、あるいは0.10mmなどの極めて細い外径の同軸ケーブルが製造されている。上述の電子機器には、これらの極細ケーブルを心線とした多芯ケーブルが使用されている。
【0003】
基板上に高密度に配列された電極等にこのような多芯ケーブルの心線を接続する場合、心線の導体は極めて細く、また基板上の電極の配列のピッチは狭く、心線の導体と電極との接続作業は非常に難易度が高く熟練した技能が必要とされた。また、心線の導体と電極との電気的な接続において、ショート不良やオープン不良などの接続不良が発生しやすく、接続品質の安定性に問題があった。
【0004】
特開2002-95129号公報には、極細同軸ケーブルの中心導体を、基板などに設けられた接続部に電気的に接続する際に、整列用の溝を有する熱線透過部材を用いて中心導体を整列し、基板の電極部に押圧固定して、溝付の熱線透過性部材を通して熱線を供給する方法が開示されている。
【0005】
特開2010-118318号公報には、可撓性絶縁シートに配列した同軸ケーブルの中心導体を、プリント基板の電極部に電位的に接続する技術が開示されている。接着剤を塗布した可撓性絶縁シートの溝部に中心導体を整列配置し、中心導体をプリント基板の電極部に対向させて半田等で接続することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-95129号公報
特開2010-118318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1や特許文献2に記載の技術では、複数の心線の導体と基板との一括接続において、接続部の強度や接触面積を均一にすることが困難である。また、これらの方法では、基板の接続部の表面に予め半田等の導電接続材による接続部材を形成しておく必要がある。基板の接続部の構造が微細になると、基板の表面には接続するために必要な量の接続部材を形成することが難しくなり、心線の導体との電気的接続において接続不良が発生しやすくなる。
【0008】
本発明は、上記のような問題点を鑑みなされたものであり、その目的は、複数の心線の導体と接続対象部材との接続において、簡易な方法で接続が可能で、接続の信頼性に優れたケーブル集合体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題の解決のために、特許請求の範囲に記載の構成を採用できる。例えば本発明のケーブル集合体は、プレートと、複数の心線を有するケーブルと、を備え、前記複数の心線を接続対象部材の表面に設けられた複数の電極に接続可能なケーブル集合体であって、前記心線は、導体と該導体の外周に形成された絶縁体とを有し、前記導体が露出した導体露出領域と、前記導体の外周に前記絶縁体を有する導体被覆領域と、を含み、前記プレートは、互いに表裏の関係を有する第一面および第二面と、を有し、前記プレートの第一面は、前記心線が接続される線状に延在する複数の溝が設けられ、前記溝は、前記心線の前記導体露出領域の少なくとも一部が挟持される第一の領域と、内部に導電接続材が保持される第二の領域とを有し、前記溝の延在方向に対する直交方向の有効長さは、前記第二の領域における有効長さW2が前記第一の領域における有効長さW1よりも大きく、前記心線の前記導体露出領域の導体は、前記プレートの溝の前記第一の領域に挟持されるとともに、前記第二の領域に保持された前記導電接続材により固定されている。
【0010】
また、前記溝の第二の領域は、溝が前記プレートの第一面から第二面にかけて貫通して形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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