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公開番号
2025113513
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2022107164
出願日
2022-07-01
発明の名称
空間浮遊映像表示システム
出願人
マクセル株式会社
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
G02B
30/56 20200101AFI20250728BHJP(光学)
要約
【課題】空間の外部に対して好適に映像を表示すること。本発明によれば、持続可能な開発目標の「3全ての人に健康と福祉を」、「9産業と技術革新の基盤をつくろう」、「11住み続けられるまちづくりを」に貢献する。
【解決手段】空間浮遊映像表示システムは、映像を表示する表示パネルと、表示パネルのための光源装置と、表示パネルからの映像光を反射させ、反射した光により空中に実像の空間浮遊映像を表示せしめる再帰反射部材と、を備え、再帰反射部材は位相差板を含み、再帰反射部材の映像光入射面側には逆波長分散を有する位相差板が貼合される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
空間浮遊映像表示システムであって、
映像を表示する表示パネルと、
前記表示パネルに光を供給する光源装置と、
前記表示パネルからの映像光を反射させ、反射した光により空中に実像の空間浮遊映像を表示せしめる再帰反射部材と、
を備え、
前記再帰反射部材は位相差板を含み、前記再帰反射部材の映像光入射面側には逆波長分散を有する前記位相差板が貼合される、
空間浮遊映像表示システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の空間浮遊映像表示システムにおいて、
前記再帰反射部材は、反射層と透過性基材と反射面とを含む、
空間浮遊映像表示システム。
【請求項3】
請求項2に記載の空間浮遊映像表示システムにおいて、
前記再帰反射部材は、前記再帰反射部材の映像光入射面側から順に前記位相差板、前記透過性基材、前記反射層、前記透過性基材、前記反射面となるように構成される、
空間浮遊映像表示システム。
【請求項4】
請求項1に記載の空間浮遊映像表示システムにおいて、
前記位相差板はポリカーボネート材料を用いる、
空間浮遊映像表示システム。
【請求項5】
請求項2に記載の空間浮遊映像表示システムにおいて、
前記表示パネルの映像光出射側に配置される映像光制御シートを備え、
前記映像光制御シートは、前記表示パネルから出射する映像光束の出射方向と発散角を調整する、
空間浮遊映像表示システム。
【請求項6】
請求項1に記載の空間浮遊映像表示システムにおいて、
前記映像光制御シートは、前記表示パネルの視野角制御フィルムである、
空間浮遊映像表示システム。
【請求項7】
請求項1に記載の空間浮遊映像表示システムにおいて、
前記空間浮遊映像から拡散される映像光束の拡散角と拡散方向は、前記映像光制御シートと光源装置の拡散特性により調整される、
空間浮遊映像表示システム。
【請求項8】
請求項1に記載の空間浮遊映像表示システムにおいて、
前記光源装置は、
点状または面状の光源と、
前記光源からの光を反射させるリフレクタと、
前記リフレクタからの光を前記表示パネルに向けて導光する導光体と、を備え、
前記リフレクタの反射面は、前記光源の出射光の光軸に対して非対称な形状である、
空間浮遊映像表示システム。
【請求項9】
請求項8に記載の空間浮遊映像表示システムにおいて、
前記導光体は、透過型導光体である、
空間浮遊映像表示システム。
【請求項10】
請求項8に記載の空間浮遊映像表示システムにおいて、
前記導光体は、反射型導光体である、
空間浮遊映像表示システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空間浮遊映像表示システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
空間浮遊映像表示システムとして、直接外部に向かって映像を表示する映像表示装置と空間画面として表示される表示法は既に知られている。また、空間像を表示する再帰反射部材については、例えば、特許文献1に開示されている。更に、例えば、特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-067933号公報
特開2019-133109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
空間浮遊映像表示システムとして、直接外部に向かって映像を表示する映像表示装置と空間画面として表示される表示法は既に知られている。しかしながら、上述した従来技術の空間浮遊映像装置において空間浮遊映像の輝度、色度について光源を含めた設計の最適化については考慮されていない。
【0005】
本発明の目的は、空間浮遊映像表示システムまたは空間浮遊映像表示装置において、視認性(見た目の解像度やコントラスト)が高く、色再現性の高い空間浮遊映像表示が可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例としての空間浮遊映像表示装置を以下に挙げる。本願の一例としての空間浮遊映像表示システムは、映像を表示する表示パネルと、表示パネルのための光源装置と、表示パネルからの映像光を反射させ、反射した光により空中に実像の空間浮遊映像を表示せしめる再帰反射部材と、を備え、再帰反射部材は位相差板を含み、再帰反射部材の映像光入射面側には逆波長分散を有する位相差板が貼合される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、空間浮遊映像表示システムにおいて、従来課題として認識されていた視認性(見た目の解像度やコントラスト)の他に、表示する空間浮遊映像の色再現性を高めた高品質な映像表示が可能な空間浮遊映像表示装置を実現することができる。
上記以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施例に係る再帰反射部材の構成と空間浮遊像の発生位置を示す図である。
本発明の一実施例に係る再帰反射部材の構成と空間浮遊像の発生位置を示す図である。
本発明の一実施例に係る再帰反射部材の構成と空間浮遊像の発生位置を示す図である。
本発明の一実施例に係る再帰反射部材を構成する光学部材の特性を説明するための説明図である。
本発明の一実施例に係る光源装置の具体的な構成の例を示す構造図である。
光源装置の具体的な構成の例を示す斜視、上面および断面図である。
一般的な白色LED光源の発光スペクトルを示す特性図である。
本願発明の一実施例のリフレクタの反射特性を示す特性図である。
本願発明の一実施例の導光体の反射特性を示す特性図である。
一般的な偏光板の分光透過率を示す特性図である。
液晶パネルに使用する偏光板の分光透過率を示す特性図である。
偏光板の構成を示す断面図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の白色表示の際の色度を示す色度図である。
本発明の一実施例に係る空間浮遊映像表示装置の白色表示の際の色度を示す色度図にマクアダムの色弁別楕円を重ねた色度図である。
別方式の光源装置の具体的な構成の別の例を示す構造図である。
別方式の光源装置の具体的な構成の別の例の一部を抜粋した図である。
別方式の光源装置の具体的な構成の別の例の一部を抜粋した図である。
別方式の光源装置の具体的な構成の別の例の一部を抜粋した図である
別方式の光源装置の具体的な構成の別の例を示す構造図である。
別方式の光源装置の具体的な構成の別の例を示す図である。
光源装置の具体的な構成の別の例の導光体拡散部の表面形状を示す拡大図である。
光源装置の具体的な構成の例を示す断面図である。
光源装置の具体的な構成の例を示す構造図である。
光源装置の具体的な構成の例を示す斜視および上面図である。
映像表示装置の拡散特性を説明するための説明図である。
映像表示装置の拡散特性を説明するための説明図である。
映像表示装置の光源拡散特性を説明するための説明図である。
液晶パネルの視覚特性を測定する座標系を示す図である。
一般的な液晶パネルの輝度角度特性(長手方向)を示す図である。
一般的な液晶パネルの輝度角度特性(短手方向)を示す図である。
一般的な液晶パネルのコントラストの角度特性(長手方向)を示す図である。
一般的な液晶パネルのコントラストの角度特性(短手方向)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態(以下、「本開示」ともいう)の内容に限定されるものではない。本発明は、発明の精神ないし特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲またはその均等範囲物にも及ぶ。また、以下に説明する実施形態(実施例)の構成は、あくまで例示に過ぎないのであって、本明細書に開示される技術的思想の範囲において、当業者による様々な変更および修正が可能である。
【0010】
また、本発明を説明するための図面において、同一または類似の機能を有するものには、同一の符号を付与し、適宜、異なる名称を使用する一方で、機能等の繰り返しの説明を省略する場合がある。なお、以下の実施形態の説明において、空間に浮遊する映像を「空間浮遊映像」という用語で表現している。この用語の代わりに、「空中像」、「空間像」、「空中浮遊映像」、「表示映像の空間浮遊光学像」、「表示映像の空中浮遊光学像」などと表現してもかまわない。実施形態の説明で主として用いる「空間浮遊映像」の用語は、これらの用語の代表例として用いている。
(【0011】以降は省略されています)
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