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公開番号2025096495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2025064738,2023223071
出願日2025-04-10,2020-03-25
発明の名称撮像レンズ系及び撮像装置
出願人マクセル株式会社
代理人個人
主分類G02B 13/00 20060101AFI20250619BHJP(光学)
要約【課題】コストを抑え,且つ温度の変化に対する性能が安定化した撮像レンズ系及び撮像装置を提供すること。
【解決手段】撮像レンズ系11は,物体側から像側に向かって順に,前群レンズ系,後群レンズ系からなる撮像レンズ系であって,前群レンズ系は,物体側から像側に向かって順に,負のパワーを有し,像側が凹形状である第1レンズL1,負のパワーを有し,像側が凸形状である第2レンズL2,正のパワーを有し,像側が凸形状である第3レンズL3からなり,後群レンズ系は,物体側から像側に向かって順に,正のパワーを有し,像側が凸形状である第4レンズL4,負のパワーを有する第5レンズL5,第6レンズL6,からなり,第4レンズL4と第5レンズL5は接合レンズであり,第1レンズL1及び第3レンズL3はガラスレンズであり,第2レンズL2,第4レンズL4及び第5レンズL5はプラスチックレンズである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側に向かって順に,前群レンズ系,後群レンズ系からなる撮像レンズ系であって,
前記前群レンズ系は,物体側から像側に向かって順に,負のパワーを有し,像側が凹形状である第1レンズ,負のパワーを有し,像側が凸形状である第2レンズ,正のパワーを有し,像側が凸形状である第3レンズからなり,
前記後群レンズ系は,物体側から像側に向かって順に,正のパワーを有し,像側が凸形状である第4レンズ,負のパワーを有する第5レンズ,第6レンズ,からなり,
前記第4レンズと前記第5レンズは接合レンズであり,
前記第1レンズ及び前記第3レンズはガラスレンズであり,
前記第2レンズ,前記第4レンズ及び前記第5レンズはプラスチックレンズである,撮像レンズ系。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記第2レンズの焦点距離をf2,レンズ系全体の焦点距離をFとするとき、以下の式(1)を満たす,請求項1に記載の撮像レンズ系。
2<|f2/F| ・・・(1)
【請求項3】
前記後群レンズ系の中のプラスチックレンズの合成焦点距離をfrp,レンズ系全体の焦点距離をFとするとき、以下の式(2)を満たす,請求項1に記載の撮像レンズ系。
2<|frp/F| ・・・(2)
【請求項4】
前記第2レンズの焦点距離をf2,前記後群レンズ系の中のプラスチックレンズの合成焦点距離をfrpとするとき,以下の式(3)を満たす,請求項1に記載の撮像レンズ系。
0.5<|f2/frp|<2 ・・・(3)
【請求項5】
前記第6レンズがガラスレンズである,請求項1に記載の撮像レンズ系。
【請求項6】
前記第6レンズがプラスチックレンズである,請求項1に記載の撮像レンズ系。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の撮像レンズ系と,
前記撮像レンズ系の像側に配置された撮像素子と,を備える撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は撮像レンズ系及び撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年,車に搭載される広角レンズの用途は,ビューからセンシングへと変化してきている。センシングでは画像解析に必要な解像度が必要になるため,メガピクセル対応の高解像度の画像が求められている。また,広い画角も求められている。
【0003】
このように,車載用の撮像装置では,進行方向の遠方を高解像度で撮像すること及び広角で近傍を撮像することが求められている。さらに,明るい光学系であることが求められる。また,特に車載カメラ用の撮像レンズ系では,コンパクトさも求められる。
【0004】
例えば,特許文献1には,光軸が互いに直交するように配置した広角光学系と望遠光学系とをミラーで切り替えて,いずれかの光学系による光学像を共通の撮像素子上に結像させる撮像装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-122379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら,特許文献1の撮像装置では,遠距離撮像用の望遠光学系と,近距離撮像用の広角光学系の2種類のレンズを用いるためユニットのサイズが大きくなり,またコストも上昇していた。
また,コストダウンのためにレンズを全てプラスチックレンズにすると環境温度の変化に対して性能の安定性に欠けるという問題があった。
【0007】
このように,従来の撮像レンズ系では,コストを抑え,且つ温度の変化に対する性能が安定化した撮像レンズ系及び撮像装置を実現できないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施形態の撮像レンズ系は,物体側から像側に向かって順に,前群レンズ系,後群レンズ系からなる撮像レンズ系であって,
前記前群レンズ系は,物体側から像側に向かって順に,負のパワーを有し,像側が凹形状である第1レンズ,負のパワーを有し,物体側が凹形状である第2レンズ,正のパワーを有し,物体側が凸形状であり,像側が凸形状である第3レンズからなり,
前記後群レンズ系は,物体側から像側に向かって順に,正のパワーを有し,物体側が凸形状であり,像側が凸形状である第4レンズ,負のパワーを有する第5レンズ,第6レンズ,からなり,
前記第4レンズと前記第5レンズは接合レンズであり,前記第1レンズ及び前記第3レンズはガラスレンズであり,前記第2レンズ,前記第4レンズ及び前記第5レンズはプラスチックレンズであり,
前記第2レンズの焦点距離をf2,前記後群レンズ系の中のプラスチックレンズの合成焦点距離をfrp,レンズ系全体の焦点距離をFとするとき,以下の式(1)及び式(2)を満たすようにした。
2<|f2/F| ・・・(1)
2<|frp/F| ・・・(2)
【0009】
この構成によれば,プラスチックレンズの多用によりコストを抑え,且つ温度の変化に対する性能が安定化した撮像レンズ系を実現することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば,コストを抑え,且つ温度の変化に対する性能が安定化した撮像レンズ系及び撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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