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公開番号
2025097108
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023213204
出願日
2023-12-18
発明の名称
ステータコアの製造方法、ステータコア、回転電機
出願人
住友重機械工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
15/021 20250101AFI20250623BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】本発明の目的は、ステータコアの熱処理工程の生産性を改善可能な技術を提供することである。
【解決手段】ステータコアの製造方法S110は、複数の軟磁性線材41が束ねられた線集合体42を有するステータコアの製造方法であって、リング状に形成された線集合体42の少なくとも1か所に軟磁性線材41同士を接触させた状態で互いに固定された固定箇所45を設ける工程(S114)と、線集合体42を熱処理する工程(S116)と、熱処理工程後に線集合体42をカットする工程(S118)と、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の軟磁性線材が束ねられた線集合体を有するステータコアの製造方法であって、
リング状に形成された前記線集合体の少なくとも1か所に前記軟磁性線材同士を接触させた状態で互いに固定された固定箇所を設ける工程と、
前記線集合体を熱処理する工程と、
前記熱処理工程後に前記線集合体をカットする工程と、
を含む製造方法。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記固定箇所は、前記軟磁性線材同士が電気的に短絡する短絡領域を含み、
前記熱処理工程後に前記短絡領域を除去する、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記線集合体をカットした後であって前記短絡領域を除去する前に前記線集合体に電線を巻回してコイルを形成する、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記固定箇所は、それぞれ前記軟磁性線材同士が電気的に短絡する短絡領域を有し、互いに離間して配置される2つの固定箇所を含み、
前記熱処理工程では、前記短絡領域を通じて前記線集合体に電流を流すことで発生するジュール熱を用いて前記線集合体を加熱する、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記固定箇所は、前記軟磁性線材同士が電気的に短絡する短絡領域を含み、
前記熱処理工程では、高周波誘導加熱を用いて前記線集合体を加熱する、請求項1に記載の製造方法。
【請求項6】
複数の軟磁性線材がリング状に形成された線集合体を有するステータコアであって、
前記線集合体は、熱処理されており、前記線集合体の端部は、当該線集合体の他の部分に対して塑性変形しているステータコア。
【請求項7】
複数の軟磁性線材がリング状に形成された線集合体を有するステータコアを備え、
前記線集合体は、熱処理されており、前記線集合体の端部は、当該線集合体の他の部分に対して塑性変形している回転電機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータコアの製造方法、ステータコアおよび回転電機に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ロータとステータとが対向配置された回転電機が知られている。例えば特許文献1には、ロータと、ロータに対して空隙を介して軸方向に対向配置されたステータとを備える回転電機が記載されている。ステータは、周方向に配置された複数のステータコアと、各ステータコアの周囲に巻回された複数のコイルとを含む。このステータコアには軟磁性線材が使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-69268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
回転電機の性能向上の観点から、回転電機の鉄心であるステータコアの加工歪みの影響を軽減して磁気特性を向上するために、ステータコアに熱処理を施すことが重要である。しかし、特許文献1に記載の回転電機のように、軟磁性線材を用いた鉄心の熱処理についてはこれまで十分な検討がなされていなかった。
【0005】
本発明の目的は、このような課題に鑑みてなされたもので、ステータコアの熱処理工程の生産性を改善可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のステータコアの製造方法は、複数の軟磁性線材が束ねられた線集合体を有するステータコアの製造方法であって、リング状に形成された線集合体の少なくとも1か所に軟磁性線材同士を接触させた状態で互いに固定された固定箇所を設ける工程と、線集合体を熱処理する工程と、熱処理工程後に線集合体をカットする工程と、を含む。
【0007】
本発明の別の態様は、回転電機のステータコアである。このステータコアは、複数の軟磁性線材がリング状に形成された線集合体を有するステータコアであって、線集合体は、熱処理されており、線集合体の端部は、当該線集合体の他の部分に対して塑性変形している。
【0008】
本発明のさらに別の態様は、回転電機である。この回転電機は、複数の軟磁性線材がリング状に形成された線集合体を有するステータコアを備える。線集合体は、熱処理されており、線集合体の端部は、当該線集合体の他の部分に対して塑性変形している。
【0009】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ステータコアの熱処理工程の生産性を改善可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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