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公開番号
2025110642
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004588
出願日
2024-01-16
発明の名称
電極包装体、積層電極体及び電池
出願人
マクセル株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
50/466 20210101AFI20250722BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】積層型の電池において、電池容量を高容量化することができる電極包装体を提供する。
【解決手段】電極包装体50は、正極20と、正極20を収容した袋状のセパレータからなる。正極20は、平面視において、略矩形の四隅を円弧状に面取りされた形状である。すなわち、円弧状に面取りされた四隅の円弧部と、前記四隅の円弧部の各々の間に位置する直線部とを有している。さらに、正極リード20aは、欠落部20aAを有する。張出部40aBは、正極リード20aにおける正極20側の一部を収容した状態で、欠落部20aAを介して張出部40aBと固定されている。これにより、正極20の位置ズレを抑制でき、限られた電池の内部空間において平面視における正極20の面積を大きくすることができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電池の内部空間に収容される電極包装体であって、
正極及び負極のいずれか一方からなる電極と、
前記電極の周縁部から外方に延びる電極リードと、
前記電極及び前記電極リードにおける電極側の一部を収容する袋状のセパレータと、を備え、
前記電極は、平面視において、略矩形の四隅を円弧状に面取りされた形状であり、円弧状に面取りされた四隅の円弧部と、前記四隅の円弧部の各々の間に位置する直線部とを有し、
前記電極リードは、前記直線部から外方に延びており、
前記袋状のセパレータは、前記電極の一方の主面に配置される第1本体部及び第1本体部から延在して前記電極リードの一方の主面に配置される第1張出部を有する第1フィルムと、前記電極の他方の主面に配置される第2本体部及び第2本体部から延在して前記電極リードの他方の主面に配置される第2張出部を有する第2フィルムとを有し、
前記第1本体部の周縁部は、前記電極を前記袋状のセパレータに収容した状態において、前記電極の直線部の径方向外方で前記第2本体部の周縁部と固定されており、
前記電極リードは、前記第1張出部と前記第2張出部とが対向するように貫通する欠落部を有し、
前記第1張出部は、前記電極リードにおける電極側の一部を収容した状態で、前記欠落部を介して前記第2張出部と固定されている、電極包装体。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電極包装体であって、
前記欠落部は、前記電極リードの側端に設けられた切欠きである、電極包装体。
【請求項3】
請求項1に記載の電極包装体であって、
前記欠落部は、前記電極リードに設けられた貫通孔である、電極包装体。
【請求項4】
請求項1に記載の電極包装体であって、
前記第1張出部は、前記欠落部を介して前記第2張出部と溶着により固定されている、電極包装体。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の電極包装体と、正極及び負極のいずれか他方の電極とを交互に積層してなる、積層電極体。
【請求項6】
請求項5に記載の積層電極体をケースの内部空間に収容してなる、電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、正極及び負極を交互に複数積層してなる積層型の電池において、電池の内部空間に収容される電極包装体と、積層電極体と、積層電極体を収容した電池とに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、扁平形電池は、負極、正極並びに正極及び負極の間に配置されたセパレータを有する電極体と、非水電解液とを、外装缶及び封口缶からなるケースの内部に収容した構造をしている。このような扁平形電池には、負極及び正極を交互に複数積層した積層型の扁平形電池が知られている。積層型の扁平形電池には、袋状のセパレータに正極を収容したものがある。
【0003】
特開2011-9118号公報(特許文献1)は、袋状のセパレータ内に残留する空気を確実に排出し、かつ、セパレータを形成する上下のフィルム間で剥離が生じることを抑制できるコイン形二次電池を開示している。コイン形二次電池は、円形の袋状のセパレータ内に収容した正極を備えている。正極は、平面視において、略円形状であり、正極リードが接続された位置とその対向する位置とが直線状に切り取られた形状をしている。正極を収容するセパレータは、正極の外周に沿って二枚のフィルムの周縁部を互いに接着することにより袋状に形成されている。袋状のセパレータの周縁部には、さらに、セパレータの内部空間の空気を排出するための非接着部が分散状に設けられている。
【0004】
国際公開2018/124152号公報(特許文献2)は、正極とセパレータとを一体化したコイン形電池を開示している。コイン形電池は、正極の両面にそれぞれセパレータを配置し、両セパレータの周縁部の一部を加熱プレスによって溶着し、2枚のセパレータの周縁部の一部に接合部を形成することにより、正極とセパレータとを一体化している。
【0005】
特開2023-46538号公報(特許文献3)は、電極と、電極を収容するセパレータを開示している。電極は、平面視において、略矩形の四隅の円弧上に面取りされた形状であり、円弧状に面取りされた四隅の円弧部と、前記四隅の円弧部の各々の間に位置する直線部とを有しており、袋状のセパレータは、電極を収容した状態で、電極の直線部の径方向外方で固着される固着部を含んでいる。これにより、電極の面積を大きくし、かつ、袋状のセパレータの内部から電極がはみ出すのを防いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-9118号公報
国際公開2018/124152号公報
特開2023-46538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
扁平形電池は、扁平形電池を電源とする電子機器等の高性能化に伴い、その電池容量を高容量化することが求められている。しかしながら、特許文献1のコイン形二次電池及び特許文献2のコイン形電池には、さらに、電池容量を高容量化できる余地がある。
【0008】
また、特許文献3の電極及び袋状のセパレータは、図7に示すように、袋状のセパレータ400に電極200及び電極200の直線部から延びる電極リード200aの一部が収容された状態で、例えば、扁平形電池の組立時又は扁平形電池の運搬時に比較的強い衝撃を受けた場合には、セパレータ400が固着部410で固着されているとは言え、電極200が非固着部420からはみ出ることも想定され得る。したがって、電極200が非固着部420からはみ出ることをさらに防止し、袋状のセパレータ400の縁端と電極200の縁端とのクリアランスを小さくして電極200の平面視における面積を大きくすることによって電池容量の高容量化をより一層図るためには、さらなる検討の余地がある。
【0009】
そこで、本開示は、電池容量をより一層高容量化することができる、電極と電極を収容した袋状のセパレータからなる電極包装体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本開示は次のように構成した。すなわち、本開示に係る電極包装体は、電池の内部空間に収容される電極包装体であって、正極及び負極のいずれか一方からなる電極と、電極の周縁部から外方に延びる電極リードと、電極及び電極リードにおける電極側の一部を収容する袋状のセパレータとを備える。電極は、平面視において、略矩形の四隅を円弧状に面取りされた形状であり、円弧状に面取りされた四隅の円弧部と、四隅の円弧部の各々の間に位置する直線部とを有する。電極リードは、直線部から外方に延びている。袋状のセパレータは、電極の一方の主面に配置される第1本体部及び第1本体部から延在して電極リードの一方の主面に配置される第1張出部を有する第1フィルムと、電極の他方の主面に配置される第2本体部及び第2本体部から延在して前記電極リードの他方の主面に配置される第2張出部を有する第2フィルムとを有する。第1本体部の周縁部は、電極を袋状のセパレータに収容した状態において、電極の直線部の径方向外方で第2本体部の周縁部と固定されている。電極リードは、第1張出部と第2張出部とが対向するように貫通する欠落部を有する。第1張出部は、電極リードにおける電極側の一部を収容した状態で、欠落部を介して第2張出部と固定されている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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