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公開番号2025093290
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2024162537
出願日2024-09-19
発明の名称固体電解コンデンサ及び固体電解コンデンサの製造方法
出願人株式会社トーキン
代理人個人,個人,個人
主分類H01G 9/00 20060101AFI20250616BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】陽極リードを陽極リードフレームにレーザ溶接する新たな製造方法であって、優れた特性の固体電解コンデンサを製造するのに適した製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、陽極体20と、陽極リード30と、陽極リードフレーム40とを備える固体電解コンデンサ10の製造方法を提供する。陽極リード30は、陽極体20の前面22から前方に延びている。陽極リードフレーム40は、立ち上げ部44を有している。本発明の製造方法は、立ち上げ部44の後面444における所定領域と陽極リード30の前端32とを対向させる対向ステップと、立ち上げ部44の上方且つ後方に位置する照射位置RPから立ち上げ部44の所定領域に向かってレーザ光LLを照射して、立ち上げ部44と陽極リード30の前端32とを溶接する溶接ステップとを備えている。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
陽極体と、陽極リードと、陽極リードフレームとを備える固体電解コンデンサの製造方法であって、
前記陽極リードは、前記陽極体の前後方向における前面から前方に延びており、
前記陽極リードフレームは、立ち上げ部を有しており、
前記立ち上げ部の後面における所定領域と前記陽極リードの前端とを対向させる対向ステップと、
前記前後方向と直交する上下方向において前記立ち上げ部の上方に位置し且つ前記立ち上げ部の後方に位置する照射位置から前記立ち上げ部の前記所定領域に向かってレーザ光を照射して、前記立ち上げ部と前記陽極リードの前記前端とを溶接する溶接ステップと
を備える
製造方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1記載の製造方法であって、
前記対向ステップにおいて、前記立ち上げ部の前記後面と前記陽極リードの前記前端との間に隙間が形成されている場合、前記隙間は上方に向かって広がっており、前記立ち上げ部の前記後面と前記陽極リードの前記前端とがなす角度は、13°以下である
製造方法。
【請求項3】
請求項2記載の製造方法であって、
前記対向ステップにおいて、前記陽極リードの前記前端と前記陽極リードの下端とがなす角度は、80°以上である
製造方法。
【請求項4】
請求項1記載の製造方法であって、
前記対向ステップにおいて、前記立ち上げ部の下端から前方に延びる仮想線と前記立ち上げ部の前記後面とがなす角度は、93°以下である
製造方法。
【請求項5】
請求項1記載の製造方法であって、
前記対向ステップにおいて、前記陽極リードの前記前端と前記陽極リードの下端とがなす角度は、90°以下である
製造方法。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれかに記載の製造方法であって、
前記所定領域における前記レーザ光の集光点の短径のサイズは、0.01mm以上且つ0.05mm以下である
製造方法。
【請求項7】
陽極体と、陽極リードと、陽極リードフレームとを備える固体電解コンデンサであって、
前記陽極リードは、前記陽極体の前後方向における前面から前方に延びており、
前記陽極リードフレームは、立ち上げ部を有しており、
前記陽極リードの前端は、前記立ち上げ部の後面における所定領域に溶接されており、
前記陽極リードの前記前端及び前記立ち上げ部の前記所定領域の少なくとも一方にレーザ痕が形成されている
固体電解コンデンサ。
【請求項8】
請求項7記載の固体電解コンデンサであって、
前記立ち上げ部は、前記前後方向と直交する横方向において、前記陽極リードの前記前端よりも大きなサイズを有しており、
前記立ち上げ部には、2つのノッチが形成されており、
前記2つのノッチは、前記立ち上げ部の前記横方向における両端に夫々形成されており、
前記ノッチの夫々は、前記横方向において前記立ち上げ部の内側に向かって凹んでいる
固体電解コンデンサ。
【請求項9】
請求項7記載の固体電解コンデンサであって、
前記立ち上げ部の前面には、凹部が形成されており、
前記凹部は、前記前後方向と直交する垂直面において前記所定領域と対応する位置にあり、後方に向かって凹んでいる
固体電解コンデンサ。
【請求項10】
請求項9記載の固体電解コンデンサであって、
前記凹部は、楕円形状を有しており、
前記凹部は、前記前後方向と直交する横方向において第1サイズを有しており、前記前後方向及び前記横方向の双方と直交する上下方向において第2サイズを有しており、
前記第2サイズは、前記第1サイズよりも大きい
固体電解コンデンサ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、陽極体と陽極リードと陽極リードフレームとを備える固体電解コンデンサに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
このタイプの固体電解コンデンサは、特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1には、アノード体(陽極体)と、アノードワイヤ(陽極リード)と、アノード終端部(陽極リードフレーム)とを備える固体電解コンデンサが開示されている。陽極体の前端には、有機電解質層が設けられている。有機電解質層は、光反射層によって覆われている。陽極リードフレームは、光反射層の前方に位置している。陽極リードは、光反射層を通過して前方に突出している。陽極リードは、陽極リードフレームにレーザ溶接される。特許文献1によれば、光反射層が設けられているため、レーザ溶接の際のレーザ光の反射に起因する有機電解質層の破損が防止され、これにより、固体電解コンデンサの特性の劣化が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5078827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
固体電解コンデンサの特性の劣化を防止しつつ、陽極リードと陽極リードフレームとを互いにレーザ溶接するための新たな技術が求められている。
【0006】
そこで、本発明は、陽極リードを陽極リードフレームにレーザ溶接する新たな製造方法であって、優れた特性の固体電解コンデンサを製造するのに適した製造方法を提供することを目的とする。また、本発明は、陽極リードが陽極リードフレームにレーザ溶接された固体電解コンデンサであって、優れた特性の固体電解コンデンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、第1の製造方法として、
陽極体と、陽極リードと、陽極リードフレームとを備える固体電解コンデンサの製造方法であって、
前記陽極リードは、前記陽極体の前後方向における前面から前方に延びており、
前記陽極リードフレームは、立ち上げ部を有しており、
前記立ち上げ部の後面における所定領域と前記陽極リードの前端とを対向させる対向ステップと、
前記前後方向と直交する上下方向において前記立ち上げ部の上方に位置し且つ前記立ち上げ部の後方に位置する照射位置から前記立ち上げ部の前記所定領域に向かってレーザ光を照射して、前記立ち上げ部と前記陽極リードの前記前端とを溶接する溶接ステップと
を備える
製造方法を提供する。
【0008】
本発明は、第2の製造方法として、第1の製造方法であって、
前記対向ステップにおいて、前記立ち上げ部の前記後面と前記陽極リードの前記前端との間に隙間が形成されている場合、前記隙間は上方に向かって広がっており、前記立ち上げ部の前記後面と前記陽極リードの前記前端とがなす角度は、13°以下である
製造方法を提供する。
【0009】
本発明は、第3の製造方法として、第2の製造方法であって、
前記対向ステップにおいて、前記陽極リードの前記前端と前記陽極リードの下端とがなす角度は、80°以上である
製造方法を提供する。
【0010】
本発明は、第4の製造方法として、第1の製造方法であって、
前記対向ステップにおいて、前記立ち上げ部の下端から前方に延びる仮想線と前記立ち上げ部の前記後面とがなす角度は、93°以下である
製造方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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