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公開番号
2025089755
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204585
出願日
2023-12-04
発明の名称
エルゴチオネイン高含有キノコ栽培が可能な菌床培地
出願人
国立大学法人山梨大学
代理人
SK弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
A01G
18/20 20180101AFI20250609BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】エルゴチオネインを高く含有するキノコの栽培方法は明らかになっていない。
【解決手段】 本発明の目的は、精米時廃棄物(A)と、飲料固形残渣(B)と、生ゴミ(C)と、炭酸カルシウム(D)と、を含む、エルゴチオネイン高含有キノコ栽培用菌床培地であって、上記精米時廃棄物(A)、上記飲料固形残渣(B)、上記生ゴミ(C)及び上記炭酸カルシウム(D)の合計を100質量部としたとき、上記精米時廃棄物(A)20から40質量部、上記飲料固形残渣(B)30から50質量部、上記生ゴミ(C)10から30質量部、上記炭酸カルシウム(D)1から10質量部、を含有した菌床培地を提供することである。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
精米時廃棄物(A)と、
飲料固形残渣(B)と、
生ゴミ(C)と、
炭酸カルシウム(D)と、
を含む、エルゴチオネイン高含有キノコ栽培用菌床培地であって、
前記精米時廃棄物(A)、前記飲料固形残渣(B)、前記生ゴミ(C)及び前記炭酸カルシウム(D)の合計を100質量部としたとき、
前記精米時廃棄物(A)20から40質量部、
前記飲料固形残渣(B)30から50質量部、
前記生ゴミ(C)10から30質量部、
前記炭酸カルシウム(D)1から10質量部、
を含有した菌床培地。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記精米時廃棄物(A)は、もみ殻及び米ぬかである、請求項1に記載の菌床培地。
【請求項3】
前記精米時廃棄物(A)におけるもみ殻:米ぬかで表される質量比は、30:70から70:30である、請求項2に記載の菌床培地。
【請求項4】
前記飲料固形残渣(B)は、茶粕及び豆粕である、請求項1に記載の菌床培地。
【請求項5】
前記茶粕は、麦茶粕であり、
前記豆粕は、コーヒー豆粕である、
請求項4に記載の菌床培地。
【請求項6】
前記飲料固形残渣(B)における茶粕:豆粕で表される質量比は、30:70から70:30である、請求項4に記載の菌床培地。
【請求項7】
前記キノコは、ヒラタケ又はタモギタケである、請求項1に記載の菌床培地。
【請求項8】
前記生ゴミにおける炭素率は、10から18%である、請求項1に記載の菌床培地。
【請求項9】
精米時廃棄物(E)と、
任意成分であるデンプン(F)と、
炭酸カルシウム(G)と、
を含む、キノコの種菌製造用種菌培地であって、
前記精米時廃棄物(E)、前記デンプン(F)及び前記炭酸カルシウム(G)の合計を100質量部としたとき、
前記精米時廃棄物(E)80から98質量部、
前記デンプン(F)0から10質量部、
前記炭酸カルシウム(G)1から10質量部、
を含有した種菌培地。
【請求項10】
前記精米時廃棄物(E)は、もみ殻及び米ぬかである、請求項9に記載の種菌培地。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エルゴチオネイン高含有キノコ栽培が可能な菌床培地及びエルゴチオネイン高含有キノコ栽培方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
エルゴチオネインは、キノコなどの菌類や一部の細菌が生成できる強い抗酸化作用を持つアミノ酸の一種である。この物質は100年以上前に発見された化合物だが、その高い抗酸化力のため、抗酸化能に焦点があてられることが多く、エルゴチオネインが持つ機能性や医薬品としての将来性については殆んど認識されていないのが現状である。
【0003】
エルゴチオネインは、現代人にとって不可欠なアミノ酸であり、現代人が苦しんでいる多様な疾患の防御と改善に有効な物質である。
【0004】
特許文献1には、タモギタケ子実体におけるエルゴチオネイン濃度の向上方法およびエルゴチオネイン含有組成物の製造方法が開示されている。
【0005】
他方、健康志向の高まりやヴィーガン人口の増加を背景に、キノコ市場は拡大を続けている。キノコの消費は、発展途上国でも増加傾向にあり、発展途上国での雇用創出や食糧供給にもつながる。2019年に335億5,300万米ドルだった市場規模は、2027年には533億4,200万米ドルに達すると予想されている。
【0006】
しかしながら、昨今の不安定な世界情勢は、人々の生活に大きな影響を及ぼしている。食料安全保障もその1つであり、食料自給率が低く、多くを輸入に頼る我が国において、国内で発生した食品残渣を再資源化し、循環していく食糧生産システムの構築は最重要課題と言える。
【0007】
平成13年5月に施行された食品リサイクル法を皮切りに人々のリサイクル意識は向上したが、実際の取り組みについては、まだ十分とは言えない状況にある。生ゴミの年間排出量は 1,800 万トン強であり、食品ロスもR2年度では年間522万トン発生している。
【0008】
また、日本人になじみが深く、日常的に飲用されているコーヒーや麦茶は、その抽出段階で抽出粕が多く発生し、コーヒー粕で年間およそ85万トン、麦茶粕で12万トンが食品残渣として排出されている。これら食品残渣はいずれも一部は肥料や飼料にリサイクルされているが、多くは産業廃棄物として廃棄されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2021-083362
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
廃棄されている生ゴミの再利用は、検討されているものの、生ゴミをキノコ栽培に利用し、機能性物質を高く含有するキノコの栽培方法は明らかになっていない。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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