TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025086687
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200867
出願日
2023-11-28
発明の名称
運行管理システムおよび運行管理方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
G08G
1/00 20060101AFI20250602BHJP(信号)
要約
【課題】配送を行う走行経路を計画する際に、電気自動車の消費電力を高精度に見積もることができる運行管理システム、運行管理方法を提供する。
【解決手段】電気自動車である車両300の走行経路における配送による停止回数の多寡を密集度として、密集度を考慮して配送地点での荷重変化を推定する荷重推移推定部224と、推定された荷重に基づき走行経路の消費電力を算出する消費電力算出部225と、を備える運行管理システム200。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電気自動車の走行経路における配送による停止回数の多寡を密集度として、前記密集度を考慮して配送地点での荷重変化を推定する荷重推移推定部と、
推定された荷重に基づき走行経路の消費電力を算出する消費電力算出部と、
を備える運行管理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記消費電力算出部は、前記配送地点および信号により停止する地点である停止地点での前記電気自動車の発車時の負荷を含めて消費電力を算出する請求項1に記載の運行管理システム。
【請求項3】
前記消費電力算出部は、前記負荷を、前記配送地点および前記停止地点のそれぞれにおける車重の合計に予め定められた消費電力係数を乗算することにより算出する請求項2に記載の運行管理システム。
【請求項4】
前記電気自動車の信号により停止する地点である停止地点を推定する信号停止地点推定部をさらに備える請求項1に記載の運行管理システム。
【請求項5】
前記信号停止地点推定部は、前記電気自動車の走行履歴により信号で停止した実績を基に、信号により停止する率である信号停止係数を算出し前記停止地点を推定する請求項4に記載の運行管理システム。
【請求項6】
前記荷重推移推定部は、過去の配達の実績を基に算出され、再配達が必要であると推定される率に基づき荷重変化を推定する請求項1に記載の運行管理システム。
【請求項7】
前記荷重推移推定部は、再配達が必要であると推定される配送物の個数を基に荷重変化を推定する請求項6に記載の運行管理システム。
【請求項8】
電気自動車の走行経路を計画する経路計画部と、
前記経路計画部が計画した一の走行経路について前記消費電力算出部により算出された消費電力と電気自動車の電池残量とを比較することで、電気自動車が電欠になるか否かを判定する電欠判定部と、
をさらに備え、
前記電欠判定部が、前記一の走行経路について電欠になると判定した場合、前記経路計画部は、他の走行経路を再計画する請求項1に記載の運行管理システム。
【請求項9】
電気自動車の走行経路において、前記電気自動車の信号により停止する地点である停止地点を推定する信号停止地点推定部と、
前記走行経路において、配送により停止する地点である配送地点での荷重変化を推定する荷重推移推定部と、
推定された荷重に基づき、推定された前記停止地点および前記配送地点での前記電気自動車の発車時の負荷を含めて消費電力を算出する消費電力算出部と、
を備える運行管理システム。
【請求項10】
プロセッサがメモリに記録されたプログラムを実行することにより、
電気自動車の走行経路における配送による停止回数の多寡を密集度として、前記密集度を考慮して配送地点での荷重変化を推定し、
推定された荷重に基づき走行経路の消費電力を算出する、
運行管理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、運行管理システム、運行管理方法に関する。本発明は、特に、電気自動車の消費電力を推定し、これに基づき走行経路を計画する場合に好適に使用できる運行管理システム等に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、昨今、環境に配慮する観点から、電力により動作する電気自動車が用いられつつある。そして、電気自動車を用いて配送を行う試みがなされている。
【0003】
特許文献1には、電気自動車の消費電力量(コスト値)を推定する装置は、電気自動車が道路リンクを走行する際の態様を示す走行モデルを道路リンクにおける停止回数毎に複数種類について記憶する記憶部と、道路リンクにおける電気自動車の停止回数を推定する停止回数推定部と、消費電力量(コスト値)を求める処理部とを備えることが記載されている。処理部は、停止回数推定部が推定した停止回数に対応し、かつ、複数種類の走行モデルの中から選択した特定走行モデルを用いて、道路リンクを電気自動車が走行するために要する消費電力量を求める。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-18392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電気自動車の消費電力を見積もる際に、予測した消費電力より実際の消費電力が上回った場合、電欠が発生し、車両は停止してしまう。この場合、例えば、別車両の手配や積荷の載せ替え等の電欠による計画修正のコストが発生する。対して、予測した消費電力より実際の消費電力が大きく下回った場合、走行計画のバッファが大きすぎることになり、必要台数より多くの車両にて配送をする必要がある。この場合、例えば、定常コストの増加が発生する。
本発明は、電気自動車により配送を行う走行経路を計画する際に、電気自動車の消費電力を高精度に見積もることができる運行管理システム、運行管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため本発明は、電気自動車の走行経路における配送による停止回数の多寡を密集度として、密集度を考慮して配送地点での荷重変化を推定する荷重推移推定部と、推定された荷重に基づき走行経路の消費電力を算出する消費電力算出部と、を備える運行管理システムである。この場合、電気自動車により配送を行う走行経路を計画する際に、電気自動車の消費電力を高精度に見積もることができる運行管理システムを提供できる。
【0007】
ここで、例えば、消費電力算出部は、配送地点および信号により停止する地点である停止地点での電気自動車の発車時の負荷を含めて消費電力を算出する。この場合、荷重の影響を考慮して電気自動車の消費電力を高精度に見積もることができる。
また、例えば、消費電力算出部は、負荷を、配送地点および停止地点のそれぞれにおける車重の合計に予め定められた消費電力係数を乗算することにより算出する。この場合、負荷を含めて消費電力を算出するのに、より適した算出式を用いることができる。
さらに、例えば、電気自動車の信号により停止する地点である停止地点を推定する信号停止地点推定部をさらに備える。この場合、信号による停止回数をより正確に求めることができる。
またさらに、例えば、信号停止地点推定部は、電気自動車の走行履歴により信号で停止した実績を基に、信号により停止する率である信号停止係数を算出し停止地点を推定する。この場合、信号による停止地点をより正確に推定することができる。
そして、例えば、荷重推移推定部は、過去の配達の実績を基に算出され、再配達が必要であると推定される率に基づき荷重変化を推定する。この場合、配送物の配達の可否を考慮して負荷を含めて消費電力を算出することができる。
また、例えば、重推移推定部は、再配達が必要であると推定される配送物の個数を基に荷重変化を推定する。この場合、配送物の個々の重量がわからなくても荷重変化を推定することができる。
さらに、例えば、電気自動車の走行経路を計画する経路計画部と、経路計画部が計画した一の走行経路について消費電力算出部により算出された消費電力と電気自動車の電池残量とを比較することで、電気自動車が電欠になるか否かを判定する電欠判定部と、をさらに備え、電欠判定部が、一の走行経路について電欠になると判定した場合、経路計画部は、他の走行経路を再計画する。この場合、より適した走行経路を求めることができる。
【0008】
また、本発明は、電気自動車の走行経路において、電気自動車の信号により停止する地点である停止地点を推定する信号停止地点推定部と、走行経路において、配送により停止する地点である配送地点での荷重変化を推定する荷重推移推定部と、推定された荷重に基づき、推定された停止地点および配送地点での電気自動車の発車時の負荷を含めて消費電力を算出する消費電力算出部と、を備える運行管理システムである。この場合、電気自動車により配送を行う走行経路を計画する際に、電気自動車の消費電力を高精度に見積もることができる運行管理システムを提供できる。
【0009】
さらに、本発明は、プロセッサがメモリに記録されたプログラムを実行することにより、電気自動車の走行経路における配送による停止回数の多寡を密集度として、密集度を考慮して配送地点での荷重変化を推定し、推定された荷重に基づき走行経路の消費電力を算出する、運行管理方法である。この場合、電気自動車により配送を行う走行経路を計画する際に、電気自動車の消費電力を高精度に見積もることができる運行管理方法を提供できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、電気自動車により配送を行う走行経路を計画する際に、電気自動車の消費電力を高精度に見積もることができる運行管理システム、運行管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社日立製作所
軌条車両
6日前
株式会社日立製作所
軌条車両
6日前
株式会社日立製作所
電力変換器
4日前
株式会社日立製作所
情報処理装置
11日前
株式会社日立製作所
撮像システム
14日前
株式会社日立製作所
情報処理装置
7日前
株式会社日立製作所
電力変換装置
10日前
株式会社日立製作所
電力変換装置
10日前
株式会社日立製作所
対策計画作成支援装置
今日
株式会社日立製作所
塗装装置、及び塗装方法
14日前
株式会社日立製作所
埋設物判別装置及び方法
11日前
株式会社日立製作所
乗りかご及びエレベーター
今日
株式会社日立製作所
情報処理装置及び情報処理方法
今日
株式会社日立製作所
窒化処理部品およびその製造方法
6日前
株式会社日立製作所
水処理システム、及び水処理方法
7日前
株式会社日立製作所
設計支援装置および設計支援方法
13日前
株式会社日立製作所
営業支援装置、及び営業支援方法
今日
株式会社日立製作所
計画分析方法及び計画分析システム
11日前
株式会社日立製作所
通信中継システム及び通信中継装置
11日前
株式会社日立製作所
開発支援システム及び開発支援方法
13日前
株式会社日立製作所
分析システムおよび分析プログラム
4日前
株式会社日立製作所
情報処理システム及び指標算出方法
5日前
株式会社日立製作所
運行管理システムおよび運行管理方法
7日前
株式会社日立製作所
データ出力装置およびデータ出力方法
14日前
株式会社日立製作所
EMC対策システム及びEMC対策方法
6日前
株式会社日立製作所
故障予兆診断装置及び故障予兆診断方法
5日前
株式会社日立製作所
スパイク予測装置およびスパイク予測方法
10日前
株式会社日立製作所
価格推移予測装置、および価格推移予測方法
10日前
株式会社日立製作所
変復調方法およびそれを用いる無線通信装置
10日前
株式会社日立製作所
生成装置、生成方法、および生成プログラム
10日前
株式会社日立製作所
配電計画作成装置および配電計画作成システム
今日
株式会社日立製作所
電界放出電子源、電子光学装置、及び製造方法
10日前
株式会社日立製作所
マルチテナントサービス提供方法及びシステム
13日前
株式会社日立製作所
業務改善支援装置、および、業務改善支援方法
5日前
株式会社日立製作所
計算機システム、情報処理方法、及びプログラム
4日前
株式会社日立製作所
スケジュール立案装置及びスケジュール立案方法
6日前
続きを見る
他の特許を見る