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公開番号
2025093521
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209224
出願日
2023-12-12
発明の名称
絶縁樹脂フィルム付きリード
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
50/557 20210101AFI20250617BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】外装体との密着性に優れた絶縁樹脂フィルム付きリードの提供。
【解決手段】導体14と絶縁樹脂フィルム15を有し、導体の二辺に沿う軸をX軸、X軸と直交する軸をY軸とした場合に、導体は、X軸に沿った両端部に導体のX軸に沿った中心である第一中心から遠ざかるにつれて薄くなる導体テーパ部14Bを有し、絶縁樹脂フィルムは、X軸に沿って導体を横切り、導体の両端部からはみ出して重なり合うマージン部40を有するように配置され、絶縁樹脂フィルム、導体を積層した積層体は、X軸に沿った断面において樹脂テーパ部を有し、導体テーパ部の第一中心に近い端部を第一導体端部43、樹脂テーパ部の第一中心に近い端部を第一樹脂端部41、第一中心から離れた端部を第二樹脂端部42とした場合に、第一樹脂端部は第一導体端部と同じか、第一導体端部よりも第一中心に近い位置に、第二樹脂端部は導体の端部よりも第一中心から離れた位置にある。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
上面および下面が矩形形状を有する板状の導体と、
前記導体の前記上面に配置された第一絶縁樹脂フィルム、および前記導体の前記下面に配置された第二絶縁樹脂フィルムを含む絶縁樹脂フィルムと、を有し、
前記導体を、前記上面の鉛直方向に沿った上方から見て、選択された向き合う二辺に沿う軸をX軸、前記X軸と直交する軸をY軸とした場合に、
前記導体は、前記X軸に沿った両端部に、前記導体の前記X軸に沿った中心である第一中心から遠ざかるにつれて厚さが薄くなる導体テーパ部を有し、
前記第一絶縁樹脂フィルムおよび前記第二絶縁樹脂フィルムは、前記X軸に沿って、前記導体を横切って覆い、前記導体の両端部からはみ出して重なり合うマージン部を有するように、かつ前記導体のうち、前記Y軸に沿った両端部は覆わないように配置され、
前記絶縁樹脂フィルムおよび前記導体を積層した積層体の、前記X軸に沿った断面において、前記積層体は、前記第一中心から遠ざかるにつれて厚さが薄くなる樹脂テーパ部を有し、
前記導体テーパ部の前記第一中心に近い端部を第一導体端部とし、
前記樹脂テーパ部の前記第一中心に近い端部を第一樹脂端部、前記第一中心から離れた端部を第二樹脂端部とした場合に、
前記X軸に沿った前記第一樹脂端部の位置は、前記第一導体端部の位置と同じであるか、前記第一導体端部の位置よりも前記第一中心に近い位置にあり、
前記X軸に沿った前記第二樹脂端部の位置は、前記導体の前記X軸に沿った端部よりも前記第一中心から離れた位置にある、絶縁樹脂フィルム付きリード。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記X軸に沿った前記第二樹脂端部の位置は、前記マージン部の前記X軸に沿った中心である第二中心よりも、前記第一中心から離れた位置にある、請求項1に記載の絶縁樹脂フィルム付きリード。
【請求項3】
前記絶縁樹脂フィルムは、二層以上の複数の層を有する、請求項1または請求項2に記載の絶縁樹脂フィルム付きリード。
【請求項4】
前記絶縁樹脂フィルムの厚さが100μm以上である、請求項1または請求項2に記載の絶縁樹脂フィルム付きリード。
【請求項5】
前記マージン部の、前記X軸に沿った長さが5mm以下である、請求項1または請求項2に記載の絶縁樹脂フィルム付きリード。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、絶縁樹脂フィルム付きリードに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、金属箔からなる導体の両面から前記導体の長さ方向の両端部以外の箇所に一対の絶縁樹脂フィルムが貼り合わされたリード部材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-117705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
導体の上下面に絶縁樹脂フィルムが配置された、絶縁樹脂フィルム付きリードを外装体と熱溶着した場合に、外装体と、絶縁樹脂フィルム付きリードの絶縁樹脂フィルムとの間に空隙が生じる場合があった。
【0005】
空隙は、外装体と絶縁フィルムの密着力が弱まる要因となる。
【0006】
本開示は、外装体との密着性に優れた絶縁樹脂フィルム付きリードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の絶縁樹脂フィルム付きリードは、上面および下面が矩形形状を有する板状の導体と、
前記導体の前記上面に配置された第一絶縁樹脂フィルム、および前記導体の前記下面に配置された第二絶縁樹脂フィルムを含む絶縁樹脂フィルムと、を有し、
前記導体を、前記上面の鉛直方向に沿った上方から見て、選択された向き合う二辺に沿う軸をX軸、前記X軸と直交する軸をY軸とした場合に、
前記導体は、前記X軸に沿った両端部に、前記導体の前記X軸に沿った中心である第一中心から遠ざかるにつれて厚さが薄くなる導体テーパ部を有し、
前記第一絶縁樹脂フィルムおよび前記第二絶縁樹脂フィルムは、前記X軸に沿って、前記導体を横切って覆い、前記導体の両端部からはみ出して重なり合うマージン部を有するように、かつ前記導体のうち、前記Y軸に沿った両端部は覆わないように配置され、
前記絶縁樹脂フィルムおよび前記導体を積層した積層体の、前記X軸に沿った断面において、前記積層体は、前記第一中心から遠ざかるにつれて厚さが薄くなる樹脂テーパ部を有し、
前記導体テーパ部の前記第一中心に近い端部を第一導体端部とし、
前記樹脂テーパ部の前記第一中心に近い端部を第一樹脂端部、前記第一中心から離れた端部を第二樹脂端部とした場合に、
前記X軸に沿った前記第一樹脂端部の位置は、前記第一導体端部の位置と同じであるか、前記第一導体端部の位置よりも前記第一中心に近い位置にあり、
前記X軸に沿った前記第二樹脂端部の位置は、前記導体の前記X軸に沿った端部よりも前記第一中心から離れた位置にある。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、外装体との密着性に優れた絶縁樹脂フィルム付きリードを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の一態様に係る絶縁樹脂フィルム付きリードを適用した電池の説明図である。
図2は、本開示の一態様に係る絶縁樹脂フィルム付きリードの上面図である。
図3Aは、図1のA-A´線での断面図である。
図3Bは、図1のA-A´線での断面図の他の構成例である。
図4は、図2のB-B´線での断面図である。
図5は、実験例2で作製した絶縁樹脂フィルム付きリードに外装体を熱溶着した場合の積層体を含む面での断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施するための形態について、以下に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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