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公開番号
2025092245
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023208007
出願日
2023-12-08
発明の名称
運転支援装置、運転支援方法、およびプログラム
出願人
株式会社東芝
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G06Q
50/06 20240101AFI20250612BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 適切な薬品注入率を提示できるようにする。
【解決手段】 実施形態の運転支援装置は、原水の水質に応じた薬品注入率を示す第1の情報と、前記原水の水質の推移を示す第2の情報とに基づき、前記薬品注入率の推移の計画を設定する薬品注入率計画設定部と、前記原水への薬品注入後に得られる処理水の水質が所定の水質基準を満たしつつ水処理プロセスのコストが低減されるように前記薬品注入率の推移の計画を修正した修正後の薬品注入率の推移の計画を示す情報を生成する情報生成部とを具備する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
原水の水質に応じた薬品注入率を示す第1の情報と、前記原水の水質の推移を示す第2の情報とに基づき、前記薬品注入率の推移の計画を設定する薬品注入率計画設定部と、
前記原水への薬品注入後に得られる処理水の水質が所定の水質基準を満たしつつ水処理プロセスのコストが低減されるように前記薬品注入率の推移の計画を修正した修正後の薬品注入率の推移の計画を示す情報を生成する情報生成部と、
を具備する、運転支援装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記情報生成部は、
前記薬品注入率の推移の計画の中に、前記処理水の水質が前記水質基準を下回る薬品注入率がある場合、前記処理水の水質が前記水質基準を上回らないことを条件に、前記コストが低減されるように当該薬品注入率を修正し、
前記薬品注入率の推移の計画の中に、前記処理水の水質が前記水質基準を上回る薬品注入率がある場合、前記処理水の水質が前記水質基準を下回るように当該薬品注入率を修正する、
請求項1に記載の運転支援装置。
【請求項3】
前記第1の情報は、前記原水の水質に応じた薬品注入率を示すものとして浄水場で使用されている薬品注入率表に基づく情報である、
請求項1に記載の運転支援装置。
【請求項4】
前記第2の情報は、前記原水の水質の推移を示すものとして運転管理者により入力される情報もしくは予め用意された複数の情報の中から選択される情報である、
請求項1に記載の運転支援装置。
【請求項5】
前記原水の水質ごとに、前記薬品注入率に応じて変化する前記処理水の水質を予測する水質予測部をさらに具備する、
請求項1に記載の運転支援装置。
【請求項6】
前記水質予測部は、
前記薬品注入率に対する前記処理水の水質を、前記原水の水質の計測値、前記処理水の水質の計測値、および天候を示す情報を用いて予測する、
請求項5に記載の運転支援装置。
【請求項7】
前記水質予測部による水質予測結果に対し、前記コストの評価を行うコスト評価部をさらに具備する、
請求項6に記載の運転支援装置。
【請求項8】
前記水質予測部の水質予測結果および前記コスト評価部のコスト評価結果を用いて、前記原水の水質ごとに、前記処理水の水質が前記水質基準を上回らないことを条件に前記コストを低減させる薬品注入率を判定する最適注入率判定部をさらに具備する、
請求項7に記載の運転支援装置。
【請求項9】
薬品注入率計画設定部により、原水の水質に応じた薬品注入率を示す第1の情報と、前記原水の水質の推移を示す第2の情報とに基づき、前記薬品注入率の推移の計画を設定することと、
情報生成部により、前記原水への薬品注入後に得られる処理水の水質が所定の水質基準を満たしつつ水処理プロセスのコストが低減されるように前記薬品注入率の推移の計画を修正した修正後の薬品注入率の推移の計画を示す情報を生成することと、
を含む、運転支援方法。
【請求項10】
1つ又は複数のコンピュータに、
原水の水質に応じた薬品注入率を示す第1の情報と、前記原水の水質の推移を示す第2の情報とに基づき、前記薬品注入率の推移の計画を設定する機能と、
前記原水への薬品注入後に得られる処理水の水質が所定の水質基準を満たしつつ水処理プロセスのコストが低減されるように前記薬品注入率の推移の計画を修正した修正後の薬品注入率の推移の計画を示す情報を生成する機能と、
を実現させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、運転支援装置、運転支援方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
浄水場では、河川などから流入する原水(被処理水)に対して薬品を注入する等の各種の処理を行う水処理プロセスのために、着水井、薬品混和池、フロック形成池、沈殿池などが設けられている。これらに被処理水が流入してから必要な処理が全て完了するまでに数時間を要するため、数時間後までの水質の状態を想定した水質管理が行われている。
【0003】
上記水質管理においては、被処理水に注入する薬品(例えば凝集剤やpH調整剤など)の薬品注入率は、一般に水処理プロセスについて熟練した運転管理者の知識や経験等のノウハウに基づいて決定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4789277号公報
特許第7303101号公報
特許第7263020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
被処理水に注入する薬品の薬品注入率は、熟練した運転管理者の知識や経験等のノウハウに基づいて決定されたものであっても、水処理プロセスを経て得られる処理水の水質を最適な状態にすることは容易なことではない。例えば、処理水の数時間後の濁度が予想に反して高くなることもあり得る。また、濁度を低くすることができても凝集剤等の薬品などにかかるコストが予想以上に増大することもあり得る。
【0006】
発明が解決しようとする課題は、適切な薬品注入率を提示することのできる運転支援装置、運転支援方法、およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の運転支援装置は、原水の水質に応じた薬品注入率を示す第1の情報と、前記原水の水質の推移を示す第2の情報とに基づき、前記薬品注入率の推移の計画を設定する薬品注入率計画設定部と、前記原水への薬品注入後に得られる処理水の水質が所定の水質基準を満たしつつ水処理プロセスのコストが低減されるように前記薬品注入率の推移の計画を修正した修正後の薬品注入率の推移の計画を示す情報を生成する情報生成部とを具備する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る運転支援装置を含む水処理システム全体の構成の一例を示す図である。
図2は、水処理プロセス10に関わる構成の一例を示す図である。
図3は、図1中に示される運転支援装置101の構成の一例を示す図である。
図4は、薬品注入率リストの一例を示す図である。
図5は、原水水質シナリオを表したグラフの一例を示す図である。
図6は、薬品注入率の推移の計画を表したグラフの一例を示す図である。
図7は、修正後の薬品注入率の推移の計画を表したグラフの一例を示す図である。
図8は、図5中の前半部分(原水濁度が“2[度]”の時間帯)を対象に、凝集剤の注入率(計画注入率)[mg/L]に応じて変化する沈殿池出口の濁度[度]とコスト増割合[%]とを求めたグラフの一例を示す図である。
図9は、図5中の後半部分(原水濁度が“8[度]”の時間帯)を対象に、凝集剤の注入率(計画注入率)[mg/L]に応じて変化する沈殿池出口の濁度[度]とコスト増割合[%]とを求めたグラフの一例を示す図である。
図10は、運転支援装置101の制御部201による主な動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、実施の形態について説明する。
【0010】
(システムの構成)
図1に、実施形態に係る運転支援装置を含む水処理システム全体の構成の一例を示す。
(【0011】以降は省略されています)
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