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公開番号2025094658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210345
出願日2023-12-13
発明の名称音声信号の再生方法および出力制御方法
出願人マクセル株式会社
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類H04N 21/439 20110101AFI20250618BHJP(電気通信技術)
要約【課題】高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供する。
【解決手段】音源の位置情報が極座標で示された音声信号が含まれる放送波を受信する受信装置における前記音声信号の再生方法であって、前記放送波を受信する受信ステップと、前記受信装置の外部に円柱状に複数の層を形成するように配置された複数のスピーカに音声信号を出力する音声出力ステップと、を備え、前記音声出力ステップにおける音声信号の出力は、前記複数のスピーカを頂点とする三角形メッシュを設定し、当該三角形メッシュに基づいて前記受信ステップで受信した前記放送波に含まれる音声信号を前記複数のスピーカに分配するための信号分配係数を算出し、前記信号分配係数に基づいて生成した音声信号を前記複数のスピーカに出力することにより行われる、音声信号の再生方法を用いる。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
音源の位置情報が極座標で示された音声信号が含まれる放送波を受信する受信装置における前記音声信号の再生方法であって、
前記放送波を受信する受信ステップと、
前記受信装置の外部に円柱状に複数の層を形成するように配置された複数のスピーカに音声信号を出力する音声出力ステップと、
を備え、
前記音声出力ステップにおける音声信号の出力は、前記複数のスピーカを頂点とする三角形メッシュを設定し、当該三角形メッシュに基づいて前記受信ステップで受信した前記放送波に含まれる音声信号を前記複数のスピーカに分配するための信号分配係数を算出し、前記信号分配係数に基づいて生成した音声信号を前記複数のスピーカに出力することにより行われる、
音声信号の再生方法。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の音声信号の再生方法において、
前記信号分配係数の算出は、前記円柱状に複数の層を形成するように配置された前記複数のスピーカのうち、視聴位置を含む対称面を持つ左右対称の四角形を形成して配置されているスピーカについて、前記視聴位置から前記四角形内に向かう方向に仮想スピーカを配置し、前記複数のスピーカと前記仮想スピーカとを頂点とする三角形メッシュを設定し、当該三角形メッシュに基づいて前記音源の音声信号を多段階のベクトル分解することにより行われる、
音声信号の再生方法。
【請求項3】
請求項1に記載の音声信号の再生方法において、
前記信号分配係数の算出は、前記複数の層うちの視聴位置のある層のスピーカ配置面からみてスピーカの配置が無い方向にある前記音源について、前記視聴位置のある層のスピーカの配置面に前記音源の位置を正射影し、正射影された前記位置に音源があるとして行われる、
音声信号の再生方法。
【請求項4】
請求項1に記載の音声信号の再生方法において、
前記信号分配係数の算出は、前記複数の層うちの視聴位置のある層のスピーカ配置面からみてスピーカの配置が無い方向にある前記音源について、前記スピーカの配置が無い方向に仮想スピーカを配置し、前記複数のスピーカと前記仮想スピーカとを頂点とする三角形メッシュを設定し、当該三角形メッシュに基づいて前記音源の音声信号を分配した後、前記仮想スピーカに分配された音声信号を前記複数のスピーカに再配分することにより行われる、
音声信号の再生方法。
【請求項5】
請求項1に記載の音声信号の再生方法において、
前記信号分配係数の算出は、前記複数の層のうちスピーカが前方に偏って配置された層がある場合、スピーカが前方に偏って配置された前記層の中央または中央より後方に仮想スピーカを配置し、前記仮想スピーカを含む三角形メッシュ設定することにより行われる、
音声信号の再生方法。
【請求項6】
音源の位置情報が直交座標で示された音声信号が含まれる放送波を受信する受信装置における前記音声信号の再生方法であって、
前記放送波を受信する受信ステップと、
前記受信装置の外部に直方体状に複数の層を形成し、前記複数の層内でさらに複数の列を形成するように配置された複数のスピーカに音声信号を出力する音声出力ステップと、
を備え、
前記音声出力ステップにおける音声信号の出力は、前記音源の音声信号を前記複数の層に分配し、前記複数の層のそれぞれに分配された音声信号を前記複数の層のそれぞれの前記複数の列に分配し、前記複数の列のそれぞれに分配された音声信号を前記スピーカに分配するための信号分配係数を算出し、前記信号分配係数に基づいて生成した音声信号を前記複数のスピーカに出力することにより行われる、
音声信号の再生方法。
【請求項7】
請求項6に記載の音声信号の再生方法において、
前記信号分配係数の算出は、前記複数のスピーカが配置されている前記直方体状の空間の外側に前記音源があり、前記音源の位置と視聴位置とを結ぶ直線と前記直方体状の空間境界面との交点の位置が前記視聴位置と異なるときの前記音源について、前記交点の位置に音源があるとして行われる、
音声信号の再生方法。
【請求項8】
請求項6に記載の音声信号の再生方法において、
前記信号分配係数の算出は、前記複数のスピーカが配置されている前記直方体状の空間の外側に前記音源があり、前記音源の位置と視聴位置とを結ぶ直線と前記直方体状の空間境界面との交点の位置が前記視聴位置と同じときの前記音源について、前記視聴位置を含む前記空間境界面を延長した平面に前記音源の位置を正射影し、正射影された前記位置に音源があるとして行われる、
音声信号の再生方法。
【請求項9】
請求項6に記載の音声信号の再生方法において、
前記信号分配係数の算出は、前記複数のスピーカが配置されている前記直方体状の空間の外側にある前記音源について、前記空間の三次元方向の最大値と最小値の範囲内に入るように前記音源の位置座標の値を置き換え、置き換えた前記位置座標の値の位置に音源があるとして行われる、
音声信号の再生方法。
【請求項10】
請求項6に記載の音声信号の再生方法において、
前記信号分配係数の算出は、前記複数の層のうちスピーカが前方に偏って配置された層がある場合、スピーカが前方に偏って配置された前記層のスピーカと他の層の一部のスピーカとによる層を設定することにより行われる、
音声信号の再生方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音声信号の再生方法および出力制御方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来のアナログ放送サービスに替わり、1990年代後半より各国でデジタル放送サービスが開始された。デジタル放送サービスは、誤り訂正技術を用いた放送品質の向上、圧縮符号化技術を用いた多チャンネル化およびHD(High Definition)化、BML(Broadcast Markup Language)やHTML5(Hyper Text Markup Language version5)を用いたサービスのマルチメディア化、等を実現した。
【0003】
近年では、さらなる周波数使用効率の向上、高解像度化や高機能化を目的として、各国において、高度デジタル放送方式の検討が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-144020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現行のデジタル放送はサービスを開始してから既に10年以上を経過しており、現行のデジタル放送サービスを受信可能な放送受信装置が充分に普及している。このため、現在検討を進めている高度デジタル放送サービスを開始するにあたっては、現行のデジタル放送サービスとの互換性を考慮する必要がある。即ち、現行のデジタル放送サービスの視聴環境を維持しつつ、映像信号のUHD(Ultra High Definition)化等を実現することが好ましい。
【0006】
デジタル放送サービスでUHD放送を実現する技術として特許文献1に記載のシステムがある。しかしながら、特許文献1に記載のシステムは現行のデジタル放送に置き換えるものであり、現行のデジタル放送サービスの視聴環境の維持を考慮したものではない。
【0007】
本発明の目的は、現行のデジタル放送サービスとの互換性も考慮した、より高機能な高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲に記載の技術を用いる。
【0009】
一例を挙げるならば、音源の位置情報が極座標で示された音声信号が含まれる放送波を受信する受信装置における前記音声信号の再生方法であって、前記放送波を受信する受信ステップと、前記受信装置の外部に円柱状に複数の層を形成するように配置された複数のスピーカに音声信号を出力する音声出力ステップと、を備え、前記音声出力ステップにおける音声信号の出力は、前記複数のスピーカを頂点とする三角形メッシュを設定し、当該三角形メッシュに基づいて前記受信ステップで受信した前記放送波に含まれる音声信号を前記複数のスピーカに分配するための信号分配係数を算出し、前記信号分配係数に基づいて生成した音声信号を前記複数のスピーカに出力することにより行われる、音声信号の再生方法を用いれば良い。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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