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公開番号
2025087206
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201705
出願日
2023-11-29
発明の名称
スケジュール立案装置及びスケジュール立案方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
G06Q
10/083 20240101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約
【課題】輸送効率が高く且つスケジュール修正の必要が生じたとしてもスケジュール修正が容易な輸送スケジュール及び充電スケジュールを提供する。
【解決手段】スケジュール立案装置は、輸送スケジュールと充電スケジュールとを含んだスケジュール組合せを、複数のパラメータ値を基に立案し、立案された一つ又は複数のスケジュール組合せの各々について、輸送の効率性とスケジュール修正の容易性とを評価し、効率性と修正容易性とが相対的に高いスケジュール組合せの少なくとも一部に基づく情報を出力する。一つ又は複数通りの制約パラメータ値組合せの各々について、当該制約パラメータ値組合せは、複数の制約パラメータ名にそれぞれ対応した複数の制約パラメータ値で構成された組合せである。少なくとも一つの制約パラメータ名の制約パラメータ値が、修正容易性に影響する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
充電が必要とされる複数の電動車両を含んだ複数の輸送車両により複数の地点に複数の荷物を輸送するための輸送スケジュールと、前記複数の電動車両について充電のためのスケジュールであり当該輸送スケジュールに基づくスケジュールである充電スケジュールとを含んだスケジュール組合せの立案に使用される複数のパラメータ値を入力する入力部と、
前記複数のパラメータ値を基に一つ又は複数のスケジュール組合せを立案するスケジュール立案部と、
前記一つ又は複数のスケジュール組合せの各々について、輸送の効率性である効率性とスケジュール修正の容易性である修正容易性とを評価する評価部と、
対象スケジュール組合せの少なくとも一部に基づく情報を出力する出力部と
を備え、
前記複数のパラメータ値は、複数の予測パラメータ値と、一つ又は複数通りの制約パラメータ値組合せとを含み、
各予測パラメータ値は、パラメータ名についての予測値であり、
複数の制約パラメータ名の各々について、一つ又は複数の制約パラメータ値があり、
前記一つ又は複数通りの制約パラメータ値組合せの各々について、当該制約パラメータ値組合せは、前記複数の制約パラメータ名にそれぞれ対応した複数の制約パラメータ値で構成された組合せであり、
少なくとも一つの制約パラメータ名の制約パラメータ値が、前記修正容易性に影響し、
前記対象スケジュール組合せは、前記効率性と前記修正容易性とが相対的に高いスケジュール組合せである、
スケジュール立案装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記評価部は、前記一つ又は複数のスケジュール組合せの各々について、前記効率性及び前記修正容易性の他に、スケジュール修正の必要性である修正必要性を評価し、
前記複数のパラメータ値は、前記複数の予測パラメータ値のうちの一つ以上の予測パラメータ値の各々に関連付けられたバッファ値を含み、
少なくとも一つのバッファ値が、前記修正必要性に影響し、
前記対象スケジュール組合せは、前記効率性と前記修正容易性とが相対的に高く前記修正必要性が相対的に低いスケジュール組合せである、
請求項1に記載のスケジュール立案装置。
【請求項3】
それぞれバッファ値が関連付けられる前記一つ以上の予測パラメータ値は、充電が行われ得る地点の建屋の消費電力と、デマンド目標と、輸送開始時の電動車両の電力残量と、電費と、地点間の消費電力と、地点の出発日時と、地点の到着日時と、及び、荷物量と、のうちの少なくとも一つである、
請求項2に記載のスケジュール立案装置。
【請求項4】
前記スケジュール立案部は、前記一つ又は複数通りの制約パラメータ値組合せの各々について、一つ又は複数のスケジュール組合せを立案する、
請求項1に記載のスケジュール立案装置。
【請求項5】
前記複数の制約パラメータ値は、スケジュール組合せの修正の必要が生じた場合には輸送スケジュールの修正コストをなるべく小さくするべく充電スケジュールを優先的に修正するために充電スケジュールの修正コストに影響する一つ又は複数の第1の制約パラメータ値を含む、
請求項1に記載のスケジュール立案装置。
【請求項6】
前記一つ又は複数の第1の制約パラメータ値は、充電モードが急速である充電器の総使用時間の上限値と、充電せず地点に滞在している一つ以上の車両の滞在時間の合計時間の下限値と、デマンド目標と予測ピーク電力との差分の下限値と、営業時間中に一地点に同時滞在する車両数の上限値と、航続距離に対する走行距離の比率が閾値以上である電動車両数の上限値と、のうちの少なくとも一つを含む、
請求項5に記載のスケジュール立案装置。
【請求項7】
前記複数の制約パラメータ値は、輸送スケジュールの修正コストに影響する一つ又は複数の第2の制約パラメータ値を含み、
前記一つ又は複数の第2の制約パラメータ値は、集荷又は納品時間枠の長さが閾値以下の作業が連続して行われる回数の上限値と、集荷又は納品作業の終了日時と集荷又は納品期限との差の下限値と、のうちの少なくとも一つを含む、
請求項1に記載のスケジュール立案装置。
【請求項8】
前記複数のパラメータ値に含まれる又は前記複数のパラメータ値の少なくとも一部から得られる一つ以上のパラメータ値であって、前記効率性に影響する一つ以上のパラメータ値は、電力残量が少なくなる又は電欠する電動車両数と、輸送できない荷物量と、使用される車両数と、輸送費用と、輸送時間と、輸送による消費電力量と、輸送による二酸化炭素排出量と、充電に要する電力料金と、のうちの少なくとも一つである、
請求項1に記載のスケジュール立案装置。
【請求項9】
前記対象スケジュール組合せは、前記効率性及び前記修正容易性がパレート最適となるスケジュール組合せ、又は、前記効率性及び前記修正容易性の評価が最良のスケジュール組合せである、
請求項1に記載のスケジュール立案装置。
【請求項10】
前記出力部が、下記(a)乃至(d)のうちの少なくとも一つを行う、
(a)表示装置又は遠隔の計算機に、前記対象スケジュール組合せのうちの輸送スケジュール及び/又は充電スケジュールを表示する、
(b)前記複数の輸送車両のうちの少なくとも一つの輸送車両について、当該輸送車両に存在する情報処理端末に、前記対象スケジュール組合せのうち当該輸送車両に該当する輸送スケジュール部分及び/又は充電スケジュール部分を表す情報を送信する、
(c)前記複数の地点のうちの少なくとも一つの地点について、当該地点に存在する情報処理端末に、前記対象スケジュール組合せのうち当該地点に該当する輸送スケジュール部分及び/又は充電スケジュール部分を表す情報を送信する、
(d)前記複数の地点のうちの少なくとも一つの充電可能な地点について、当該地点に存在する充電器を制御する充電制御装置に、前記対象スケジュール組合せのうち当該地点に該当する充電スケジュール部分に従う充電制御情報を送信する、
請求項1に記載のスケジュール立案装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、スケジュール立案のための技術に関し、特に、電動車両による輸送のスケジュールと電動車両の充電のスケジュールとを立案する技術に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
電動車両をトラックのような輸送車両として採用する場合、輸送スケジュールの他に充電スケジュールを立案することが望ましい。電動車両として例えば電気自動車がある。電気自動車の輸送スケジュールと充電スケジュールの立案技術として、特許文献1に記載の技術がある。この公報には、「前記各電気自動車の充電スケジュールと前記各電気自動車の車両運行スケジュールとを統合して、各スケジュールを調整した上で決定することを特徴とするバッテリ充電システム。」という記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-231258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
輸送スケジュール及び充電スケジュールの立案には複数の予測パラメータ値が参照される。「予測パラメータ値」は、輸送スケジュール及び/又は充電スケジュールの基になる予測値である。予測パラメータ値としては、例えば、建屋の消費電力や荷物量等がある。複数の予測パラメータ値を含む複数のパラメータ値に基づき、週末や前日の夜間等に輸送スケジュールと配送スケジュールが立案される。
【0005】
少なくとも一つの予測パラメータ値には予測誤差があり得る。予測誤差が発生するリスクを考慮して、一旦立案されたスケジュールをスケジュール担当者が修正する必要がないように、スケジュール立案のために入力される少なくとも一つの予測パラメータ値は、余力を持たせた値とされる。この余力としての値を「バッファ値」と言う。バッファ値は、予測パラメータ値の予測誤差の許容度と言うこともできる。
【0006】
輸送負荷が増える方向に予測が外れるとの仮定がされた場合、必要車両台数や稼働時間といった予測パラメータ値について大きなバッファ値を設定することで、予測が外れてもスケジュール修正の必要の無いスケジュールが期待される。しかし、必要車両台数や稼働時間等が大きく見積もられているため、そのスケジュールは、輸送の効率性が低いスケジュールである。
【0007】
近年輸送業は労働者不足が社会問題となっているため、効率性を向上することが望ましい。効率性を向上するためにはバッファ値を小さくすればよい。しかし、バッファ値を小さくするとスケジュール修正の必要性が高くなってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題の少なくとも一つを解決するための、代表的な本発明の一つは、以下の通りである。スケジュール立案装置は、充電が必要とされる複数の電動車両を含んだ複数の輸送車両により複数の地点に複数の荷物を輸送するための輸送スケジュールと、複数の電動車両について充電のための充電スケジュール(当該輸送スケジュールに基づくスケジュール)とを含んだスケジュール組合せを、複数のパラメータ値を基に立案する。スケジュール立案装置は、一つ又は複数のスケジュール組合せの各々について、輸送の効率性とスケジュール修正の容易性とを評価し、効率性と修正容易性とが相対的に高いスケジュール組合せの少なくとも一部に基づく情報を出力する。複数のパラメータ値は、複数の予測パラメータ値と、一つ又は複数通りの制約パラメータ値組合せとを含む。各予測パラメータ値は、パラメータ名についての予測値である。複数の制約パラメータ名の各々について、一つ又は複数の制約パラメータ値がある。一つ又は複数通りの制約パラメータ値組合せの各々について、当該制約パラメータ値組合せは、複数の制約パラメータ名にそれぞれ対応した複数の制約パラメータ値で構成された組合せである。少なくとも一つの制約パラメータ値が、修正容易性に影響する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、スケジュール修正の必要が生じたとしてもスケジュール修正が容易であり、且つ、輸送効率が高い輸送スケジュール及び充電スケジュールを提供することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例に係るスケジュール立案システムの構成の一例及びスケジュール立案装置の機能構成の一例を示す図である。
実施例に係るスケジュール立案システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
実施例で行われる一連の処理の一例を示すフローチャートである。
実施例に係る予測実績情報のデータ構造の一例を示す図表である。
実施例に係るパラメータ情報のデータ構造の一例を示す図表である。
実施例に係る注文情報のデータ構造の一例を示す図表である。
実施例に係る車両情報のデータ構造の一例を示す図表である。
実施例に係る地点情報のデータ構造の一例を示す図表である。
実施例に係る充電器情報のデータ構造の一例を示す図表である。
実施例に係る移動コスト情報のデータ構造の一例を示す図表である。
実施例に係る評価情報のデータ構造の一例を示す図表である。
実施例に係る輸送スケジュール案情報のデータ構造の一例を示す図表である。
実施例に係る充電スケジュール案情報のデータ構造の一例を示す図表である。
実施例に係るスケジュール立案処理の一例を示すフローチャートである。
実施例に係るスケジュール評価処理の一例を示すフローチャートである。
実施例に係る輸送管理画面の一例を示す図である。
実施例に係る充電管理画面の一例を示す図である。
実施例に係る車両向け画面の一例を示す図である。
実施例に係る地点向け画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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